ニューヨークを拠点に世界の舞台でクラシックのソリストとして活躍し、他ジャンルでの活動もめざましいピアニスト角野隼斗がドイツのクラシック音楽界で最も権威ある音楽賞の一つであるオーパス・クラシック賞2025の優秀若手アーティスト賞と優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門で受賞したことが発表された。2部門での受賞は史上初となる。

オーパス・クラシック賞は、ドイツで毎年開催される、クラシック音楽界で最も権威ある音楽賞のひとつであり、世界中の優れた演奏家、作曲家、アンサンブル、録音プロジェクトなどを幅広く称える目的で創設され、ドイツの音楽出版社、レコード会社、コンサート・エージェント等による運営委員会が主催している。

角野隼斗は2024年秋、ベルリンに本拠を置くクラシックの世界的名門レーベル、ソニー・クラシカルインターナショナルより全世界デビュー・アルバム「HUMAN UNIVERSE」をリリース。また近年は、ヨーロッパ、北米、アジア全域にて、従来のクラシック音楽をベースとしながらも、オリジナリティあふれるリサイタルやオーケストラのソリストとして極めて精力的な演奏活動を展開してきた。そのことが評価され、オーパス・クラシック賞2025において、優秀若手アーティスト賞と優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門でノミネートされていたが、本日授賞することが決定した。単独のアーティストがオーパス・クラシック賞にて2部門以上で授賞をするのは史上初の快挙となる。

角野隼斗は今回の授賞にあたり、
「この度は、名誉ある賞をいただき大変光栄に思っております。オーパス・クラシック賞において2つの部門で同時に受賞するのは史上初ということで、正直なところまだ喜びよりも驚きの方が大きい、というのが本音です。私がヨーロッパで音楽活動ができるようになったのはごく最近のことですが、環境の変化に試行錯誤しながらも、自分には想像もつかなかったようなステージを経験できていることに、心から感謝しています。このような機会をいただけたのは、マネージメントやレーベル関係者をはじめ、多くの方々の支えがあってこそです。そして何よりも、いつも応援してくださるファンの皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。」
と思いを述べている。

【オーパス・クラシック賞2025公式サイト】
https://www.opusklassik.de/home-english

【角野隼斗アルバム情報】
ソニークラシカル ワールドワイド・デビューアルバム
角野隼斗 HUMAN UNIVERSE
 
国内盤仕様 いずれも2024年10月30日(水) 発売
・北斗七星ヴァージョン(初回生産限定盤) SICC-30896~30897 4,400円(税込)
特典BD、特典フォトブック、三方背BOX付
・北極星ヴァージョン(通常盤) SICC-30898 3,300円(税込)
・アナログ盤(完全生産限定盤 コバルトブルー・ヴァイナル 2枚組) SIJP-200~201 7,700円(税込)
LP大ブックレット、特典B2ポスター付
 
再生はこちら https://sonymusicjapan.lnk.to/HayatoSumino
輸入盤:2024年11月1日(金) 発売
 
収録曲
1.    角野隼斗:Human Universe
2.    J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ BWV147より)
3.    パーセル:グラウンド ハ短調 ZD221
4.    フォーレ:イン・パラディスム
角野隼斗:3つのノクターン
5.    NOCTURNE I. PRE RAIN
6.    NOCTURNE II. AFTER DAWN
7.    NOCTURNE III. ONCE IN A BLUE MOON
8.    ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
9.    ショパン:ノクターン第13番ハ短調Op.48-1
10.    角野隼斗:追憶
11.    ドビュッシー:月の光
12.    坂本龍一:solari
13.    ハンス・ジマー:Day One(映画「インターステラー」より)
14.    角野隼斗:胎動
15.    ラヴェル:ボレロ
16.    角野隼斗:7つのレベルのきらきら星変奏曲
 
特典BD内容[北斗七星ヴァージョン(初回生産限定盤)に付属]
1.    角野隼斗:NOCTURNE II. AFTER DAWN[Music Video]
2.    ラヴェル:ボレロ[Music Video]
3.    収録曲メドレー[Music Video] ドビュッシー:月の光、フォーレ:イン・パラディスム、坂本龍一:solari
4.    角野隼斗インタビュー
 
<ボーナストラック>北斗七星ヴァージョン(初回生産限定盤)
17. 角野隼斗:POLARIS(NHK「サタデーウオッチ9」テーマ曲)
18. J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV870
19. カプースチン:8つの演奏会用エチュード Op.40より第8番 フィナーレ
 
