「USEN MUSIC AWARD 2024」――2024年の"街鳴り"J-POP、SNS、演歌／歌謡曲、洋楽、K-POP、アニメのランキングの1位は？

「2024 年間 USEN HIT J-POPランキング」サマリー

J-POP部門の1位は、島根県出身のピアノ・トリオ・バンド、Omoinotakeの「幾億光年」でした。TVドラマ主題歌の今作。どんなに遠く、長く離れても変わらない愛しい人への想いをストレートに綴った歌詞と、親しみやすくポップで印象的なサウンドが幅広い世代から支持を集め、週間ランキングでは5週連続累計6回の1位を獲得、月間ランキングでは半年間TOP10入りし、バンドの人気上昇とともに大躍進を遂げました。

国内外で話題となったCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」は8ヵ月にわたり週間TOP20内を賑わし2位に、Mrs. GREEN APPLEはロングヒット中の「ライラック」が3位と、SNSや動画配信サービスの普及もあり、より長く、多くの人に愛され街鳴りした楽曲が際立つ結果となりました。

■2024 年間 USEN HIT J-POPランキング
1. Omoinotake「幾億光年」
2. Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
3. Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
4. tuki.「晩餐歌」
5. Ado「唱」
6. 緑黄色社会「花になって」
7. back number「新しい恋人達に」
8. Vaundy「タイムパラドックス」
9. YOASOBI「アイドル」
10. ヨルシカ「晴る」

「2024 年間 USEN HIT SNSランキング」サマリー

SNS部門の1位は、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」でした。TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期OPテーマで中毒性の高い楽曲が国内外で大ヒット。SNSでオープニングムービーに合わせて踊る「BBBBダンス」チャレンジが大バズりし、5ヵ月連続月間1位を記録しました。

注目は3位に初登場のtuki.。5位のAdo同様、顔出しせず活動中の高校1年生のシンガー・ソングライターで、TikTokで「晩餐歌」のサビを公開してから人気を集め、月間ランキングで12ヵ月連続TOP10入りする快挙を果たしました。アニメやドラマ主題歌、現代ならではの活動スタイルのアーティスト、新星K-POPグループなど、バラエティに富んだSNSランキングでした。

■2024 年間 USEN HIT SNSランキング
1. Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
2. Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
3. tuki.「晩餐歌」
4. YOASOBI「アイドル」
5. Ado「唱」
6. Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」
7. Omoinotake「幾億光年」
8. ILLIT「Magnetic」
9. King Gnu「SPECIALZ」
10. YOASOBI「勇者」

「2024 年間 USEN HIT 演歌／歌謡曲ランキング」サマリー

演歌／歌謡曲部門の1位は、三山ひろし「恋・・・情念」でした。今作では恋の障壁に出会ってなお燃え上がる“情念の世界”に初挑戦して演歌ファンを魅了し、月間ランキングで累計5回、週間ランキングで累計17回1位に。めでたく年間1位を獲得し、2位の山内惠介とともに10年連続10回目のNHK紅白歌合戦出場が決定しています。

また、「昭和歌謡・昭和ポップスを現代に」というコンセプトで今年9月にデビューした新グループ、SHOW-WAのデビュー曲「君の王子様」が急躍進し、10位に初登場。年間ランキング常連の顔ぶれの中に、期待の新星の活躍も目覚ましい演歌／歌謡曲界でした。

■2024 年間 USEN HIT 演歌／歌謡曲ランキング
1. 三山ひろし「恋・・・情念」
2. 山内惠介「紅の蝶」
3. 木村徹二「みだれ咲き」
4. 山崎ていじ「ふたりで夢さがし」
5. 髙宮城せいじ「最後の恋は・・・ナガサキ」
6. 丘みどり「涙唄」
7. 二見颯一「泣けばいい」
8. 秋元順子「ルージュの蝶々」
9. 純烈「夢みた果実」
10. SHOW-WA「君の王子様」

「2024 年間 USEN HIT 洋楽ランキング」サマリー

洋楽部門の1位は、ベンソン・ブーン「ビューティフル・シングス」でした。今年1月に発表したこの曲で世界10ヵ国以上のチャートでNo.1になるなど、一気にブレイクしたベンソン。週間ランキング、月間ランキングともに半年以上TOP20内をキープする根強い人気で見事年間1位に輝きました。

