大阪・箕面を拠点に活動する男女シンセ・ポップ・デュオ、 Still Dreamsが全曲日本語詞による4曲入りの新作『ひかりEP』 を4月24日にリリースした。 今作はこれまでと同様に自主レーベル、Be Here Now Recordsからのリリースとなる。
Still Dreamsは、大阪・箕面のRyuta WachiとMaaya Wachiの夫婦2人によって2016年に結成。 かつてはドリームポップ/シューゲイザー・バンド、 Juvenile Juvenileのメンバーとして活動し、Still Dreamsの結成後は80’sポップスやドリームポップ〜 シンセポップ、SF小説、TVゲームなどの影響を受けた、 コズミックでキュートで人懐っこいサウンドを追求してきた。 2023年にはキャリア初の全曲日本語詞によるミニアルバム『 Nerve』をリリース、よりエレクトロ・ ミュージックへ傾倒したサウンドで新境地を開拓した。
今作『ひかりEP』も、そうした前作のエレクトロ・ サウンドを引き継ぎ、歌詞もさらに日本語としての表現を追求し、 その言葉たちはより深みを増して届けられる。
創作することへの尊敬と興味深さを表現した「ひかり」 から幕を開け、続くアップ・テンポな「ピクセルダイブ」では、 ゲーム好きな2人らしく、ゲームやそのクリエイターへの愛を〈 僕〉と〈きみ〉の世界に重ね合わせるように言葉を紡ぎ、ラップ・ パートなど新たな要素も垣間見える。そして、 アトモスフェリックでドリーミーなサウンドに乗せてずっと音楽を 聴いていたい気持ちを〈まだくらいたいよ 音の波〉と歌う「きみといたい」を経て、 ポジティヴとネガティヴが絶妙なバランスで同居する「からっぽ」 で幕を閉じる。
なかなか思うようにいかず、 後悔ばかりで全部嫌になりそうな生活だとしても、〈 からっぽのまんま 今日も朝を迎えに行くんだ〉と歌う。 必要以上に肯定も否定もしない、 ただそこにいてくれるような温度感が心地良い1枚に仕上がった。
なお、今作のアートワークは前作収録の「たくらみ」 のミュージック・ビデオも手掛けたグラフィック・デザイナー/ ヴィジュアル・アーティスト、KURODA(KANG SIGH HYPER CREW)が制作。ミュージック・ビデオや、 ヴォーカルのMaaya Wachiが発行する学校新聞風のオウンド・メディア「 Dream Express」でもおなじみのキャラクターが登場している。
RELEASE INFORMATIONStill Dreams『ひかりEP』
2024年4月24日(水)配信
Be Here Now Records
トラックリスト:
1. ひかり
2. ピクセルダイブ
3. きみといたい
4. からっぽ
Still Dreams(スティル・ドリームス)プロフィール
大阪・箕面のRyuta WachiとMaaya Wachiの夫婦2人によって2016年に結成されたシンセ・ ポップ・デュオ。 これまでに3枚のアルバム『Theories』『Lesson Learned』『New Life』と、2枚のミニアルバム『Make Believe』『Nerve』をリリース。 2019年には中国ツアーを行い、 2021年にはフィリピンの音楽カンファレンス「Sonik Philippines」のオンライン・ ショーケースでのライブや、『Make Believe』をスペインの名門レーベル、Elefant Recordsからリリースするなど、国内外で活動を展開。 また、Maayaが手掛ける学校新聞風の月刊オウンド・ メディア「Dream Express」による情報発信も行っている。