――新曲「Magic」は、昨年SHOOTさんが出演していたドラマ『君の花になる』から生まれた期間限定のボーイズグループ“8LOOM(ブルーム)”の楽曲を手掛けたUTAさんによるもの。やはり、その時のご縁が今回につながっているんですか?
SHOOT「そうですね。今回、僕たちの意図としては、デビュー曲の「CLICK ME」のような王道で、なおかつ10人で歌う曲が欲しいねっていうのがあって、それをそのままUTAさんにご相談したんです。そしたら、ドンピシャな曲が届いたので、聴いた時はみんなで“めちゃめちゃカッコいいね!”って盛り上がりました」
――自分たちの希望を伝えた上で作ってもらったんですね。
SHOOT「はい。もしかしたら、10人で歌うことで難しいところもあったかもしれないんですけど、UTAさんはすごく優しい方で、“僕が作った曲を、みんなで大切にしてくれるのはすごくうれしいから、大事に歌ってもらえるような曲が作れたら”っていう言葉をいただいて。それだけに、すごく思い入れのある1曲になったと思います」
――「Magic」には、これまでのBUDDiiSの楽曲とはまた違った印象を受けたのですが、初めて聴いた時はどう感じましたか?
FUMINORI「できあがってきた「Magic」を聴いて、まず最初に、ダンス&ボーカルグループっぽさを感じました。アーティストらしいサウンドでしたし、歌詞にも共感するところがたくさんあって。UTAさんが作る楽曲のすごさを感じると同時に、BUDDiiSにとっての新しさを感じて、なんて言うのかな…自分たちが進む道の先が見えたというか。今まで活動してきた中でも、よりワクワク感を感じる1曲でした」
FUMIYA「“これ!これ!”っていう感じだったよね。僕的にも、やってみたいなと思っていたテイストだったし、バディ(BUDDiiSファンの呼称)のみなさんも、きっとこういう楽曲を心待ちにしていたような気がして。デビューからちょうど2年ということで、「Magic」のような楽曲を出すことは、すごく意味のあることなのかなって思います」
――10人全員が歌うというのは、メンバーの意思であることはもちろん、バディのみなさんからのリクエストも多かったんですか?
FUMIYA「そういう声はたくさんいただいてました。でも、10人で歌いたいっていうのは、もともと自分たちが希望したことでもあって。そこにUTAさんの楽曲が合わさり、いい楽曲になったので、もう、最高です!」
――SHOWさんはどうですか?
SHOW「曲を聴いた第一印象は、“BUDDiiSっぽい!”っていうのが最初に来て。UTAさんが作ってくださることが決まってから、“あの8LOOMの曲たちを作られた方がBUDDiiSに向けてどんな曲を作ってくれるんだろう?”って楽しみにしていたんですけど、想像以上でしたね。仮歌を聴いた時点でワクワクしましたし、ダンスとかも自然と浮かぶというか。僕たちがパフォーマンスしてる姿が想像できる曲だったので、(完成が)楽しみでしかないと思っていました」
YUMA「僕も、完成した曲を聴いた瞬間、“ライブで早くやりたいな!”って思いました。絶対盛り上がりそうですし、曲のテンション感としてもいろんな人に聴いてもらえそうで楽しみです」
――KEVINさんは?
KEVIN「一番最初は、“キャッチーさがすごいな”って思って。しかも、サウンドにカッコよさはあるけど、歌詞は「CLICK ME」とかにも出てくる、好きな子に向けて頑張って気持ちを全面に伝えるみたいな、健気さがあって。歌詞に“BUDDiiS(の曲)で見たことがある子だ”っていうような親近感があるというか。僕たちにピッタリの曲だなって思いました」
――HARUKIさんはいかがですか?
HARUKI「「CLICK ME」の延長線上にあるような曲でBUDDiiSっぽいし、だからこそ、BUDDiiSを知らない方々にも、入口の楽曲として聴いていただきたいなって思いました」
FUMINORI「確かに、それはあるね」
――TAKUYAさんは?
TAKUYA「みんなも言ってる通り、初めて聴いたときは、“BUDDiiSらしさがありつつ新しさもある曲だな”って思いました。あと、個人的には、初めて裏声で歌うパートに挑戦させていただいて。最初は不安だったんですけど、レコーディングをして、パフォーマンスの練習を重ねていく中で、ちょっとずつ不安が自信に変わってきているので、それをライブで披露するのが楽しみです」
――MORRIEさんはこの曲どう感じましたか?
