自作を「闇のみんなのうた」と銘打ち、1曲ごとに違った音楽性を纏うジャンルレスな楽曲群、人間の感情を鋭く描いた歌詞、可愛らしいながらもどこか毒のあるMVのアニメーションやアートワークが特徴的な作品作りを行う離想宮。

5月22日にシングル9作目となる「アンヘドニアの森」の配信がスタート、同日20時にミュージックビデオが公開となった。

本作は、喜びの喪失を表す「アンヘドニア」という心理学用語を冠し、都市のビル群や人の群れ、人間一人一人の感情の乱立を「森」と表現したという「アンヘドニアの森」。今作も作詞作曲、編曲、MVともに離想宮が全てひとりで担当。

本人が「あえてシンプルにピアノだけを鳴らしたかった」と語るピアノサウンドの巧みさや、都会の夜に生きる若者の心情をストーリー仕立てで描き「一緒に行ってくれませんか」と訴えかける歌詞が聴きどころとなっている。

ミュージックビデオは、敢えてシンプルに構成されたループするアニメーションと、無機質な表情を浮かべる手を引くふたりが印象的な作品。反面、殴り書きのようにも思える歌詞が、視聴者に対し、曲の持つ世界観を直接的に訴えかけてくるようにも感じ、その不安定さが逆にぐっと引き込まれる内容となっている。

「アンヘドニアの森」RELEASE INFO

配信中

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■プロフィール
自作を「闇のみんなのうた」と銘打ち、1曲ごとに違った音楽性を纏うジャンルレスな楽曲群、人間の感情を鋭く描いた歌詞、可愛らしいながらもどこか毒のあるMVのアニメーションやアートワークが特徴的な作品作りを行う離想宮。
アーティスト名はフランスの郵便配達人が一人きりで30年以上かけて作り上げた建造物「シュヴァルの理想宮」が由来であり、離想宮自身も作詞・作曲・編曲・歌・MV製作・ジャケットアート等をすべて一人で行うスタイルで制作を行う。
今までにお笑い芸人コンビ「滝音」の単独公演の出囃子やテーマソングの作曲、新作ゲームの主題歌、劇伴のコンポーザーなどを担当。また、2023年は「ジュースごくごくクラブ」の共演やサポートを務めるなど、多岐に渡り活躍の場を広げる、今注目のマルチクリエイターのひとり。

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