インターネットシーン発ボーカリスト「KK(ケイケイ)」は、ニコニコ動画でいわゆる「歌ってみた」が最盛期を迎えた2010年頃から活動を続け、2014年には1stアルバム「心音(こころね)」でメジャーデビューを果たし、YouTubeチャンネルの総視聴回数は5,500万回を超えるなど、近年では音楽シーンの一角を担う「ネットシンガー」の先駆け的存在だ。

メジャーデビューから10年の節目を迎える2024年10月9日、KKがこれまでインターネット上に公開してきた「歌ってみた」音源から選曲したベストアルバムを配信リリースする。数々のボーカロイドヒット曲をカバーした本作は、当時の音源のまま、リスナーの記憶を刺激する傑作選となっている。

日本以外にも、韓国や中国といったアジア圏で多くのリスナーに支持されているKK。すでにオフィシャルサイトなどでは発表されているが、10周年のアニバーサリーとして、東京、ソウル(韓国)、上海・広州(中国)の4都市をまわるアジアツアーの開催が決定している。東京公演には、同じくニコニコ動画をルーツに持つアーティストである、ササノマリイとCIVILIANが出演決定し、集大成となるステージに期待が高まる。

アジアツアーの公演チケットは、ソールドアウトした韓国公演を除く公演で、現在一般発売中。各購入方法はオフィシャルサイトにまとめられている。

KKからは「このアルバムは、そんな自分が歩いてきた道のりそのものです。一曲一曲、聴き直すたびに当時のことがフラッシュバックしてきます。」というコメントも届いている

【KK コメント全文】

あの頃に歌を聴いてくれていた人たちからすると、KKっていう存在は、どんなものだったんだろうと思ったりします。はじめは音楽のことなんて何もわからず、狭いワンルームで録音した歌声を、小さな望みだけを頼りにインターネットの海に放り投げました。

そこで一人、二人と、歌を気に入ってくれる人が現れて、そのことに自分が満たされたくて、歌を歌い続けていました。それはもう、生きがいになっていたと思います。

それから偉大な楽曲たちに出会ったことで、渦は少しずつ大きくなっていきました。人生でもらえる「自分の価値」の最大値が、日々更新されていくような気持ちでした。狭いワンルームで歌っていた自分が、音楽スタジオでレコーディングをするようになりました。人前に立つことが得意ではなかった自分が、ステージに立って歌うようになりました。

歌、音楽に出会えたことで、どれだけの日々が変化して、成長できたことか。KKに関わってくれた人たち、リスナーの皆さんのおかげなんです。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

このアルバムは、そんな自分が歩いてきた道のりそのものです。一曲一曲、聴き直すたびに当時のことがフラッシュバックしてきます。そうすると、今現在に繋がっていないものなんて、何ひとつないんだと思います。

2024年、KKは活動15周年、メジャーデビュー10周年を迎えました。アルバム、そして新曲を携えて、またステージで歌うことができます。それはなんて素敵で、かけがえのないことか!

KKという存在がどんなものか。どうなんでしょう。ただ思うのは、僕の感じていることが、あなたと同じだったらいいな、ということです。あの頃、動画をクリックしてくれたあなたと、メッセージを送ってくれたあなたと、ライブ会場に来てくれたあなたと、また再会できる未来があることを、とてもとても楽しみにしています。

●アルバム情報
BEST OF KKBOX/KK
2024年10月7日(月)リリース
【収録曲】
01.それがあなたの幸せとしても
02.林檎売りの泡沫少女
03.いかないで
04.ケッペキショウ
05.自傷無色
06.アイロニ
07.オレンジ
08.ぼくらのレットイットビー
09.HEAVEN
10.Waltz Of Anomalies
11.クライヤ
12.僕らの行方
13.Afterglow
14.ペイメント
15.テロメアの産声
16.焔の棟
17.サリシノハラ
18.NightGale

★配信リンク 

ーKK(ケイケイ) プロフィールー
009年、ニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリで活動を開始。歌声やコーラスワークの他、隠れた名曲を歌う選曲の良さに評価を集め、徐々に知名度を得る。
2014年には1stアルバム『心音(こころね)』で、ビクターからメジャーデビュー。オリコンデイリー総合9位を獲得。初・全国ライブツアーを成功させる。
以降はシンガーソングライター名義の上北健として活動するも、日本のみならず韓国やアジア諸国でのKKとしての人気は根強く、リリース・ライブを待望するファンが健在している。

オフィシャルサイト

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