──まずは、今回の楽曲「Perfect feat. SKRYU」をコラボすることになった経緯から教えていただけますか?
SKRYU「ISSEIからオファーをいただきました。ISSEIの好きなシーンがHIP HOPというのはあったんですけど、その中でも僕はポップな曲を作るタイプで。これまでのISSEIの楽曲がクールな感じだったのに対して、そことは少し違うテイストをということでお声がけいただいて。だから、それに僕も、“ぜひ!”と返事をしました」
──ISSEIさんとしても、自分にとっての新たなテイストというか、SKRYUさんならではの楽曲にチャレンジしてみたかったのでしょうか?
ISSEI「そうですね。AK-69さんとコラボさせていただいた1st Single「Go Getter feat. AK-69」も2nd Single「サイレントミッドナイト」もかなりクールなテイストだったんです。でも、普段の僕の明るいところも楽曲に落とし込みたくて、事務所の社長も“ポップで明るい曲をやってみてもいいんじゃない?”と言ってくださっていて。それで今回はSKRYUさんと一緒に制作させていただく流れになりました。SKRYUさんとのコラボが決まってから、SKRYUさんの楽曲を改めて聴かせていただいて…完全にSKRYU沼にハマりました(笑)」
──SKRYUさんの楽曲には独特の世界観がありますよね。
SKRYU「ありがたいです。僕も、もちろんISSEIの1st Singleと2nd Singleを聴かせていただいたんですけど、それを聴いて、すごくクールでタイトなラップをするスキルフルなアーテイストだと思っていました。だから、僕との化学変化を望んでコラボしたいと聞いたときはワクワクしましたし、結果的にとてもいい楽曲ができたと思います。それに最初は僕とISSEIは、なかなか交わることのない世界線にいると思っていたんですけど、会ってご飯を食べた瞬間から波長が合いに合いまくって(笑)。これは、いい曲ができて当然だな、という感じがありました」

──どういうところが合いまくったんですか?
ISSEI「年齢は僕よりSKRYUさんのほうがお兄さんなんですけど、“同い年みたい”と言ってくださったんです。本当にSKRYUさんと話していると、とても楽しくて。レコーディングでもそうですし、制作中やミュージックビデオの撮影中もそうだったんですけど、常に2人で話したりふざけたりしながら笑っていました。その楽しい空間を作品に切り取ってもらったような感覚です。だから、ファンの方やまた、僕のことを知らない人にも、“なんだかこの2人、めちゃくちゃ楽しそうだな”という空気を感じてほしいですし、その僕たちが楽しんでいる感じが音にも乗っていると思います」
SKRYU「確かに。僕もすごく楽しかったです。ラップを聴くとクールな男前という印象がISSEIにはあるんですけど、その中に、“こんなに可愛い一面があるんだ”ということを話していると感じるんです。僕が、めっちゃ先輩風を吹かせたくなるような茶目っ気があって(笑)。「Perfect」では僕がよく選ぶようなビートでやってくれたんですけど、そこに彼が本来持っているISSEIらしさを出せたのだとしたら、僕とのコラボを機に新しいISSEIと出会えたのかな?と思って嬉しかったです。本当に、すげえふざけたよね?(笑)」
ISSEI「それが最高でした!(笑)」
SKRYU「笑い転げて5分くらい息ができなくなったときもあったんですよ(笑)」
ISSEI「SKRYUさん、顔でラップするんですよ(笑)。それがもうおかしくて(笑)」
SKRYU「それ、よく言われるんだよ。なんで俺は顔から入るんだろう?…でも、“お前は面白くはないけど、変顔だったら天下取れる”って昔の友達に言われたことはあるんです(笑)。たぶん、それが影響しているんだと思います(笑)」
ISSEI「でも、そんな顔をしながらも、レコーディングは一発で録り終わるんですよ。それが僕は信じられないです。だから、いろいろなタイプのアーティストがいる中で、それがSKRYUさんワールドなんだと思いました。自分には出せないカラーですし、それがほんとうにカッコよかったです」
SKRYU「ただ、そうやって2人ですごく面白くて笑った反面、ISSEIは、見る見るうちにどんどん上手くなっていっていたんです。レコーディングを経てレベルが上がっていく様が、とても恐ろしかったです。この吸収力はすごいです…負けてしまうというか」
──SKRYUさんも刺激を受けたんですね。
SKRYU「刺激どころではないですね。“うかうかしてらんね~な”という感じです」
ISSEI「いやいやいや。でも、“好きこそものの上手なれ”と言うじゃないですか? 本当にそれですね。僕は音楽が好きですし、特にHIP HOPが好きなので。その中でも自分が今まで作ったことのないバースやフロウという新たな境地にSKRYUさんのおかげで挑戦させてもらえました。そして、それが楽しすぎたんです。だから、もしかすると、そうやって楽しんだことが成長や進化に繋がったのかもしれません。本当にSKRYUさんとの時間は、あっという間に感じたので」
SKRYU「ほんとう、あっという間。でも、ISSEIって22歳だったよね?」
ISSEI「2月9日で22歳です」
SKRYU「そうか~。22歳...結構食らうよな、僕が22歳のときを考えると。だから、ISSEIへのリスペクトは、日に日にどんどん増していっている感じです」
──SKRYUさんは、ISSEIさんのどんな部分にすごさを感じましたか?
