多種多様な楽曲を通してRubberPopを表現してきた江口侑の一年ぶりのデジタルシングル「Dogman」が6月12日にリリースされた。
ロックバンドとホーン隊のアンサンブルに乗せて愛と欲を大胆に描く、アップテンポなエキゾチックナンバー。江口侑の編曲で必ずといっていいほど使用している、ストリングス隊が今回はなく、初のホーン隊を使用している。今作はGt、Bass以外は全て打ち込みで制作され、象徴的なワウギターとホーン隊とのバンドサウンドでとても華やかかつ、Dセクションでは急に静かなジャズパートとビート、シンセベースを組み合わせた奇想天外なサウンド空間になっている。今回も、作詞作曲編曲は江口侑自身が手掛け、歌詞のポップな言葉遊びと語呂の面白さが軽快である。
本作のMVでは、砂漠×舞妓の組み合わせがユニークである。作詞作曲も終わっていない中、Dセクションの編曲だけが先に完成し、その際に、「夕方の砂漠に自分と舞妓が寝ていて、二人だけにスポットライトが当たっている」映像を想像しながら制作したという。まさにこの逆算的な制作方法こそ、江口侑の掲げるRubber Popである。
■プロフィール
1998年2月27日生まれ 神奈川県出身
作詞作曲、編曲、MV制作までも自らがディレクションし、叙情性の高い歌詞と、ユーモラスな楽曲を生み出し続けている次世代型クリエイティブアーティスト。
幼少期から音楽と芸術に触れ、東京藝術大学大学院在学中には、空間オーディオ/劇版音楽の作編曲について研究する。 センチメンタルな優しさ溢れる中低音と、空気をすり抜けていくようなナチュラルなファルセットが特徴的である。どんな姿にも変形する新しいポップス音楽、 Rubber Pop(ラバーポップ)を掲げている。