──7th singleのタイトル曲「また夏に帰ろう」は、ケツメイシのRYOJIさんが楽曲提供をしたとても素敵な楽曲になっていますね。

海帆「ありがとうございます! 僕はラップの前半部分を歌わせていただいているんですが、<画面では世界と繋がって>、<何度も観たYouTubeの画面より 忘れられない君との名場面>というリリックがすごくリアルなんです。僕たちは、デビューする前にYouTubeの画面をみながら、“こういうステージに立ちたい”とか“こんな憧れの人になりたい”とずっと思っていました。それは今も変わっていないからこそ、歌っていてすごくグッときたんです」

小堀柊「僕のパートである<行く宛も無くただ夜空を眺めたり>というフレーズもすごくリアルでした。というのも、僕は普段、リフレッシュしたくなると、何も考えずに夜に散歩をしに行くんです。でも、そういう人ってとても多いと思うんです。だからこそ、きっと、これは僕たちだけでなく、多くの人も共感できるリリックだと思います」

──RYOJIさんの日本語の言葉選びはすごく美しいですよね。

四谷真佑「すごくいいですよね。僕は<描き始めた未来に笑顔溢れたりして>というところがすごく好きなんです。前向きにワクワクしている気持ちを感じますし、初めてのことや、明日の楽しみを想ってニヤッとしたりすることを感じられて、歌っていてもすごく楽しいです。既にリリースイベントで歌っているんですが、THmeの反応もすごく良くて! 特典会でみんなが好きな振り付けを教えてくれたり、歌詞や曲の好きなところを教えてくれることも多いので、僕たちもすごく嬉しいです」

──この曲の歌詞に、OCTPATHの今を重ねるTHmeも多いのではないでしょうか?

古瀬直輝「そうだと嬉しいです。僕自身は、<春を超え夏に帰ろう>、<この場所でまた夏に帰ろう>という部分がすごく好きなんです。ここをみんなと歌いたいですし、振り付けも真似がしやすくなっているので楽しんでもらいたいです」

──振り付けはどなたにお願いしたのでしょうか。

古瀬「今回はs**t kingzNOPPOさんにお願いしました。すごく素敵な振り付けですし、真似がしやすいだけでなく、とても歌いやすいんです」

海帆「もうリリースイベントで踊ってくれる方がいて! とても嬉しかったです」

太田駿静「とはいえ、やっぱりNOPPOさんの振り付けなので意外と難易度は高いんですよ。ものすごくインナーマッスルを使ったり、手首もかなり細やかな踊りになっていて…」

古瀬「ごまかせない振りなんだよね」

太田「そう! ちゃんとこだわりを感じる振り付けになっています」

西島蓮汰「一見、「OCTAVE」の振りの方が激しく見えるんですが、インナーマッスルを使っているからこそ、「OCTAVE」よりも筋力を使うんです。そこがさすがNOPPOさんだなって思いました。キャッチーに見えて、スキルの高さが求められるので、上手く活かしたいです」

高橋わたる「僕自身も、最初に振り入れをしてもらった時に、“これは難しいぞ!”って思ったんですが、踊ってコツを掴んでいくとんどんハマしましました。僕たち自身、毎回踊るのがすごく楽しいんです!」

栗田航兵「ジャンル的にも、踊ったことがない動きだったので、振り入れの時は初めての感覚がありました。だからこそ、振り付け師さんによって、インナーマッスルの使い方が違うことを再確認しましたし、もっと磨き上げて、NOPPOさんの理想に近づけるようなダンスができるように練習しました」

──NOPPOさんからはどんなメッセージをもらいましたか?

栗田「“ダンスよりも、歌詞を大事にしてほしい”と言っていただきました。“歌詞とリンクさせるような手先の使い方や、表情で見せることも大事“と言っていただいたので、振りを正確に踊るのはもちろん、ダンスだけで歌詞が浮かんでくるような…音がなくても想像できるくらいまで完成度を高めていきたいです」

──MVはどんなものに仕上がっているんですか?

四谷「今回も、ストーリー重視のMVになっています」

高橋「より物語要素が強くて、グッと入り込めるんです。きっと新たなOCTPATHを感じてもらえると思います」

西島「本当にそう! 僕たち自身も挑戦が多かったので、すごく新鮮でした」

四谷「歌詞も回顧するような内容になっているので、僕たちの子供時代の役を、7人の子役の子たちに演じてもらったんです。それぞれのペアでいろいろ準備をしたり、秘密基地を作ったりして、すごく楽しかったです」

小堀「子役の子が、僕たちとほんのり似ていて…」

栗田「柊の子役の子はすごく似てたよ!」

小堀「似ています!(笑)海帆君も…ね、そっくり!」

海帆「どこが!(笑) 僕はまったく似ていない、すごくイケメンの子でした(笑)」

小堀「爽やかすぎるサッカー少年だったよね」

海帆「でも性格はすごく似ていて!」

古瀬「わかる。すごく似てた(笑)」

海帆「ふたりでベッドの上で飛んだりして遊んでいました(笑)」

古瀬「僕たちの回想シーンを演じてくれたんですが、最初に大人の僕たちが演じたものを子役のみなさんが見ていてくれて、それを再現してくれるんです。柊が指示をだしたり、サボっていたり、すごくジャンプしていたり…(笑)。ものすごく可愛い子たちでした!」

──ちなみに古瀬くんの子役の子はどんな子でしたか?

