今シーズンは、ブランドの象徴であるジャケットのデザインを削ぎ落とし、新たな形を模索することを起点とした。削ぎ落とすことにより生まれた余白に、ミニマルなディテールを加えることで、それぞれのアイテムに新たな息吹を吹き込んだ。

ウィメンズでは、ノーカラーのジャケットにセーラーカラーのように作り変えられた襟を加えることで、ジャケット本来の機能を保ちつつ、テーラードへの新たなアプローチを取り入れた。
メンズのルックでも見られるセーラーカラーは、ダブルブレストジャケットにレイヤードされ、ボタンを止める位置により様々な表情を見せてくれる。

カラーや柄では、磨りガラスからインスパイアされたトランスペアレントなブルー、マイクロクロスステッチのフラワー刺繍、海辺で見つけた人工物を思い起こさせるブルーやミントグリーン、イエロー、明るいネイビーやラベンダーにギンガムチェックを合わせるなど、クラシカルに偏らないカラーパレットを見せた。

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