稀代のロック・ギタリスト、鮎川 誠の一周忌企画(命日:2023年1月29日)として、ソロワークスを中心とした、初の企画アルバム「VINTAGE VIOLENCE~鮎川 誠GUITAR WORKS」が10月2日にリリースされることが決定した。
ギブソン・レスポール・カスタム(通称:ブラック・ビューティー)から紡ぎ出される鮎川 誠のギター・プレイは伝統的なブルースを基調とするビンテージなブリティッシュ・ロックに、パブ・ロック、パンク、ニューウェーブのテイストも加わった唯一無二のスタイルは数多くのギタリストに影響を与えてきた。本作は、そのギター・プレイが際立つ、ソロワークスを中心にレーベルの枠を超え、数々の名曲、名演に加え、初CD化音源など、多くのレアトラックを収録、2枚組でリリースされる。DISC1は鮎川ソロ名義のみならず、サンハウス、ザ・ロケッツなどの代表曲をはじめ、YMO、髙橋ユキヒロ、原 由子(サザンオールスターズ)、泉谷しげる、佐山雅弘等との共演作も収録した彼のベスト盤とも言える内容となっており、DISC2は鮎川 誠がBLANKEY JET CITYと共演した「I’M FLASH “Consolation Prize” (ホラ吹きイナズマ)」をはじめ、小山田圭吾がリモデルした名曲「STIFF LIPS」、ジョー山中と共演した「HIROSHIMA(LIVE)」 、Charと共演した「White Room(LIVE)」「ビールス カプセル(LIVE)」といった初CD化音源、さらには2020年に福岡CBで行われた [シーナ&ロケッツ「LIVE FOR TODAY!」レコ発ライブ!] 、2022年に下北沢シャングリラで行われた [鮎川誠 74thバースディ記念ライブ]の音源など、レア・トラック7曲が収録されている
なお、本作は高音質UHQCD仕様となっており、1978年のデビューから45年間ロックに生きた鮎川 誠が、盟友たちと遺した名曲の数々を最高の音質で体感してほしい。
【CD商品概要】
2024年10月2日(水)発売
「VINTAGE VIOLENCE~鮎川 誠GUITAR WORKS」
□2CD VICL-77061~77062 ¥3,850(tax in)
*高音質CD:UHQCD仕様
*全曲最新リマスタリング
*最新ライナーノーツ:鳥井賀句
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/ VICL-77061.html
【収録曲】
―DISC1―
01.レモンティー / サンハウス (3:22)
02.Day Tripper / YELLOW MAGIC ORCHESTRA (2:40)
03.Murder By The Music / 高橋ユキヒロ (3:41)
04.危険な関係のブルース / シーナ&ロケッツ (3:24)
05.ビールス カプセル/ 鮎川 誠 (5:50)
06.キング・スネーク・ブルース/ サンハウス (3:09)
07.地獄へドライブ/ サンハウス (3:00)
08.ヨコハマ・モガ / 原 由子 (4:15)
09.VINTAGE VIOLENCE / The Rokkets (4:42)
10.DYNAMITE / The Rokkets (3:50)
11.BLACK SNAKE / The Rokkets (4:29)
12.火の鳥 / 泉谷しげる (3:26)
13.RUMOR / 鮎川 誠 (3:56)
14.DOBUNEZUMI / 鮎川 誠 (5:13)
15.CATFISH / 鮎川 誠 (4:05)
16.From Dusk Till Dawn / 佐山雅弘 (2:44)
17.Say Good Bye (赤バージョン) / イジワルケイ・オールスターズ (6:35)
18.ロックンロール ミューズ / 菊/ft.鮎川 誠、シーナ&ロケッツ (4:16)
―DISC2―
1. I’M FLASH “Consolation Prize” (ホラ吹きイナズマ) / 鮎川 誠 & BLANKEY JET CITY (4:27)★
2.STIFF LIPS / 鮎川 誠 & シーナ & 小山田圭吾リモデル (2:23)★
3.HIROSHIMA(LIVE)/ ジョー山中 ft.鮎川 誠 (7:19)★
4.White Room(LIVE)/ シーナ&ロケッツ with Char (5:16)★
5.ビールス カプセル(LIVE)/ シーナ&ロケッツ with Char (5:58) ★
6.MY WAY(LIVE)/ シーナ&ロケッツ (4:39)★
7.やらないか(LIVE)/ シーナ&ロケッツ(6:53)★
★…初CD化
【鮎川誠プロフィール】
1948年、 福岡県久留米市生まれ。 「シーナ&ロケッツ」のバンマス・ギタリスト。
1970~1978年、 福岡を代表するバンド「サンハウス」のリードギタリスト・コンポーザーとして活動後、1978年よりシーナ&ロケッツを結成。「涙のハイウェイ」でデビュー。 「ユーメイ・ドリーム」が大ヒットとなる。 エルヴィス・コステロやラモーンズともライブで共演し、 1981年にはアルバム 「SHEENA&THE ROKKETS」 でアメリカデビューも果たす。 また当時としては画期的であった、セルフプロダクションの立ち上げなどを通してプロデュース集団としてのシーナ&ロケッツを訴求、 多彩な活動に乗り出す。 その中でも 「ロックは生だ。 音で勝負!」 という鮎川の指針のもと、 アリーナクラスから数々のフェス、 ライブハウスに至るまで、 妥協なきステージングで繰り広げられるライブアクトを中心に活動を続けている。 結成時のオリジナルメンバーを現在も擁し、質・量ともに群を抜いたその活動歴は、 ジャンルを越え、日本を代表するロックバンドとしての可能性を独走状で追求し続けている。 自身のソロ作としては「クール・ソロ」(Alfa) London Sessionシリーズ (SpeedStar)がある。 音楽以外でもモデルとして多くのテレビCMや広告に出演するなど、 その独特の存在感で多くの人を惹きつける。 俳優としてテレビドラマNHK 「ちゅらさん」 などに出演。 映画では 「ジャージの二人」 (08年/中村義洋監督)をはじめ多くの出演作がある。 またそれまでフォーカスされていなかった魅力を発揮し、 「ワルボロ」(07年 / 隅田靖監督)では映画音楽を手がけた。 また、 音楽・コンピュータへの博識を活かした 「60'sロック自伝」「200CDロックンロール」 「ローリング・ストーンズが大好きな僕たち」 (山川健一と共著) 「DOSVブルース」などの著作もある。