SKRYU「言われたアドバイスを全て吸収するんです。それで言われた通りのこともするんですけど、それをちゃんと自分の中に落とし込んで、ちょっとチョケも入れたりして。そうやって自分で操っている感じがすごくて、僕としては、“ISSEIさん、すごいです!”という感じでした」
ISSEI「僕がチョケを入れたりできたのも、まさにSKRYUさんが、そういうタイプの方だったからですね。。だから、本当に刺激をいただきました。今まで自分がやったことのないスタイルを吸収できたことが一番大きかったですし、それがすごく楽しかったです。そのおかげで、“どうやったらもっとよくなるかな?”と思えました。。好きな音楽だからこそ、今回、バースもいろいろ書き直したりしましたし、SKRYUさんが最初に作ってくださったデモのフックを聴いて、“どうしよう?”と何回も練り直しながら構築できました。それで最終的にうまくまとまったと思います」
──今、“チョケてる”という言葉で表現していましたが、確かに楽曲の中に“遊び”が入っていますよね。それが余計聴いているときの楽しさに繋がっている気がします。
ISSEI「そうですね。今までは、もしかしたらそういう“遊び”は入れちゃダメなのかな?と思っていたところがあったかもしれないです…“頑張ってカッコよくやらなきゃな”みたいな。でも、そこからいろんな音楽やHIP HOPを聴かせていただくことによって、“ああ、やり方ってたくさんあるんだ!”ということが本当に勉強になって。だから、今回、SKRYUさんとご一緒させていただくことになったときも、必ず何かを掴んで帰りたいという気持ちはすごくありました」
──その結果、ISSEIさんが本来持っているチャーミングさが、とても出ていると思います。
SKRYU「それは良かったんですけど、ひとつ心配なこともあるんです。これで“チョケISSEI”が覚醒してしまって、いろんなところでどんどんチョケ出したとするじゃないですか? そのときに僕が嫉妬するんじゃないかって(笑)」
ISSEI「そんなことないですよ!(笑)」
SKRYU「だって、そもそも「Perfect」のようなビートに乗ったのが初めてという時点で驚きしかなかったですから。全然迷いがなくて。いや、最初はあったかもしれないですけど、レコーディングしているうちに書いている歌詞もどんどん良くなっていくし、フロウもどんどん良くなっていって。山を登るスピードが超絶でした。ISSEIがすごいのは、クールなISSEIがメインパーソナリティーなんだけど、ちょっと可愛げを見せるスキルも持っているところなんです。そのどちらも本物のISSEIなのだとしたら、すごく魅力的だと思いますし、割合は違っても、それは僕が目指しているところでもあるんです。だから、すごく感動しました」
ISSEI「今までの僕の楽曲を聴いてくれていた人は、「Perfect feat.SKRYU」を初めて聴いたとき、驚く方が多いと思います。でも、ビックリで終わるのではなく、“これ、いいな!”というところに僕は持っていかせたいです。僕もポップでいい曲だと思うので、“こういうISSEIもいいじゃん!”と思ってもらいたいです」
──聴いている人もワクワクできると思います。クスっと笑ってしまうくらい楽しかったですから。
SKRYU「しかも踊れますよね?」
──はい。ダンスチューンなので、聴いていると自然と体が動いてしまいます。だから、ライブでやると相当盛り上がると思います。
ISSEI「うわ~、本当にライブでやりたい! 絶対に盛り上がりますよね?」
SKRYU「絶対、楽しいよね!」
──そのとても楽しい歌詞のテーマは、どうやって決まっていったんですか?
