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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN
「見る側の見たいもの」っていうのは、何なんでしょうか。普段PRという仕事柄、アルものを良く見せてアピールするというのが仕事なわけで、興味を持ってもらうコトなどは得意なハズなんです。一番身近なところで言えば、SNSです。
いわゆる[いいね]の数で測るのが良いとは思いませんが、わかりやすい指標でもあるわけですよ。しかし、これって難しいもので、ことさらブランドではなく自分のアカウントなどでは失敗するんです。「これ、いいっしょ、いいっしょ感」が出すぎてしまうのか、割りと自分的には「いいっしょ」と思い投稿したものに限って、"ノーいいね"ですよ。(※いいねが0という意味ではなく人気のない時に私の中で"ノーいいね"と呼んでいます。逆語は"イエスいいね"。)
ただ、私のアカウントをフォローしてくれている=私の何かが知りたいってコトですよね?そもそもそこが違うんでしょうか。いやいやそれを言い出したらもう無限ループで別ゾーンに飛んで行ってしまいそうなので、そういうコトにします。
では、私の何を知りたいか?ってことさえ分かれば"ノーいいね"は発生しないわけですよね。まぁ、スーパーアイドルではないので、道の石を写真撮ったって"イエスいいね"ってコトにならないのは分かっているので。と言いますが、(そこまで考えてはいない)ある程度は考えて投稿しています。ブランドの名前も背負っているので、コーディネートの投稿なんかも載せますし、犬(イッヌ)も載せます。
しかし、ある日には洋服のコーディネートを載せたらえらく"イエスいいね"だったものですから、それは次もがっつりコーディネートいきますよね。そーすると"ノーいいね"なんです。
「うんもぉ~」と思っていたら、次の日に食べたチャーハンに"イエスいいね"してくるんです。うんもぉ~分かりません。
私だって、見る側としてもSNSを利用しているわけなので、その目線に置き換えたら分かるはずじゃないですか。けど、わからないんです。
【わからない⇒違うやり方でやってみる⇒おぉ何だかいい感じ⇒あれ?違うな⇒わからない⇒たまに大成功⇒今度は違うのか⇒わからない】
の繰り返し、あぁ、これって私の仕事の感じだ!!だから私ずーっとPRという仕事をしているのかもしれないですね。
(おわり)
文/洞口美佳(アーバンリサーチ)