MORRIE「僕は普段から感覚的に物事を決めるタイプなんですけど、「Magic」は聴いた瞬間“この曲、好きだ!”ってビビッときました。あと、大人カッコいいというか、余裕を感じさせるようなこういう楽曲って、あんまりBUDDiiSにはなかったので、そういうところもいいなって思いましたね」
――SEIYAさんは?
SEIYA「僕はいつも送られてきたデモを聴く瞬間のワクワク感がすごく好きで、毎回楽しみにしてるんですけど、この「Magic」も聴いてすぐに“めっちゃいい曲!”と思って。もう、毎朝起きたら必ず聴くっていうくらい、本当に好きなんです。しかも、今回は“10人で歌う”ってことだったので、自分がどこを歌うのかもワクワクでした。この曲ではラップ以外のサビとかを歌ってるんですけど、そこも森くんとかが“SEIYAならいけそうだよ”と言ってくれて。ラップ以外も歌えてすごくうれしかったです。(MORRIEに向かって)ありがとう」
MORRIE「おう!」
――10人で歌う楽曲は「OZ」がありますが、TAKUYAさんやSEIYAさんが話していたように、今回の「Magic」では今まで自分が担当していないパートを歌っていることも。バディのみなさんも、もしかしたら誰がどこを歌ってるのかわからない可能性が…。
SHOOT「1回だけじゃわからないかも」
FUMIYA「そこも含めて何回も聴いてほしいよね」
SHOOT「ライブでパフォーマンスするときに、みんなにビックリしてもらいたいよね。“あの人がサビ歌うんだ!”とかの発見があって、また違った目線でも見られるのかなって」
――“ライブまで待ちきれない!”というファンのために、自分が歌っているパートの聴きどころを教えてください。
FUMINORI「ラスサビが終わったあとの<君を連れていくよ>は、曲の中でも一つ、締めるじゃないですけど、アクセントになる場所。他にも歌っているパートはあるんですけど、その<君を連れていくよ>は僕らしさもありつつ、お気に入りのパートです」
FUMIYA「僕は2サビの2回し目を歌ってるんですけど、そもそもサビを歌うってことが今までほとんどなかったんです。ラップしかしてこなかったので、一つの挑戦だなっていう面と、グループの強みであるボーカル陣と一緒に歌うからには、“それ相当のクオリティにしなきゃいけない”っていうのでたくさん練習してからレコーディングに臨みました。そういう意味でも、思い入れが強いパートになっています。ぜひそこは注目してほしいですね」
SHOW「僕は1番も2番もBメロを歌わせてもらってます。今までもBメロを担当することが多かったんですけど、今回はサビに向けて1回落ちるパートなので、緩急がつくように意識して歌いました。UTAさんにもたくさんディレクションしていただいて、いいテイクが録れたと思っています」
YUMA「僕は歌ってるところが少なくて…。パッと行っちゃうので、耳を澄ませて聴いてもらえればと思います(笑)」
――レコーディングではどんなことを意識しました?
YUMA「とにかくUTAさんのデモを何回も聴いて臨みました。僕はレコーディングに慣れていないので、なるべくデモの歌声に寄せられたらなと思って。でも、思ってたよりスムーズに終えられたので良かったです」
――KEVINさんはどんなところを聴いてほしいですか?
KEVIN「僕は自分のグルーヴを残しながら歌いました。なので、たぶん、聴いたら僕が歌ってるってわかると思いますし、逆にちゃんと気付いてほしいなって思います(笑)」
HARUKI「僕は<You can’t take your eyes off me>ってところを歌ってるんですけど、ここは「CLICK ME」にある<僕だけを見て><目を逸らさないで>っていう歌詞ともリンクしていて。「CLICK ME」と同じラインにある楽曲として、たくさんの方々に聴いてほしいなという想いで歌いました」
TAKUYA「僕は2サビ終わりの<君を連れていくよ>を歌ってるんですけど、ここは、その後にKEVINくんが歌う結構静かなパートに入っていくところになっていて。元気なパートからの切り替えの部分になってると思うので、いろいろな歌い方を研究しつつレコーディングさせてもらいました。僕も、たぶん聴いたらわかってもらえるんじゃないかなって思ってます」
――先ほどは裏声のパートにも挑戦って言ってましたね。
TAKUYA「はい。今言った部分の他にも、2か所歌わせてもらっていて。これまでもパートをいただくことはあったんですけど、1曲で3か所もいただくことはこの曲が初めてで、すごくうれしかったですし、いろんな種類の歌声に挑戦できたこともあって思い入れがある曲になりました」
――MORRIEさんが聴いてもらいたいところは?