SKRYU「ご飯を食べに行ったとき、実は、そこは一番後回しにしていて(笑)」
ISSEI「ざっくりと“ポップで明るい”というのだけは決まっていたんです(笑)。でも、そこから実際に歌詞を書いていくにあたっては、“やっぱり大きいテーマを決めたい”ということになりました。」
SKRYU「僕は逆説的なことを歌いたいというか…タイトルとは逆のことを歌うことが、よくあったんです。例えば僕の「超 Super Star」という曲は、全然スーパースターじゃないときに書いていますし、「ハイブランド」という曲には<かつて喉から手が出るほどほしかったのは3000円のチャンピオンのシューズ>というのを入れたりしています。ISSEIの話を聞いているとき、当たり前ですけど彼にも努力も苦労もあったりしたので、“お互いにパーフェクトじゃないよね”ということになって、そこからこの曲に至りました」
ISSEI「今はスーパースターで完璧だと言われている人でも、必ず一度はミスもしてきたし、時には笑われたり恥をかいたこともあると思うんです。でも、それがどんどん積み重なることで、結果的にパーフェクトな人になっていく。自分にも、そういう気持ちは以前からありましたし、実際に失敗もしてきました。だからこそ、それをこの曲のメッセージとして伝えたかったです。本当に幅広く聴いてもらえる曲だと思うので、思春期で悩んだり、ナイーブになってしまっている子に聴いてもらって、“そんなミスも全てがパーフェクトになるための道のりなんだよ”と思ってもらえたら嬉しいです。だから、SKRYUさんと話していて、“このテーマでいきたい!”と思いました」
SKRYU「そういうテーマに対して、ISSEIは、しっかりと自分の経験とかも入れて応えてくれました。テーマを挙げるだけなら簡単ですけど、ここまで面白い歌詞を並べてくれた上に、そこに情熱的なメッセージも感じられるので聴いていて勇気も出ます。僕が曲を作るとき、“こういう歌詞を書きたい”と思うのは、“自分を助けたい”ということなんです。実際はダサくて忘れたい過去を書いていたりするんですけど、それが音の上でカッコよかったら、そのダサい過去も肯定するしかないじゃないですか? だから、そういう曲が書けたとき、ほんとうに嬉しくなります。この「Perfect」もくだらないことを言っているようで、実は過去の心の傷みたいなものや汚れみたいなものを“パーフェクト”と歌っています。そういう意味でも、その時の自分を助けていると思います」
──ということは、SKRYUさんご自身の体験が歌詞に反映されているわけですか?
SKRYU「お酒でつぶれて家の前で起きたんですけど、鍵も携帯の充電もなくて家に入れないことがあったんです。真夏に」
──えっ!? 歌詞のままじゃないですか! このフレーズは実話なんですね(笑)。
SKRYU「はい(笑)。真夏の炎天下ってヤバイんです。これは、もうぶっ倒れるな…みたいな。でも、携帯の充電がないから誰にも連絡できないじゃないですか? だから、イチかバチかでパン屋に行ってパンを買って“充電させてもらえませんか?”ってお願いしたんです。でも、“充電器がない”と断られて、喉がカラッカラなのにパンだけ残ったという(笑)。そういう情けない自分を書きました(笑)」
──それも音楽に消化してしまうところがすごいです。
SKRYU「しかも、ISSEIの曲で消化してもらいましたからね(笑)」
──まさにミスも音楽という形になるという例ですよね。
ISSEI「そうですね。自分のミスって見せたくない人が多いと思うんです。でも、“じゃあ、それを誰に言うの?” となったとき、僕はそもそもコミュニケーションを取るのが得意なほうではないので、音に乗せて歌詞にしたほうが、まだうまく言えるんです。アーティストとして活動を始めてからがまだ短いので、まだまだスタイルもうまくはないですけど。ただ、失敗したことも音の上で表現するのだったら、何の恥じらいもないです。それもあって今回は本当にスムーズに書けましたし、“これってどう思われるだろう?”ということも全然考えませんでした」
──聴いている人それぞれも自分の過去や失敗を振り返って、“それも別にいいんだな”と思えるような気がします。
SKRYU「そうですね。俺たち自身を救った上に聴いた人もそう思ってくれると、なおのこと嬉しいです」
──ISSEIさんは、歌詞を書く上でヒントになったことって何かありますか?
