メーガン・トレイナー『タイムレス』
彼女のルーツであるドゥーワープを存分に表現した期待を裏切らない作品
メーガン・トレイナーの6作目となるアルバム。デビューから10年という節目でもあるタイミングでリリースされた今作には、シングル曲「トゥー・ザ・ムーン」と「ビーン・ライク・ディス」を含む合計16曲が収録されており、参加アーティストにはエミー・アワードを受賞しているニーシー・ナッシュやT-Pain等が名前を連ねています。特にT-Painとの「ビーン・ライク・ディス」は、事前に本人のTikTokにアップされた同曲のショート動画が1300万回以上の再生回数を記録するなど、リリース前から大きな話題に。アルバム全体を通して、彼女のルーツであるドゥーワープを存分に表現した期待を裏切らない作品です。
USENのアーティスト特集でも6月24日からの1週間、彼女の特集を放送。こちらも是非チェックしてみてください。
6月24日(月)~6月30日(日)のメーガン・トレイナー!ーA56アーティスト特集 WEEKLY 洋楽
レビュー・USENディレクター/洋楽/Akkie
オーロラ『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』
弱さから強さへ、自己破壊から自己治癒へと向かう旅路を表現
ノルウェーが誇る北欧の新世代歌姫、オーロラが待望の4thアルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』(日本語で"心臓に何が起きたの?")をリリース。個人的なことから自然や環境、社会的なものまで、幅広いテーマを扱うオーロラですが、今作では"私の心に起きたこと"をテーマに、弱さから強さへ、自己破壊から自己治癒へと向かう旅路を表現。現代社会で失われた精神的なつながりや、無防備さが持つ癒しの力を探求し、政治や個人的な成長との心の結びつきを通して、変化の灯を点そうと呼びかける、多くの人の心に寄り添う作品となっています。
レビュー・USENディレクター/洋楽/yane
ポール・ウェラー『66』
66歳の誕生日の前日にリリースされた『66』
今年の1月に行われた来日ツアーも記憶に新しい"モッドファーザー"=ポール・ウェラーの最新作がリリース。来日公演で初披露となった楽曲を始め、その全貌が明らかとなった本作。66歳の誕生日の前日にリリースされた『66』は、数々の歴史的名盤のアートワークを担当したサー・ピーター・ブレイクを始め、楽曲制作のコラボレーターにはサッグス、ノエル・ギャラガー、ボビー・ギレスピーなど錚々たるメンツが集まった1枚に。自身のルーツに根差しつつ、66歳とは思えないほどの(佇まいと外見はもちろん)エネルギーに満ち溢れた現在進行形のソウルとロックが充満しています。
USENディレクター / 洋楽 / 3