6TH SINGLE『THE FLAME』をリリースしたINIが、発売日である6月26日にPREMIUM SHOWCASEを開催。購入者の中から選ばれた、幸運なMINIが会場に集まった。
開演時間となり、ステージ上に1列に全員が並んだ姿が光に照らされると、この日を待ちわびたMINIの割れんばかりの歓声があがり、その声を合図にしたかのように『LOUD』がスタート。INIらしい力強い攻めのパフォーマンスは一気に会場の空気を掌握。さらに、それぞれの個性的な歌声が次々と重なり、爆発するかのようなサビは圧倒的だ。
楽曲を披露し終わると、そこでの空気感とはまったく異なる明るい笑顔を見せた木村が「こんにちは!」と発すると、一気に空気が和んでいく。さらに、大きなステージに慣れているメンバーたちは、この日の会場となったライブハウスでのMINIとの距離の近さにビックリ。このプレミアム感も、ショーケースならではのもの。さらに『LOUD』を振り返り、後藤は「CHEERING GUIDE(掛け声)、すごかったよね!」と大感動! この曲には、松田が考案した「Let’s Go!」という掛け声が入っており、採用されたときの経緯も披露。尾崎が歌うパートの途中を埋めたかった松田が、最初は自主的に入れていたことを話すと、尾崎は「最初はやめてって言ったんだけど…」と暴露(笑)。他のメンバーにはこの掛け声はかなり好評だったようで、藤牧は「クセになるんだよ~」と相当お気に入りの様子。
さらにこの日は西が作詞作曲に参加した『Walkie Talkie』を初披露。西は「MINIのみなさんの前で初披露できることを待ち望んでいたので、ぜひ一緒に盛り上がっていただけたら嬉しいです!」と嬉しそうに曲振り。ポップでありながら、ラップのマイクリレーが印象的なこの曲は、それぞれのパートになった瞬間に見せる表情がとても特徴的。曲が終わると、田島は「めちゃくちゃ楽しかった!」と嬉しそう! 松田もおどけて感極まった表情をして「何も言えないっす!」と言い、最高の笑顔を見せていた。
さらに初披露となる、許豊凡が作詞に初めて参加した『I’m a Dreamer』も披露。許は「僕たち11人がこの場所に来るまでの経験や、すべての夢を追う人たちのメッセージが歌詞に込められています」「もっとこの曲を好きになってくれたらいいなと思います」と話し、髙塚のパートからスタート。まさに今の彼らの心境ともいうべき、さらなる夢を目指している渦中にいる気持ちを、メンバー同士が目を合わせ、笑顔を交わしながら歌う姿がとても印象的だった。
この日は、ライブだけでなく、メンバーたちの仲の良さが感じられるゲームもたっぷり開催。『見た目に惑わされるな、真実の〇〇を探せゲーム』では、木村がMCを務め、TEAM BLACK(許、藤牧、西、髙塚、尾崎)とTEAM WHITE(田島、佐野、後藤、池﨑、松田)に分かれ対決! ミニゲームに勝つたびに、用意された箱をゲットするというルールで開始し、“鏡文字早書き対決”では、許と後藤の高学歴コンビが対決。許がすさまじいスピードでさらりと書き上げ、後藤に勝利し、許が箱をゲット。すると木村がTEAM WHITEを慰めるように「まだまだですからね」と声をかけると、田島が「諦めてないです!」と前のめり(笑)。
続く大きな紙の上にそれぞれチームから2人ずつ乗り、その紙を折って小さくしていく“FRAME内にいつまで乗れるか対決”では、尾崎&髙塚VS佐野と池﨑に。2組とも順調にクリアをしていくも、何度目かのチャレンジでかなり小さくなった紙の上で、池﨑は佐野をおんぶして乗るも、すぐに体制を崩してアウト。すぐに佐野が「何が起きたかわからない…」ととぼけると松田が「Let’ Go!」と声をかけ、さらに小さくした紙にその4人が一気に乗るという大勝負に! 結局すぐに全員が倒れ込み、髙塚が敵チームの池﨑に支えられると、INI屈指の人気のケミ“りひろむ”を見たほかのメンバーが「また“りひろむ”か~!」「結局な~!」と冷やかしMINIも大盛り上がり! ちなみに、ドラマ『アンメット』で俳優としても活躍中の尾崎が紙の上で「おっとっと」と耐える振りをすると、西が「お芝居上手!」と冷やかす一面も(笑)。
最後のミッションでは松田、後藤、田島VS西、藤牧、許で「ムカデリレー対決」が開催! 3人の間にボールを挟み密着してステージを往復し、最後に西のチームが倒れ込み勝利! この勝負で箱を3つゲットしたTEAM BLACKは、最終的にFLAMEをぶち壊すというシングルのテーマのごとく箱をぶち壊し、中からフレームをゲット。さらにそのフレーム越しでMINIを覗き、胸キュン台詞を披露。髙塚は「MINI、いつもは画面の向こう側でしか会えなかったけど、今日は画面から出てきちゃうよ!」とフレームを首にくぐらせると、田島が小さな声で「貞子だ…」とボソリ。その一言を聞き逃さなかった池﨑は「将吾くんが貞子って言いました!」と大声で告げ口するシーンも(笑)。藤牧はフレーム越しに「強い衝撃は絶対忘れません」と『アンメット』での名セリフを言うと、「アンメット見ている人しかわからないからね!」とMINIを試すように発言。すると尾崎は「一番観てくれているから!」と嬉しそうに報告してくれた。そのほかにもゲームをして盛り上がった結果、勝利はTEAM BLACKに。ご褒美に“高級ケーキ”がプレゼントされると、美味しそうに食べるも、結局TEAM WHITEのメンバーにも分けて一緒に楽しそうに食べる仲良しなINIが見受けられた。
最後の挨拶では、それぞれが本当に嬉しそうに、最高の笑顔でMINIに感謝と愛を伝え、木村は「まだまだ成長しますし、伸びしろがたくさんあると思います」と笑顔で話し、許は「みんなが頑張ってくれていることは僕たちに届いているし、その頑張りに寄り添えるグループにもっと成長してなりたいと思っています」と宣言。佐野は「こんなに頑張ってくれているMINIが僕たちの誇りです! 大好きやで!」と大声で叫んでいた。さらに池﨑は、オリコンデイリーチャートで1位を逃したことを暗示し、MINIに対し「まずは悔しい思いをさせてしまってごめんねということですね。でもMINIのことを考えていたら、もっと負けん気、やる気に燃えていて、座右の銘として感謝を置いておこうと思いました。忘れさせるくらいどんどんすごいところに連れていくので楽しみにしていきましょう!」と高らかに宣言。
MINIの大きな拍手を受け、全員が笑顔に。彼らの力強いパフォーマンスと共に、まさに許が歌詞を書いた『I’m a Dreamer』のごとく、夢を持つことを諦めない彼らの想いはさらに大きく、アーティストとしても、さらに成長しつづける姿を予見させるステージだった。
取材・文/吉田可奈