――新曲「Dreamland」は、6月に行われたワンマンライブ(※)ではやくも披露されていましたが、どんな反響がありましたか?
※:https://e.usen.com/news/news-original/enjin-gate-3rd-circle.html
中谷 日向「今までにない曲の雰囲気でしたし、爽やかさはもちろん、ポップだったので、MU3E(ファンネーム)のみなさんから“かわいい!”という声をたくさんいただいたんです」
A.rik「すごくワクワクするような曲なんですよ。パフォーマンスするときも、手振りが多いので、ライブでみなさんと一緒に踊りたいですね」
中林 登生「この曲は、初めてのデートでワクワクする気持ちを歌う歌詞になっているんです。それがすごくかわいいんですよね。サビの歌詞と振り付けも、リンクしているので、一緒に楽しんでもらいたいです」
――デートにはしゃいでいる主人公がとてもかわいいですよね。
中林「待ちきれない感じがいいですよね。すごくかわいらしい少年だなって思いました」
――ちなみに、一番この歌詞の主人公に近いメンバーは誰ですか?
山田 恭「めっちゃはしゃぐのは(宮里)ソルじゃない?」
宮里 ソル「そうですね(即答)」
一同「あはは!」
宮里「めっちゃはしゃぐと思います」
中林「今日も、集合時間がすごく早かったんですけど、大声で“おはようございます~!”って走ってたもんな(笑)。恭ちゃんは最初だけ元気だよね」
山田「僕、燃費が悪いんですよ。ランチを食べたらちょっと眠くなっちゃう(笑)。僕って前日眠れなくなることはあるんですけど、当日楽しみすぎて熱を出したりはしないかな」
中林「だから当日眠くなっちゃうんだね(笑)」
中本 大賀「でも、歌詞をちゃんと読むと、ちょっと切なくて儚いんです。夢の瞬間にだけしか君に会えないからこそ、<次はどこに行こうか?>というフレーズもエモく感じますし、もしかしたら目が覚めてしまって、どこにも行けない、考えた頭の中だけで終わっちゃうのかな?とか、かなり考察ができる歌詞なので、じっくり聞いてもらいたいですね」
中林「きっと、そういった恋をした人は共感するだろうし、色んな捉え方で楽しんでもらえたら嬉しいです」
草地 稜之「踊っていてもすごく楽しいんですよ。新たな引き出しを感じられたんじゃないかなと思います」
瀧澤 翼「僕は、最初にこの曲を聴いたときに、「Dreamland」というタイトルに惹かれました。今は制限されていたものがどんどん解除されて、行きたいところにも行けるようになりましたよね。僕たちもコロナ禍に結成したので、常にマスクが必須だったり、ライブでは声を出しちゃいけなかったりと、なにかしらの制限がある状態だったんです。でも、それが全て解けて、行きたいところに行けて、したいことが出来るようになってきたからこそ、この曲がすごく響くなって思ったんです。大好きな曲になりました」
――やはり、声援のあるなしでライブは本当に変わりますよね。
中林「6月のワンマンライブでは、みんな叫んでくれていたもんね」
草地「僕とくまちゃん(熊澤 歩哉)は、ステージから降りて、客席のちょうど真ん中にある通路で歌ったんです。それはちょっと…気まずかったですね(笑)」
熊澤 歩哉「あまりにも近かったからね(笑)。マイクを通した声じゃなくて生声が聴こえる距離だったもんね。たしかに、ちょっと緊張しました。でも、MU3Eのみなさんがものすごくキラキラしていて一緒に踊ってくれたので、すごく楽しかったです」
草地「ステージから見ている笑顔とはまた違う雰囲気だったので、すごく楽しかったですね。早くまたライブがしたいです!」
山田「あの時、みんなの声を聴くためにイヤモニを外したんですけど、本当にみんなが大きな声で歌ってくれたときにちょっとグッときましたね」
――これからそんなライブがたくさんできると思うと楽しみですね。宮里さんは、この曲はどう感じましたか?
