──1st EP『SNOVE』は、様々なジャンルの曲が濃縮されたEP。収録曲4曲のすべてを作詞・作曲しているseikoon Leeさんとの相性がすごくいいですね!
SOL「そうなんです! みんなと一緒にLeeさんとお話をさせてもらった時に、楽曲への熱意を感じてすごく素晴らしい方だと思いました」
TOY「歌詞ひとつひとつにしっかりと意味が込められているからこそ、そのすべてを僕たちにきちんと説明してくれまし。これまでも、僕たちは曲にストレートさや相手にしっかり届くかどうか?ということを大事にしているんですが、Leeさんもそこに共感してくださって、意識しながら楽曲づくりをされていたので、ENJINとの相性が本当によかったです」
KYO「韓国の方ですが、J-POPがすごく好きなんです。そんなLeeさんが僕たちの曲を作ってくれたのもおもしろいと思いました」
TOY「例えば、「One Snow, One Love.」は、“東京ドームのような大きなステージでパフォーマンスすることを想像して作った“と言ってくれて…それは絶対に叶えたいですし、そう想って作ってくれたことが嬉しくて!」
──みなさんはこの「One Snow, One Love.」を聴いた時にどんなことを想いましたか?
A.rik「<ひとつの円に変わる>という歌詞や、僕たちが6人だからこそ、六角形の雪の結晶がテーマになっていて、ENJINのことをちゃんと考えてくれた歌詞にすごく愛を感じました」
──サウンドも印象的ですよね。
RYONO「そうなんです! 僕は平成ソングが大好きで、この曲にはその空気感を感じました。きっと、僕のように平成を懐かしむ人ってたくさんいると思うんです。そんな人達にピッタリなので、カラオケでたくさん歌って欲しいです!」
HYUGA「数回聴いただけで馴染みますし、歌詞もスッと入ってきます。ものすごく覚えやすい曲なんですよ」
──どんな振り付けになりそうですか?
KYO「これから僕が振り付けを担当するんですが、<輪>や<円>という言葉があるので、雪の結晶と僕たちENJINを融合させた面白い振り付けを考えようと思っています」
──KYOさんの振り付けのいい所を教えて下さい。
KYO「たくさんありますね」
SOL「それ、自分で言うんだ!(笑)」
一同「あはは!」
SOL「5年間一緒にいるからこそ、“このメンバーはこういうダンスをしたら映える“とか、”このタイミングではこのメンバーがセンターに来たらベストだな“ということをちゃんとわかっているので、さすがです!」
KYO「(前のめりに)それが、僕が振り付けをする強みなので!(大声)」
TOY「自分で言わなければカッコいいのに(笑)。この前、サビの部分の振りを少しだけ見せてもらったんですけど、すごく良かったです。KYOの振りって、初めて見た人でもわかりやすくて、キャッチーで。とても可愛くて、僕たちも好きな振りが多いので、楽しく踊っています。今回もどんなものになるのかすごく楽しみです!」
──MVはどんなものになりそうですか?
RYONO「僕のキスシーンがあるんですよ」
──え!? メンバーとですか?
RYONO「いえ、BL展開ではないです!(笑) 芸人さんが、自分磨きを頑張って、恋が成就するような内容になっていて…」
HYUGA「楽しみなんだけど! それ、知らなかった!(笑)」
A.rik「僕はニット帽を編んだんですが、それがMVで使われるかもしれないので、楽しみです。使われないかもしれないけど…(笑)」
──そこは注目シーンですね。
──このEPをどう聴いてもらえたら嬉しいですか?
SOL「ENJINは結成当初は9人組でしたが、そこから6人になった今、失う辛さがすごくわかるんです。みなさんもメンバーという存在でなくても、卒業で会えなくなってしまった友達や、失ってしまった大切な人がいると思うんですよ。でも、“どんなことがあってもENJINがいるよ“、”あなたは1人じゃないよ“ということをこのEPで感じてもらえると嬉しいです」
RYONO「最近、Bluetoothじゃない有線のイヤホンが改めて流行っていますよね? それを分け合って聴いてもらいたいです。多種多様な冬の曲が収録されているので、ふたりの関係性に合わせて選んで欲しいです」
一同「ドキドキしちゃう!」
RYONO「カップルだったら何がいいかな?」
A.rik「「薬指」は絶対にダメ!」
RYONO「失恋の曲だからね(笑)」
SOL「僕は『SNOVE』唯一のバラード曲の「薬指」がすごく好きです! 別れてしまった大切な人のことを歌っていて…“失って初めて気づくことがある”と言うことを、この曲で実感してもらいたいです。歌う時も、すごく気持ちが入りました。曲の最後に僕がセリフを言うパートがあるんです。そこをディレクターさんに“こういうことを言いたいんですけど”と相談して、ひとつだけプラスさせてもらった言葉があります。それは歌詞カードには載っていないので、聴いて楽しんでもらいたいです」
KYO「“こんな歌詞なかったぞ!”って、聴いた時に驚いた!」
A.rik「そこもいいよね。僕はあまりバラードを歌ったことがなかったんです。でも、この曲で、歌詞の伝え方や、キレイに歌うだけではなくて、感情をこめて歌えるように練習をしてレコーディングをしたので、今までにない声色を堪能してもらえるはずです」
SOL「たしかに! 感情がすごく乗っていて素敵なんですよ。そう言えば、レコーディング前にディレクターさんに“これだけ歌えます”ってデモを送っていたよね?」
