2018年に韓国でデビューし、2023年12月にリリースされた2ndフルアルバム「THE WORLD EP.FIN : WILL」が、米・Billboardのメインチャート「Billboard 200」にて1位、英・オフィシャルアルバムチャートにて2位を獲得し、世界2大音楽チャートを席巻するなど、グローバルな人気を誇る韓国の8人組ボーイズグループ「ATEEZ」。
そんなATEEZが、”K-POPボーイズグループ初”として、コーチェラを完璧に色染めた。
4月12日(以下現地時間)に続き、19日に米国最大規模の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival」の2回目のステージまでを大成功に終えた。
この日、コーチェラの2回目のステージに立ったATEEZは、登場と共に「We are back Coachella!」と叫びながら華麗に幕を開けた。
続けて「Say My Name」、「HALA HALA」で情熱的なステージを披露したATEEZは、観客の熱烈な歓声を一身に受けながらコーチェラバレーを熱く盛り上げた。
以後、ATEEZは「Guerrilla(Flag Version)」、「Crazy Form」、「ROCKY」、「The Real」など多彩なステージを披露し、特に米・「Billboard 200」のチャートで1位を獲得した2ndフルアルバムのタイトル曲「Crazy Form」のステージでは、体が今にも壊れるような激しいパフォーマンスで最高の「Form」を届けた。
さらに、赤色のガウンとチャンピオンベルトを身にまといボクサーに変身した「ROCKY」のステージでは、拳を握ってジャブを打つ新鮮な振り付けで注目を集めた。
また、韓国特有の美を取り込んだ「The Real」のステージでは鉦、太鼓、チャング、太平小など伝統楽器の音が加わり観客を虜に。
あわせて「こういうのがまさにカッコよさだ」といった方言を使った歌詞で韓国的な魅力を誇る中、K-パフォーマンスの真髄を披露し、HONGJOONGは先週の「Hello Coachella」に続き、今週は「Golden Hour」というメッセージが書かれた扇子を持ってステージに登場し、格別なセンスを発揮した。
「ARRIBA」と「DJANGO」のステージではウエスタンムードが漂う小物を使用し、曲の雰囲気を倍増させた。
「ARRIBA」のステージ中、メンバーの掛け声に合わせて各バンドセッションが順にソロ演奏を行い、見る楽しさを披露するかと思えば、「DJANGO」では「僕は孤独なガンマンだバンバンバンバン」の歌詞に合わせて、テーブルの上で繰り広げられたパフォーマンスが強烈なインパクトを残した。
ATEEZは公演の最後に「この2週間、本当に驚くような経験をした。音楽には境界がないということを今回のコーチェラを通じて感じた。2週間、私たちに忘れられない思い出を作ってくれて感謝している」と感無量の思いを伝え、「ファンの方々のおかげでATEEZがコーチェラに立つことができた。ATINY(ファンの呼称)に心から感謝する」とファンに向けて格別な想いを届けた。
まら、「BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)」では今まで感じたことのない新たなスパイシーさで魅了したのはもちろん、限界のないエネルギーで会場を熱気で包んだ。
最後にドヴォルザークの交響曲9番「新世界より」を挿入したことで壮大さを一層高めた「WONDERLAND(Symphony No.9「From The Wonderland」)」のステージでは、JONGHOが「4段高音」を披露し、爆発的な歌唱力で観客を彼らの世界へ引き込んだ。
さらにATEEZのステージが始まると、コロンビアのミュージシャンであるJ·バルヴィン(J Balvin)、アメリカのラッパーであるブラスト(Blxst)など、コーチェラのラインナップに名を連ねる様々な有名ミュージシャンたちが、彼らのステージのために実際に足を運んで公演を楽しむなど、世界的な人気を改めて実感させた。
また、彼らは約1時間の公演の中、磨き上げられたステージマナーと隙のないパフォーマンスで観客を魅了させたのはもちろん、10曲にも及ぶ充実したセットリストを全てライブパフォーマンスで完璧に消化し、世界中のファンから賞賛を浴びた。
それだけでなく、カラフルなレーザー効果や華やかなLED映像など、視覚的な要素を最大限に活用した舞台演出を披露し、公演に躍動感を与えた。
ATEEZは「欠点のない完璧な公演」として、これからも長く継がれるであろうレジェンドステージを再び誕生させ、「K-POPボーイズグループ初」となるコーチェラのステージに立った理由を堂々と証明した。
今回のコーチェラを通じて「パフォーマンスの最強者」としての名を響かせ、キャリアの転機を迎えたATEEZに全世界の音楽ファンの関心が集まっている。
なお、ATEEZは米国グラミーミュージアムでPop-Up展示会「KQENT.(ATEEZ & xikers):AGRAMMY Museum Pop-Up」を開催中だ。
●ATEEZ Profile
韓国の8人組ボーイズグループ。
2018年10月にミニアルバム「TREASURE EP.1 : All To Zero」でデビューし、2019年12月にアルバム「TREASURE EP.EXTRA : Shift The Map」で日本デビュー。
メンバー個々のスタイルを強調したダンスパフォーマンスの高さは群を抜くレベルを誇り、アメリカのビルボードチャートをはじめ、各種チャートでも人気を証明している。
2022年7月にリリースされた韓国8枚目となるミニアルバム「THE WORLD EP.1 : MOVEMENT」が、米・Billboardのメインチャートである「Billboard 200」にて3位を記録し、世界的なアーティストの仲間入りを果たし、同月開催された日本初の単独コンサートでは、3万席がSOLD OUT。
それだけに留まらず、2022年12月にリリースされた初のシングルアルバム「SPIN OFF : FROM THE WITNESS」は、「Billboard 200」に3度もチャートインを果たし、ワールドクラスのアーティストとして名を連ねた。
同年10月からは、韓国・ソウルを皮切りに日本、そしてアメリカ、ヨーロッパでワールドツアー「ATEEZ WORLD TOUR [THE FELLOWSHIP : BREAK THE WALL]」を開催し、ソウルと日本でアンコール公演まで大成功を収めた。
2023年7月より同タイトルでデビュー後初となるアジア、南米ツアーも開催し、その勢いは止まることを知らない。
2023年12月1日にリリースした、2ndフルアルバム「THE WORLD EP.FIN : WILL」では、「Billboard 200」で自身初の1位を獲得しただけでなく、K-POP第4世代のアイドルとしては初の英・オフィシャルアルバムチャートで2位にランクインし快挙を成し遂げるなど、世界的な人気を博している。
2024年2月3日(土)、4日(日)にさいたまスーパーアリーナにて、「2024 ATEEZ WORLD TOUR [TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER] IN JAPAN」を開催し、2日間で計34,000人を動員。
2月28日(水)には日本で3枚目となるシングル「NOT OKAY」をリリース。
ま同作品はメンバー自身も出演しているロート製薬「ロートUV」の新テレビCM「UV Positive Revolution」編にCMソングとしてもオンエア中で、現在までに出荷枚数35万枚を突破している。
また、4月12日(金)と19日(金)には、アメリカ・カリフォルニア州インディオの砂漠地帯であるコーアチェラ・バレーで開催された「Coachella Valley Music and Arts Festival」に、K-POPボーイズグループとして史上初となる出演に加え、メインステージアクトとしてパフォーマンスを果たした。