もうすぐ初ライヴから37年を迎える4人組ロックバンド・スピッツ。
11thシングル「ロビンソン」のヒットを機に、以降「チェリー」「楓」「魔法のコトバ」「春の歌」「優しいあの子」など各年代で代表曲を生み続け、昨年の「美しい鰭」では新たなファンも獲得。
多くの人に知られるきっかけとなった「ロビンソン」が発売されたのが1995年4月。その7か月前、1994年9月21日に発売されたのが5作目のアルバム『空の飛び方』である。国民に気づかれる直前のアルバムなのだ。
あまり知られていないが、代表曲の「空も飛べるはず」は、「ロビンソン」よりも1年前の1994年4月に8thシングルとして発売され、この『空の飛び方』にはAlbum Versionが収録されている。後の1996年1月に放送されたドラマ「白線流し」の主題歌に起用されシングルを再出荷、ミリオンセラーの大ヒットとなった。その他、名曲「青い車」や、「スパイダー」などの人気曲も収録された、まさにブレイク前夜の名盤なのである。
オリジナルのリリースから30年、2024年9月18日(水)に30周年記念盤『空の飛び方 30th Anniversary Edition』の発売が決定した。オリジナルアルバム収録の全11曲に加え、近年のライヴヴァージョン3曲もボーナストラックとして収録。CD・カセットテープ・アナログの全3形態で限定発売となる。また、CDには今回初めてHDリマスターされたMusic Video3曲と、リリース当時の貴重なライヴ映像『スピッツ “空飛び” JAMBOREE TOUR '94』から2曲を収録したBlu-rayが付属。さらにブックレットにはオリジナルには未使用だった秘蔵写真も使われ、ファン垂涎の内容となっている。
当時からのファンはもちろんだが、「ロビンソン」でスピッツを知った人、昨年の劇場版コナンきっかけでスピッツを好きになった人、30年前まだ生まれていなかった人たちに是非聴いて欲しい。30年も前に作られた毒気強めな名盤を。
『空の飛び方 30th Anniversary Edition』Release Information
2024年9月18日(水)発売
CD(期間限定生産盤)/UPCH-7679/5,808円(税込)
カセットテープ(完全限定生産)/UPTH-1602/3,300円(税込)
アナログ盤(完全限定生産)/UPJH-9096/7/4,620円(税込)