2020年公開映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』にてアカデミー賞脚本賞を受賞した、エメラルド・フェネルの長編監督第2弾であり、2023年12月22日からAmazon Prime Videoで配信された映画『Saltburn』。この映画の劇中でフィーチャーされた英国の歌姫ソフィー・エリス・ベクスター(Sophie Ellis-Bextor)による2001年のヒット曲「Murder On The Dancefloor」が22年振りに全英シングルチャートTOP10に入るなど話題となっている。
この曲は、映画の劇中にて俳優のバリー・コーガンが、この曲に合わせてヌードで踊るシーンが話題となり、Amazon Prime Videoにて映画が世界配信されると再生数が急上昇し、特に映画の舞台であるイギリスではSpotifyチャートの2位、1月5日発表の全英シングルチャートでは22年振りのTOP10入りとなる8位を記録。さらにソフィー・エリス・ベクスター初となる全米シングルチャートにもランクインを果たしている。
映画『Saltburn』は、エメラルド・フェネルが脚本・監督・製作を手がけ、バリー・コーガン、ジェイコブ・エロルディ、ロザムンド・パイク、リチャード・E・グラント、アリソン・オリヴァー、アーチー・マデクウィらが出演するブラックコメディな心理ドラマ。2006年のUKを舞台に、オックスフォード大学の学生が裕福な学生に夢中になり、彼の風変わりな家族の豪邸で夏を過ごそうと誘われるという物語になっている。
「Murder on the Dancefloor」は、ソフィー・エリス・ベクスターが2001年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム『Read My Lips』からシングル・カットされた曲。2001年12月3日にリリースされたこの曲は、全英シングルチャートで2位を記録し、23週間チャートイン。その後、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ4カ国でトップ3入りを果たし、世界中でトップ10ヒットを記録していた。