宮里「この曲は、登生から、翼に歌割りが変わる<どんな瞬間でも 愛おしいから>という歌詞があるんです。そこのMVの表情がすごくいいので絶対に見てもらいたいです!」
――MVは物語性のある、とても爽やかな作品になりましたね。
宮里「そうなんです。とっても新鮮ですよね!」
瀧澤「今回は、ソロの撮影が多かったので、全員のシーンはトータルで2時間くらいだったんです」
草地「登生くんが眠って夢に入った瞬間のシーンがあるんですが、その顔がすごくいいんですよ。その後、みんなと一緒に踊るときの表情がすごく素敵なんです」
宮里「それぞれの演技力が映える作品になっていて。それは、この3年間、それぞれがお芝居の経験を重ねたからできたことだと思うんですよね」
A.rik「僕がお魚を見ているシーンは、実はCGなんです。だから、何も見ていないところでの撮影だったんですけど、リトルマーメイドの世界を想像しながら撮影をしました」
中林「すごくA.rikらしいシーンだったよね」
A.rik「自分でもすごく表情が生き生きしていると思います(笑)」
熊澤「ダンスシーンもあるんですが、その振り付けがすごくいいんです。みんなが何かを覗いたり、遠くを見たり、冒険をしているような振り付けがすごくワクワクするんです。踊っていて笑顔になるので、ぜひ真似をしてもらいたいですね」
瀧澤「本当にちょっと真似をしたくなるような振り付けなんですよ。難易度もちょうどよくて、衣装がより映える振り付けになっているんです。そういえば、このダンスシーンの撮影の日だけ、猛暑日だったんです。千葉の九十九里で撮影をしたんですが、あまりにも暑すぎて、毎回“次で決めよう!”ってみんな頭の中で思いながら撮影をしていました(笑)。撮影日は雨予報だったんですけど、晴れたんです!」
――スターの集まりですからね。
一同「…」
――誰一人!謙遜しない!(笑)
瀧澤「まぁ、そうですね(笑)」
一同「あはは!」
山田「僕はサビのあとのサウンドが1度聴いたら頭から離れなくて、ずっとそのサウンドに合わせて替え歌で遊んでいたんですよ。今もその大喜利をやれるんですけど…(大喜利以下略)」
中本「(大喜利が終わった後、真顔で)本当に面白いと思いました」
山田「ちょっと待って!面白いから!次のお題をちょうだい!」
宮里「じゃぁ話題を変えますね(笑)。今回は、今までで一番わちゃわちゃしているシーンが多いんですよ。みんながラフに笑っている姿をそのまま撮影しているので、それが伝わったらいいなと思っています」
――カップリング曲についても聞かせてください。
山田「「Spellbound」は、翼くんが振付をしてくれたんですよ。この曲はセクシーで、今までにない円神になっているんです。初めて聴いたときに、“こんな振り付けだったらカッコいいだろうな”と思っていたところを、僕がイメージしていたような振りに作ってくれたところがあって、“さすがだな”って思いました。実は、振り付けがオーディション形式だったんですよ」
――立ち位置ですか?
山田「そうですね。瀧澤監督の前でそれぞれがこの曲を踊って決めていきました」
瀧澤「この曲は、一番難易度が高くて、一番疲れる曲にしたかったんです。“Spellbound”って、“魔法にかかっちゃった”という意味があるんですよ。それって、好きになった人の名前のスペルが頭の中でバウンドして離れられないという意味なんですよね。それをモットーに振りを作ったんですが、結構難しいのにみんながちゃんとついてきてくれて、すごく嬉しかったんです。それに、オーディションをしたことによって、“妖艶な人はこのフレーズ”、“軸がブレない人は、ちゃんと細かい振りのところ”と、すごく立ち位置が決めやすかったんです」
――ちなみに妖艶だったのはだれですか?