ISSEI「SKRYUさんとやらせていただくので、SKRYUさんとのエピソードも絶対入れたかったです。それをあの短いバースの中にどう入れるか?というので、何回も何回も書き直しました。僕は、この曲のようなビートで書くのが初めてだったので、そこがまずチャレンジでした。だから、最初はいつも通り固めて書いていったんですけど、そうすると聴いたとき、“このビートに対して言葉を詰めすぎかな?”と思ったりして。それで、“やっぱりここはちょっとフロウを変えてみよう”と何回も書き直して。でも、SKRYUさんとお会いして、どんどん発想も生まれてきましたし、楽しいからこそ何回も書き直せました。それくらい楽しめていましたし、そのときの自分は、“もっと良くしたい!”という熱量が高かったです」
SKRYU「ほんとうにISSEIのリリックは隅々にまでギミックが散らばっていてすごいです。さっきも出て来た僕の「超Super Star」という曲に<誰にも履き潰せない 正真正銘スーパースター>という歌詞があって。それをISSEIがサンプリングしてくれました。そのサンプリングの仕方がすごくオシャレで<好きに履き潰してくれよ 黒のスーパースター>となっているんです。だから、“やっべえな!”と思いました」
ISSEI「嬉しい!」
SKRYU「いや、嬉しいのは、こっちだよ。こんなにオシャレにサンプリングしてくれて。めちゃくちゃリスペクトを感じました」
ISSEI「今回コラボさせていただくに当たって、SKRYUさんの楽曲をすごく聴いたんです。その中で個人的に一番好きだったのが「超 Super Star」でした。せっかくならコラボするならSKRYUさんの楽曲のエピソードも入れたいと思ったので、「超 Super Star」をサンプリングさせていただきました。だから、それも今までの僕だったら絶対に生まれなかった歌詞です。「Perfect」の制作をしている中では、自分でも驚くくらいそういうことがたくさんあったので、本当にSKRYUさんに引き出していただいたと思います」
SKRYU「今回一緒にやってみて、僕はISSEIが才能とセンスだけでやっていないのを感じたんです。1ヶ月間、歌詞を練り直したり、フロウを練り直したリしていて、その道のりに僕はすごくリスペクトを感じました。裏で努力して、表では笑って歌っている。それが一番のスターの立ち回りだと僕は思っています。僕もそうなりたいと思うので、ISSEIのことを“むっちゃカッコイイな、スターだな”と思いました」
ISSEI「嬉しいです!」
SKRYU「だから、これからもお互いにかまし合いをしながら、スターへの道を2人で歩んでいきたいです」
ISSEI「僕は、いろんなお仕事をさせていただいていますけど、やっぱりその中でも音楽が大好きなんです。だから、音楽でヒットしたいですし、“こういうやつがいるんだ”と認知してもらいたいです。そうなるためにも音楽に対する妥協は1ミリもしたくなくて。でも、今回SKRYUさんとやらせていただいて、認められる存在になるためには、さらに、いい楽曲を作ることに徹しないとダメだと思いました」
──お2人のお話をお聞きしていて、とてもいい出会いだったのを感じました。またコラボする機会があるといいですね。
ISSEI「やりたいです、本当に! でも、今回はこちらからSKRYUさんをフィーチャリングさせていただいたので、僕がもっと頑張って上にいけたら、次はSKRYUさんの楽曲に呼んでもらいたいですね。それがアーティストとしてのステイタスだと思うので、そういう存在になるのが目標です」
SKRYU「僕も今回誘ってもらったときは、ここまでいい曲ができるとも、ここまでISSEIに食らわせられるとも思っていなかったです。だから、いい裏切りの連続で、すごくエキサイティングな日々でした。今回のことでだいぶお尻を叩かれたので、僕も精進あるのみです」
ISSEI「「Perfect feat. SKRYU」が作れて、さらにそれが自分の誕生日にリリースされる。2026年が最高のスタートになったと僕は思っています。だからこそ、完璧な年にしたいですし、そのためにも、たくさんの人にこの曲を聴いてもらいたいです!」
(おわり)
取材・文/高橋栄理子
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION

ISSEI「Perfect feat. SKRYU」
2026年2月9日(月)配信
2026年5月4日(月)発売
初回生産限定盤(CD+BD)/1,870円(税込)
通常盤(CD)/1,320円(税込)
配信:「Perfect feat. SKRYU」-Special Edition-
TOBE OFFICIAL STOREにて予約受付中 >>>
EVENT INFORMATION
3rd Single「Perfect feat. SKRYU」リリース記念フリーライブイベント
2026年2月22日(日) 東京都 有明ガーデン 3階 みんなのテラス
2026年3月8日(日) 神奈川県 ららぽーと横浜 1階 セントラルガーデン KiLaLa
2026年3月14日(土) 大阪府 ららぽーとEXPOCITY 1階 空の広場
2026年3月22日(日) 大阪府 ららぽーとEXPOCITY 1階 空の広場