MORRIE「僕は最初から歌ってるんですけど、その<こっちおいで 手握って>っていう歌詞が大人っぽいというか。その雰囲気に合わせて、パッと聴いた時に惹きつけられるようなカッコいい歌い方を意識して歌いました」
――MORRIEさんはこれまでの楽曲でも歌い出しを担当することが多いですよね?
MORRIE「多いかもしれないですね」
FUMINORI「ビシッと締まるよね」
MORRIE「特に「Magic」みたいな曲は、割と僕の歌から始まることが多いので、“僕が(気持ちを)吹き込んでやる”っていうくらいの意気込みで歌ってます」
――SHOOTさん、SEIYAさんはどうですか?
SHOOT「この曲では僕、ラスサビでフェイクのパートを歌ってるんです。そこは自分としても、BUDDiiSとしても結構珍しいかなと思うので、そこに注目して聴いていただけたらうれしいです。ライブでもそこが歌えると思うと、楽しみですね」
SEIYA「僕はラップの部分、始まりと終わりを歌ってます。サビが終わって、曲調や雰囲気が変わって僕のパートになるし、ラップパートはたくさんのメンバーが歌っているので、そこでちょっと自分の魅力を出せたらいいなと思って歌いました。あと、曲中に出てくる囁き声のところも歌わせてもらったので、ぜひ聴いてもらいたいです」
――振り付けはどんな雰囲気のものになっているんですか?
FUMINORI「すごくキャッチーな振り付けで…って、僕たちいろんな曲でそう言ってるんですけど、その中でも「Magic」はより一層キャッチーというか(笑)。というのは、一緒に踊れる部分がありつつ、見やすい感じになってると思うんです。10人が揃って見える振り付けになってるし、かわいい振りと大人っぽい振りの両方があって。例えば、ステップは大人っぽいんだけど、手はかわいらしい振りになってるとか。なんか、“Magicポーズ”みたいなのがあるんだよね?」
FUMIYA「手でMを作る振りがあります」
FUMINORI「他にもキュンキュンするポイントが散りばめられてます。さらに、2番に入ると、アクティングっぽい振り付けとかもあったりして。1曲通してめちゃめちゃ見応えのある振り付けに作ってもらったので、早くパフォーマンスしたいですね」
YUMA「Mを作るのはサビの<Magic Magic>ってところで、そこはみんなも一緒にできると思うので。ライブで一緒に踊って楽しみたいです」
――また、MVも撮影したとのこと。どんな仕上がりになっていますか?
FUMINORI「今回、ワンカットで撮影しました。さらに、女性の役者さんにも参加していただいて、その方に僕たちが一人ひとりアプローチをしていくっていう」
――そうなんですね!
FUMINORI「そういうのも初めての試みで」
FUMIYA「ほとんど1対1の構図で、一人ずつアプローチしていくんです」
FUMINORI「でも、一人ひとりのアプローチの仕方が全然違うので。ワンカットの中に組み込まれている僕らのちょっとしたアクティングっていうのも、今回のMVで初めて見せています。めちゃめちゃいい感じに仕上がってるはず…現場はバタバタだったけど(笑)」
FUMIYA「1人終わったらすぐに掃けて、次の人っていうね。現場の音声をそのままにしたら、“捌けろ!”とか“逃げろ!”ばかり入ってるよね(笑)」
――(笑)。
KEVIN「ワンカット撮影ということで、前日にリハーサルをやったんですよ。でも、撮影現場に行ってみないとわからない部分も多くて…。なので、当日現場に入ってから決まることも多くて、適応力が試される撮影でもありました。屋外での撮影でもあったので、陽が出てるうちに撮らないといけない上に、雨予報で。結果、雨は降らなかったんですけど、最初から最後までずっと集中して撮った感じでしたね。実は、同じ日に同じ場所でジャケ写やアー写も撮ったんですよ。“マジック”のように一気にできあがりました(笑)」
FUMINORI「うまい!(笑)」
――さすがです(笑)。今回はワンカット撮影もそうですけど、メンバー以外、しかも女性の出演者がいるところも注目ですね。
FUMINORI「本当、ちょっと大人になったじゃないですけど、デビューから丸2年のタイミングで、人としても、グループとしても成長したBUDDiiSの姿が、今回の「Magic」で表現できたような気がしています」
――そういうみなさんの新しい試みを、バディたちはどんなふうに受け止めてくれるのでしょう?