A.rik「うん。今まではラップが多かったので僕の歌のイメージがあまり湧かないかな?と思って」
SOL「それってすごい熱量だよね」
A.rik「歌割りって、イメージで決まることが多いから。まず全パートを歌って録音をして、“僕はこんな感じで練習しているんですが、どこのフレーズが合いそうですか?”と相談に乗ってもらいながら、当てはめてもらいました。それくらい、どうしてもちゃんとバラードを歌いたかったんです」
──狙い通りの所は歌えましたか?
A.rik「はい! ぜひ聴いてもらいたいです」
RYONO「僕は「Day by day by day」も好きです。この4曲の中で一番中毒性があって、TikTokで流行らせたいと思っていて。真似をしたくなるような歌い方はもちろん、KYOが中毒性のある振り付けをしているので、すごくいいんです」
KYO「この曲の振り付けは、聴いた瞬間に降ってきました。曲がいいのはもちろん、すぐにバズる振り付けにピッタリだと思いました。すごくいいものが出来たと思っています」
──特に見てもらいたいポイントを教えて下さい。
KYO「サビです。3回ほど繰り返すんですが、いかに印象に残るか?を考えながら振り付けを作りました」
RYONO「“やっぱりKYOは才能があるな”と実感しました。異質な振り付けが得意で、頭に残りますし、ライブでも盛り上がるんです」
KYO「嬉しい~! いろんな人にマネしてもらいたいですし、踊ってもらいたいです!」
TOY「忘年会で踊ってほしいね!」
KYO「イメージ的には90年代、2000年代の懐かしい振りも入れているので、気に入ってもらえると思っています」
RYONO「いい意味で“キモイ”振り付けだよね」
KYO「“いい意味で”ってつければ全部良くなると思わないでね(笑)」
RYONO「うん(笑)。クセがある振り付けね」
KYO「そう! いいフックになっているので見てもらいたいです」
TOY「「ハナ雪」もオススメです。雪って、降る様子が花が舞い散る姿に似ていますよね? タイトルはそこに例えた造語です。それがすごくオシャレだと思いましたし、“舞い散った雪が地面に落ちて、冬を過ごして春になったら花が咲く“という物語がとても素敵です。しかも、『オズの魔法使い』の要素が歌詞に散りばめられていて。そういったドラマティックで面白い世界観を楽しんでもらいたいです。今後、雪が降った時に“あ、ハナ雪だね”ってなるくらい、流行らせたいですね」
HYUGA「すごくいい曲なんです。ダンスナンバーでもあり、個人的にはオープニングっぽい曲だと思っていて。冬の始まりに聴いてほしいです。それに、だいたいの曲が“Aメロ/Bメロ/サビ”という順番なんですが、この曲は違う構成になっているので、何度も聴きたくなります」
KYO「その構成がいつもと違うからこそ、振り付けも難しかったです。かなり頭を抱えました…」
TOY「でも、実際に出来たものは、すごくロマンチックな振り付けになっているんですよ。始まり方もかわいいよね」
KYO「そうだね。あとはセクシーさもイメージして作りました」
TOY「みんなの色気を出すときが来たよね!」
A.rik「言葉に沿った振り付けも印象的なので、観ていて面白いものになったと思います」
──さて、活動も5年を迎えましたが、新たな体制でスタートをすることによって、より大事にしたいと思ったのはどんなことですか?
SOL「メンバーです。今後この6人は、もう誰一人失いたくないです。“誰も欠けることなく、頑張っていこうね”と話をして決めているので、メンバー全員を守りたいです」
HYUGA「今まで以上にメンバーが本当に仲良しなんです。決してそれを言葉にしなくても、仲の良さを感じる瞬間が多いので、より親密な関係になったらいいな…と思っています」
A.rik「僕たちを応援してくれるMU3E(ファンネーム)のみなさんも、“今の6人の雰囲気が好き”と言ってくれるんです」
RYONO「全員の個性が本当に強くて。9人の良さもありましたが、今は6人になったからこそ、より濃縮された気がします。6人で一緒にいる時間も、グッと増えました」
TOY「本当にずっと一緒にいるよね? 車移動のときも6人なら一緒に乗れるので、本当にずっと一緒です(笑)。シンプルに楽しいです」
──そんなENJINですが、2026年はどんな活動を見せてくれますか?
TOY「2026年は、幅広い層の方にENJINを知っていただきたいので、このEPではより多くの人の胸に刺さるであろう平成感、懐かしさをイメージして楽曲選びをしました。この6人で新たな挑戦をし続けていくので、たくさん注目してください!」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
写真/中村功
RELEASE INFORMATION

ENJIN『SNOVE』初回限定PHOTOBOOK盤
2025年12月17日(水)発売
UMCK-7289/1,900円(税込)

ENJIN『SNOVE』通常盤
2025年12月17日(水)発売
UMCK-5791/1,200円(税込)
EVENT INFORMATION
LIVE INFORMATION

ENJIN ワンマンライブ 「SNOVE〜Wonder winterland〜」
2025年12月21日(日) 開場18:00/開演19:00
会場:東京 シアターGロッソ



