2位はデュア・リパ「フーディーニ」。昨年末から今年前半にかけて大きな支持を集めロングヒットとなりました。第67回グラミー賞で主要4部門すべてにノミネートされているサブリナ・カーペンター「エスプレッソ」は5位、ビッグコラボで話題となった「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は9位にランクイン。またポスト・マローンやビヨンセのように有名アーティストがカントリー・アルバムをリリースしたりと、カントリーソングも盛り上がりを見せた今年の洋楽シーンでした。

■2024 年間 USEN HIT 洋楽ランキング
1. ベンソン・ブーン「ビューティフル・シングス」
2. デュア・リパ「フーディーニ」
3. テイラー・スウィフト「クルーエル・サマー」
4. マネスキン「アイ・ワナ・ビー・ユア・スレイヴ」
5. サブリナ・カーペンター「エスプレッソ」
6. テディ・スウィムズ「ルーズ・コントロール」
7. ポスト・マローン「アイ・ハッド・サム・ヘルプ（feat. モーガン・ウォーレン）」
8. ホージア「トゥー・スウィート」
9. レディー・ガガ＆ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」
10. ビヨンセ「テキサス・ホールデム」

「2024 年間 USEN HIT K-POPランキング」サマリー

K-POP部門の1位は、5人組ガールグループ、ILLIT（アイリット）の｢Magnetic｣でした。今年3月にデビューして間もなく世界中で大バズり。ユニークで可愛らしい魅力に加え、中毒性の高い振付がSNSで話題となってZ世代の間で人気を集め、大躍進。週間ランキングに初登場し、16週ランクインしました。

2位と7位はLE SSERAFIM。リズミカルで高難易度のパフォーマンスもさることながら、メンバーが作詞作曲に参加し、プロデュースも手掛けており、自分たちの姿を投影させるストーリーテリングが共感を呼びました。SEVENTEENは今年歴代1位の初動販売枚数を記録した「MAESTRO」が3位に。5位と8位にはStray Kids。米ビルボード・アルバム・チャートのBillboard 200でNo.1デビューを飾り、ワールドワイドな人気を獲得しています。

TOP10には、圧倒的なダンスパフォーマンスを見せるアイドルグループや、ワールドツアーなど目まぐるしく活動を広げたアーティストばかり。勢いの止まらないK-POPシーンです。

■2024 年間 USEN HIT K-POPランキング
1. ILLIT「Magnetic」
2. LE SSERAFIM「EASY」
3. SEVENTEEN「MAESTRO」
4. IVE「Baddie」
5. Stray Kids「Chk Chk Boom」
6. ENHYPEN「XO（Only If You Say Yes）」
7. LE SSERAFIM「CRAZY」
8. Stray Kids「LALALALA」
9. aespa「Armageddon」
10. JEONGHAN×WONWOO「Last night（Guitar by Park Juwon）」

「2024 年間 USEN HIT アニメランキング」サマリー

アニメ部門の1位は、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」でした。TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期OPテーマの本作は海外でも大ヒットするとともに、オープニングムービーでキャラクター達が踊るBBBBダンスを出演声優も動画サイトで踊ってみるなど、大きな話題となり、月間ランキングで10ヵ月連続TOP20入りを記録しました。

TVアニメ「忘却バッテリー」オープニングテーマ、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」は放送開始と同時に週間ランキング1位に初登場し、勢いそのまま年間2位に。TVアニメ「【推しの子】」主題歌のYOASOBI「アイドル」とGEMN「ファタール」や、国民的人気アニメ『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』主題歌のVaundy「タイムパラドックス」など、作品人気とアーティスト人気の相乗効果が感じられます。

近年の傾向どおり、より作品の世界観に寄り添った楽曲や、アニメ特有ともいえる、映像との親和性の高い楽曲が多くの人から支持される結果となりました。


■2024 年間 USEN HIT アニメランキング
1. Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
2. Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
3. YOASOBI「アイドル」
4. Vaundy「タイムパラドックス」
5. 緑黄色社会「花になって」
6. Official髭男dism「SOULSOUP」
7. ヨルシカ「晴る」
8. Uru「アンビバレント」
9. GEMN「ファタール」
10. 倉木麻衣「You＆I」

「2024 年間 USEN HIT J-POP／洋楽ランキング」

■2024 年間 USEN HIT J-POP／洋楽ランキング
1. Omoinotake「幾億光年」
2. Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
3. Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
4. tuki.「晩餐歌」
5. ベンソン・ブーン「ビューティフル・シングス」
6. デュア・リパ「フーディーニ」
7. Ado「唱」
8. back number「新しい恋人達に」
9. 緑黄色社会「花になって」
10. テイラー・スウィフト「クルーエル・サマー」