KEVIN「“ウェルカム!”だよね、きっと」
FUMINORI「すべてを受け止めてくれて、それを楽しんでくれるのがバディのみんなで。それで言うと、今回はこれまでの中でも一番驚きが大きいと思うので、反応が楽しみだし、今回のこの体制は絶対喜んでくれると思います」
――10人で歌うって、バディのみなさんからしたら、ある意味“BUDDiiSにかけたい魔法”がかかった1曲でもありますよね。
FUMINORI「素敵な言葉!ありがとうございます!」
――逆に、みなさんからバディのみんなにかけたい魔法はありますか?
FUMIYA「え〜、何だろう?“グミになーれ!”とか?(笑)」
――かわいい魔法(笑)。
SHOOT「FUMIYAのそういうとこ!(笑)」
FUMIYA「俺、かわいいって言われるの、あんまり好きじゃないんだけどなぁ…」
FUMINORI「いや、好きじゃないって言うヤツが、“グミになれ”なんて言わないよ(笑)」
SHOOT「そうそう。FUMIYAにも非があるぞ(笑)」
――他にある人いますか?
KEVIN「バディのみんなが幸せになる魔法をかけたい」
SHOOT「一番はそうだよね。空が飛べるとか、誰もが一度は思うようなことが叶う魔法をかけてあげたいと思ったけど、みんなが幸せになればいい」
FUMIYA「望みを全部叶えてあげたいよね」
――頼もしい言葉、ありがとうございます!
――そして、6月には「BUDDiiS vol.05 – MAGiiCAL–」が開催されます。東京と大阪、どちらも野外のステージになりますが、どんなライブにしたいですか?
FUMINORI「まだ明確なことは決まってないんですけど、“めちゃめちゃ盛り上げたい!”って、アバウトな言い方ですね(笑)」
――野外のステージって憧れでもあったりしますか?
SHOOT「憧れます!僕、ONE OK ROCKさんとかが好きで、よく野外のフェスでみんなを盛り上げているのを見て、“カッコいい!”と思っていたんですよね。僕たちにとっては野外っていうのも新たな挑戦になるので、自分たちも楽しみたいし、みんなもぜひ楽しんでくれたらうれしいなって思います」
SEIYA「僕も憧れがあるんですけど、外で歌ったり踊ったりするのが、どんな感じになるのか…。演出も、野外だからできるものってあるんですかね?わからないことだらけですけど、そういうのも含めて楽しみです」
――野外できる演出というと…水とか?
FUMIYA「水!」
SHOOT「暑そうだから、水浴びたいね(笑)」
FUMINORI「雨はイヤだけど、降ってほしい、みたいな」
FUMIYA「わかるー!」
TAKUYA「花火とか」
FUMIYA「花火もいいね〜。あと、ペンライト、ガンガンに振っていきたいですね」
FUMINORI「俺の煽り方イジるな(笑)」
FUMIYA「あはは。でも、やっぱりロケーションが暗くなっていったときに、みんなのペンライトが目立つのはうれしいじゃん?」
FUMINORI「確かに」
SHOW「開演が17時って、ちょうど日没の時間。そこから後半になるにつれて暗くなって、夜になってっていう、野外だからこそどんどん変化していく景色とかも、個人的にはすごく楽しみです」
FUMIYA「特効も野外ならではのものが、きっとたくさんあると思うので、そういうのもやってみたい…。ただ、今までの僕たちのライブって、映像をはじめ、屋内ならではの演出によってBUDDiiS感を高めてたと思うんですけど、今回は野外ということで、僕たちのパフォーマンスが肝になってくると思うんです。なので、ゴリゴリの演出で魅せるというよりは、自分たちのパフォーマンスで魅せる。今までとは違った意味合いのライブになる気がするので、僕たちも今まで以上に頑張ります!」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/野﨑 慧嗣
近日公開!radio encore Vol.1/Vol.2
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION
BUDDiiS vol.05 – MAGiiCAL –
東京公演
日時:2023年6月17日(土)
16:00 開場 / 17:00 開演
会場:日比谷野外大音楽堂
大阪公演
日時:2023年6月24日(土)
16:00 開場 / 17:00 開演
会場:大阪城音楽堂
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もっと!BUDDiiS!
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BUDDiiSスペシャルインタビュー――KEVINの制作による2曲、「her+art」、「The One」を同時配信リリース!!
encoreオリジナル -
BUDDiiS「SM:)LE」 × radio encore Vol.2
動画/音声あり -
BUDDiiS「SM:)LE」 × radio encore Vol.1
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BUDDiiSスペシャルインタビュー Vol.2――BUDDiiSが語るダンスの魅力。そして、それぞれのメンバーへの思い。
バックナンバー -
BUDDiiSスペシャルインタビュー Vol.1――2週連続配信リリースで待望のデビュー!BUDDiiSの素顔と魅力
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