古瀬「女帝みたいな感じで!(笑)」

海帆「みんなを操る指揮官のようだったよね。完全に憑依していた!」

古瀬「あれはすごかったな~!」

太田「僕と栗田が一緒に後ろを振り向くシーンが最初にあるんです。そこはバーのような場所で真夜中に撮影をしたんですけど、かなり苦労したのでじっくり見てもらいたいです!」

四谷「だって、駿静は役者さんですからね」

太田「やめてよぉ~!(笑) でも、すごく楽しかったです!」

小堀「その序盤のシーンから物語が始まるので、注目ですよ」

栗田「ほんとうに自然なお芝居がすごく難しくて…。でも役者の駿静さんに聞いたらちゃんと教えてくれした!」

太田「マジで勘弁してください!(笑)」

一同「あはは!」

四谷「実は僕とわたるは、メイクが終わって、撮影が始まってから、12時間待ちだったんですよ」

高橋「そう! ずっと待機場所でいて、いかにいい体勢で眠れるかを考えていました(笑)」

栗田「わたるくんはまだ椅子に座って寝ていたんですが、よっつ(四谷)は椅子を並べて普通に寝ていましたからね!(笑)」

──あはは。社畜スタイルだ(笑)。

四谷「12時間待ちですからね、そうなります!(笑)」

海帆「でもその苦労も乗り越えたからか、回想シーンの子どもたちと、現在の僕たちとですごくいいコントラストが出来ているんです。とてもテンポもいいですし、あっという間にMVを見終えてしまうと思います」

古瀬「あえてダンスシーンもほぼなくて、物語を大切に見てもらえると思うので、没入してもらえるはずです!」

──西島くんは、どんなところを見てもらいたいですか?

西島「やっぱり…ビジュアルですね!」

一同「あはは!」

四谷「一番盛れたのはどこだっけ?」

西島「星がすごくキレイだったんですよ! その星空の下で優雅に撮影をしたので、その美しい景色と共に僕たちのビジュアルもしっかり見てもらいたいです!」

──楽しみにしていますね。

──では、タイトルにかけて、みなさんの夏の思い出を教えてください。

海帆「僕は21歳の夏にLAにダンス留学をしたんです。それが今に続いているので、すべての始まりの夏なんですよね」

小堀「いい想い出~! カッコいい!」

海帆「僕もカッコいいと思う(笑)」

西島「僕も20歳くらいのときに、1ヶ月間、アメリカに行ったことがありました。LAからスタートして、14都市くらいを回って、“アメリカってこんなに広いんだ”って感動したのを覚えています。飛行機やバスを使って移動していたんですが、景色が都市ごとにまったく違って、すごく刺激を受けたんです。また行きたいですね」

太田「いいな~。僕は小学生の時に、友達とエアガンを買って遊んでいました。本場感を出すために夏なのにダウンを着て、お面を被って戦っていました(笑)」

古瀬「すごくやんちゃな小学生男児だね。僕も小学生の時のことを思い出した! 夏の夜に無性に走りたくなって、夜の公園を走っていました。門限は夕方5時だったんですけど、夏はまだ明るいから、“走るだけなら外に出てもいいよ”って言われて。懐かしいな~」

小堀「僕は塾の夏期講習ですね。小学校から中3まで夏休みはずっと塾通いだったな」

高橋「それだけ勉強をしていたら、すごく成績が良かったんじゃない!?」

小堀「…」

栗田「ねぇ! 絶対に塾の名前は言っちゃだめだよ。マイナスプロモーションになるから!(笑)」

小堀「言わない(笑)」

高橋「僕は夏はサッカーの合宿ばかりしていましたね。合宿って、朝に10km走るんですよ!」

一同「えぇ~!」

高橋「だから、いかに近道コースを探すかということに一致団結して、みんなで企みながら走っていました(笑)」

西島「僕もずっとサッカーをしていた! 青春だよね」

栗田「僕は中3の夏休みに、30日中、25日間は友達の家を泊り歩いていました。だからと言って、決して家族と上手くいってなかったわけではなくて、友だちと遊ぶのが大好きで、いかに友達の家に泊まれるかと実験感覚だったんです。ほぼ自由研究ですね(笑)」

四谷「信じられない!(笑) 僕は高校3年の夏に、単位を取るためにグアムに行きました。それが必修だったんですが、僕はみなさんご存じの通り、友達がいなかったので全員で移動するとき以外はずっと部屋にいました(笑)。グアムに行って海に入っていないの、僕だけだと思います(笑)」

一同「あはは!」

(おわり)

取材・文/吉田可奈
写真/野﨑 慧嗣

RELEASE INFORMATION

OCTPATH 『また夏に帰ろう』初回盤(CD+DVD)

2025年528日(水)発売
UMCK-72712,200円(税込)


OCTPATH 『また夏に帰ろう』

OCTPATH 『また夏に帰ろう』通常盤(CD only)

2025年528日(水)発売
UMCK-5783/1,400円(税込)

OCTPATH 『また夏に帰ろう』

OCTPATH 『また夏に帰ろう』ファンクラブ限定盤 (CD+Blu-ray+GOODS)

2025年528日(水)発売
PROS-59355,800円(税込)

OCTPATH 『また夏に帰ろう』

LIVE INFORMATION

OCTPATH Showcase 2025 ~à la carte~

2025年6月12日(木) 神奈川 KT Zepp Yokohama
2025年6月26日(木) 大阪 Zepp Namba
2025年7月10日(木) 東京 Zepp Haneda

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