マーフは、アーティストやギャラリー、ミュージアムなどが直感的なユーザーインターフェースとアートに特化した情報テンプレートを通して、広報ノウハウを持たずしてもプレスリリースを作成・配信できるサービスで、個展、作品、アーティスト、ギャラリーなどの情報も各々ウエブページとして生成され、ユーザーはマーフを巡るだけで今まで知らなかったアーティストや作品と出会え、アーティストやギャラリーなどと継続して繫がれるPRプラットフォームとして機能する。

アートという領域に特化し、フォーマットをより直感的にすることで、情報が発信されにくかったアートに関する情報を「見える化」している。

現代アート作家とファンの新たな出会いの場となることで、才能と興味の新たなつながりを生み出すとしている。

また同サービスは国内に留まらず、2023年度内を目標に世界のアートメディアに日本のアートシーンを届けるグローバルアートPRプラットフォームを目指している。

タブレットのインターフェース
スマホのインターフェース

「MARPH」は、Marble + Phenomenon を組み合わせた造語で、大理石のような独特の模様が混じり合い、化学変化を起こしながら、非凡な才能と出会えることを象徴している。

Nerhol、花井祐介、長場雄、多田圭佑、Ichi Tashiro、LY、TAKU OBATA、コムロタカヒロ、タムラサトルら30人を超えるアーティスト、さらにGallery COMMON、GALLERY TARGET、MAKI Gallery、T&Y Projects、PARCEL、TEZUKAYAMA GALLERYなど約15 のギャラリーが参加する。

第一弾として、6月30日から公開された+81 Gallery Tokyo での山口歴の新作発表情報を配信している。

スマホに表示された山口歴の新作
山口歴の新作展示

マーフは、アーティストやギャラリーだけのものではなく、アート鑑賞が趣味の人やコレクションをしている人、そしてアートのことをこれから知っていきたいという人々にとっても、アーティストやギャラリーの最新情報が一望できるサイトとして活用できる。

現代アートの敷居が高いと感じる人や興味はあるが普段の生活でアート情報に接触する機会が少なかったという人にも使いやすく、直感的に操作できるユーザーインターフェースを目指した。また会員登録することで、好きなアーティストや気になるギャラリーをフォローすることが可能になり、最新の個展情報などのプレスリリースを受け取ることができる。

過去の作品や個展のアーカイブにもアクセスでき、より深くアーティストについて掘り下げて知ることも可能だ。

現状はβ版として、コンセプトに賛同した多様なギャラリーやアーティストに無料で一定期間利用してもらい、使い勝手や追加すべき機能などのフィードバックを受け、それらを反映してから正式オープンさせる計画だ。

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