<ボーナストラック>北極星ヴァージョン(通常盤)
17.    角野隼斗:POLARIS(NHK「サタデーウオッチ9」テーマ曲)
18.    角野隼斗:パルス・エチュード
19.    スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9 L.413
 
<ボーナストラック>アナログ盤(コバルトブルー・ヴァイナル 完全生産限定盤)
17.    角野隼斗:POLARIS(NHK「サタデーウオッチ9」テーマ曲)
18.    ヘンデル:クラヴサン組曲第2集 第1番変ロ長調 HWV 434よりメヌエット
 
演奏:角野隼斗(ピアノ) 
録音:2024年1月、4月 Master Chord Studio(ロンドン)

【角野隼斗ブルーレイ・ディスク情報】
角野隼斗 ピアノ・リサイタル at 日本武道館
2025年7月14日(水)発売
 
日本独自企画 SIXC-114 6,600円(税込)
初仕様:スリーブケース付き


収録曲
1.    第1部オープニング
2.    ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
3.    ショパン:ワルツ第14番ホ短調 遺作
4.    ショパン:エチュード第11番イ短調Op.25-11「木枯らし」
5.    モーツァルト/角野隼斗:24の調によるトルコ行進曲変奏曲
6.    リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244/2(カデンツァ 角野隼斗)
7.    角野隼斗:Human Universe
8.    第2部オープニング
9.    即興
10.    角野隼斗:追憶
角野隼斗:3つのノクターン
11.    NOCTURNE I. PRE RAIN
12.    NOCTURNE II. AFTER DAWN
13.    NOCTURNE III. ONCE IN A BLUE MOON
14.    ラヴェル(角野隼斗編曲):ボレロ
アンコール
15. J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと生活で」BWV147より)
16. ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
 
演奏:角野隼斗(ピアノ) 
録音:2024年7月14日 日本武道館(ライヴ・レコーディング)
副音声に角野隼斗によるオーディオ・コメンタリー収録
 
特典映像:
1.    ドキュメント・オブ・武道館
2.    MV「角野隼斗:Nocturne I Pre Rain」
3.    「角野隼斗:Nocturne II After Dawn~追憶」(MUSIC ON! TV「ONENESS」より)
 
再生はこちら https://sonymusicjapan.lnk.to/HS_BD

【角野隼斗 プロフィール】
2018年にピティナ特級グランプリ、2020年に東京大学総長大賞を受賞し、一躍注目を集める。2021年ショパン国際ピアノコンクール・セミファイナリスト、2025年レナード・バーンスタイン賞の受賞など、国内外で輝かしい実績を重ねている。これまでに、シカゴ交響楽団、ポーランド国立放送交響楽団、バンベルク交響楽団、ウィーン放送交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団など、数々の著名オーケストラと共演してきた。東京大学在学中には、6人組シティソウルバンド「Penthouse」を結成。2023年よりニューヨークを拠点に活動を展開。2024年には日本武道館にてクラシックピアニストとして史上最多となる13,000人を動員し、音楽とパフォーマンスの新たな可能性を示した。2025年にはヨーロッパ7都市ツアーを実施し、ベルリン・フィルハーモニーを皮切りに、コンセルトヘボウ、ウィーン・コンツェルトハウス、エルプフィルハーモニーなどで世界的ホールへのデビューが予定されている。さらに同年11月、ニューヨークのカーネギーホール、Kアリーナ横浜でのリサイタルも予定。BBC Promsやロックダンテロン音楽祭などへの出演も続き、今後はフィラデルフィア管弦楽団、ロサンゼルス・フィル、BBCフィルとの共演も控える。クラシックの高度な技巧に加え、独自の編曲や即興を融合させた演奏スタイルで国際的な注目を集め、YouTubeでは「Cateen(かてぃん)」名義で活動。登録者数は148万人超、総再生回数は2億回を突破。デジタル時代のクラシック音楽の発信者として地位を確立している。2024年にはSony Classicalと契約を締結し、世界デビューアルバム『Human Universe』を発表。同作は第39回日本ゴールドディスク大賞「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、革新性と芸術性の双方で高く評価された。作曲家としても映画、テレビ、CMなど幅広い分野で活動し、「情熱大陸」「紅白歌合戦」「街角ピアノ」「徹子の部屋」「題名のない音楽会」「アナザースカイ」などのメディア出演や、J-WAVE「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」のナビゲーターも務めている。クラシックに軸を置きながらもジャンルを越えて音楽を追求する、唯一無二の存在として注目を集めている。
(2025年6月現在)

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