瀧澤「A.rikです。最年長だけあって、大人の色気を感じました」
A.rik「この曲の振り付けは“ヒット”がポイントなので、何度も練習して、コツをつかんでいきました」
瀧澤「すごく練習していたよね」
A.rik「うん。僕は振り覚えがすごく悪いので、その時間内で発表ができたことがないんです。でも、今回はちょっと後に発表するということで、そこまでに仕上げようと何度も何度も練習しました」
瀧澤「その効果がすごく出ているんですよ。大人の魅力を感じてもらいたいですね」
――いつもオーディション形式なんですか?
山田「いえ、初めてですね。僕が療養を終えて帰ってきたら、スケジュールに“発表会”って書いてあってビックリして(笑)。でもすごくいい結果になったんじゃないかなと思います」
中谷「もう1曲収録される「Superb Love」も、新境地の曲になりました。これまでポップな曲が多かったんですが、今回は不器用で相手に振り回されるような主人公がすごく愛おしいんです。最初は喜怒哀楽が激しい人の曲なのかな?って思ったんですが、ちゃんと相手を思い続ける曲なんですよね。きっと、共感してもらえる曲になるんじゃないかなと思っています」
熊澤「これまでの円神の曲で、一番アルファベットが多いんですよ」
一同「たしかに…」
熊澤「まって!ボケたんだけど!(笑)」
瀧澤「たしかにって思っちゃった(笑)」
一同「あはは!」
熊澤「この曲は振り付けがOWVの本田康祐くんで、サポートに瀧澤さんが入っているんです」
――そうなんですね!
瀧澤「すでに本田くんからは振りをもらったんですが、めちゃくちゃかわいいんです!」
A.rik「OWVではやらない振り付けだよね」
瀧澤「うん。メンバーはみんなオーディションで本田くんと関わっていたので、いつかやれたらいいなって思っていたんです。なので、念願が叶いました」
草地「オーディションの時も、本田くんが振りを作ってくれたので、僕とくまちゃんにとっては2回目の本田くんの振り付けとなりました。早くみなさんに見てもらいたいですね。歌も、ソルと一緒に歌うパートがあるんですけど、声がぶつからないようにソルが歌った声を聴きながら歌ったんです。そこも注目して聴いてもらいたいですね」
中林「このシングルって、「Dreamland」の時はお互いが意識しているデートで、「Superb Love」では関係性が変わっているんです。両想いになり、恋人となり、関係が深まっていくという物語になっているんですよね。そういえば、歌詞にある<実写版のAngel>って言葉がすごく印象的だったんです。この歌詞の通り、Angel、…いやMU3Eに気持ちを伝えていきたいと思います!」
宮里「それずっと言おうと思ってたでしょ!?(笑)」
中林「うん(笑)」
中本「あはは。そういえば、MU3Eという名前が決まるときも、Angelという案があったくらいなので、感慨深いですね。さらに、この曲では<神様の仕掛け>など、円神ならではのワードが入っているので、すごく思い入れの強い曲になりました。あとは、Dメロのところで、ちょっと遅れて歌ってみたんです。いつもはリズムにちゃんとはめないといい曲にならないんですが、この曲は雰囲気を付けるためにそうやってディレイを付けてみたんです。そしたら、すごく良かったんですよね。ライブでもちゃんと歌えるように、歌いこんでいきたいですね」
――では最後に、まとめをお願いします!
宮里「これからの円神の新しい姿が刻まれているシングルになったと思います。さらに、僕の誕生日にリリースなので、よろしくお願いします!」
一同「そこ!?(笑)」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
EVENT INFORMATION
円神 1stファンミーティング & ワンマンライブ
円神SCイベント「aMU3Ement ~1st Fan Meeting~」
2023年10月13日(金)
12:30 開場 13:00 開演
【公演場所】Shinjuku BLAZE
円神 ONEMAN LIVE 2023 "Utopia"
2023年10月13日(金)
18:00 開場 19:00 開演
【公演場所】Shinjuku BLAZE
円神SCイベント「aMU3Ement ~1st Fan Meeting~」/円神 ONEMAN LIVE 2023 "Utopia"