韓国10人組ボーイズグループ xikersが7月31日、東京・Zepp Hanedaでファンミーティング「xikers <2nd FANMEETING : roadymap to univerxity> IN JAPAN」を開催した。本公演に先立って、6月に韓国・ソウルでも同タイトルのファンミーティングを開催した彼らだが、日本でファンミーティングを開催するのは、2024年8月以来2年ぶり。パフォ―マンスやファンミーティングならではの企画で、完売御礼の会場を楽しませたxikers。彼らの心意気と、日本のroady(ファンネーム)へ向けた誠意とが節々に感じられ、日本のroadyとの絆がさらに深まった一夜だったように思う。
定刻、2025年に公開されたroadyへのファンソング「MOONWALK」をBGMに、10人が朝の身支度をするキュートなオープニング映像で早速会場を盛り上げると、「みんな、こんばんはー!」(MINJAE)、「久しぶりー!」(SUMIN)と客席に声を掛けながら10人がオンステージし、オープニング映像と地続きで「MOONWALK」から公演をスタート! ブルーデニムの衣装のJUNMIN、HYUNWOO、JUNGHOON、SEEUN、HUNTERと、ワンウォッシュデニム衣装のMINJAE、SUMIN、JINSIK、YUJUN、YECHANがステージ上で目まぐるしくフォーメーションを変えながらパフォーマンスし、曲終盤はステージに横一列に広がり、手を上下に振って客席と「woah woah woah ooh woah」のシンガロングを巻き起こすと、その盛り上がりのまま、6月リリースの韓国最新ミニ・アルバム「ROUTE ZERO : The ORA」から「Outsider」へと雪崩れ込み、青春ど真ん中なトラックで会場に爽やかな風を吹かせた。
「TRICK or HIKE! こんにちは、xikersです!」と10人揃って挨拶をしたあとは、HUNTERから一人ずつ挨拶。「新入生roadyのみなさん、またお会いできて嬉しいです」と挨拶したMINJAEだったが、それは今回のファンミーティングが、“univerxity”のタイトルでもわかるように大学がコンセプトだから。新入生roadyにxikersの魅力を知ってもらうべく、xikers先輩があの手この手でアピールする時間がこれから始まるのだ。「xikersがどれほど素敵な先輩なのかを見てもらえるものをたっぷり詰め込んできました」(HUNTER)、「10人の完璧なパフォーマンス!」(JINSIK)、「xikers先輩の10通りの魅力!」(HYUNWOO)、「roadyを歓迎する先輩のチャレンジSHOW TIMEまで!」(SUMIN)、「楽しみにしていてください!」(MINJAE)と、日本語でリレーして会場の期待を煽ると、早速ひとつ目のコーナー、「roadyの好みのタイプ:憧れの先輩を探せ」へ。xikers先輩についてroadyが事前に10個の質問に答えた結果を発表していくのだが、発表の前に、10個の質問すべての1位が違うメンバーであることがMCの古家正亨氏から告げられると会場も騒然。その結果発表に期待が膨らんでいく。「ギャップの魅力の先輩」はJUNMIN、「面倒見のいい先輩」はSUMIN、道案内をしてくれそうな「スイートな先輩」にはHUNTER、と次々と1位が発表されていくと、「ムードメーカーの先輩」1位のSEEUNは、「投票結果が正しかったことをここでお見せします」と、「roadyヤッホー!」「もしかして君のMBTIはCUTE?」などと、サークル勧誘の先輩のように陽気に畳み掛けて盛り上げる。JINSIKが重いものを代わりに持ってあげたくなる「保護本能を刺激する先輩」1位、YECHANは「人間ビタミン先輩」1位を獲得すると、「最強に童顔な先輩」は圧倒的な得票率68%でYUJUNが圧勝。「ボーカル天才先輩」には、すかさず「じゃがいもー!」と叫んだメンバーたちも納得のHYUNWOO(彼のニックネームはじゃがいも)が選ばれ、「スマートな先輩」にはMINJAE、そして「ツンデレ先輩」ではJUNGHOONが1位を飾り、10人ぞれぞれが違なるキャラクターを持つxikersの魅力を再確認したのだった。
続いて披露されたのは、ファンミーティングならではのスペシャルステージ。頭に赤いハートのヘアピンをつけて登場した10人の姿に会場が沸き立つ中、肩を組んで後ろ向きからスタートしたのは、TWICEのカバー「SIGNAL」。10人がギュッと集まって踊る姿やメンバーそれぞれのキュートな姿に、会場からはひっきりなしに「可愛い!」の声があがる。「roadyのみなさん、僕たちからのシグナル、しっかり受け取ってくれましたか? ビリビリビリ! 2階もビリビリビリ!」とSUMIN流に会場に問いかけると、その後コメントを続けるJINSIK、HYUNWOO、MINJAEもコメント終わりに「ビリビリビリビリ!」をつけるという流れで客席の笑いを誘う。
「可愛いのはここまでにして、また違う姿に変身して出てきますね」(YECHAN)、「次に用意したステージは、日本のファンのみなさんが本当に喜んでくれるステージだと思います」(JUNGHOON)、「今の夏のムードにピッタリな曲です。これを歌うと初々しい気持ちになるんです」(JUNMIN)、「xikersのみなさんも準備できましたか? 行きましょう!」(YUJUN)という声から、MVを連想させる学校の屋上のイラストを背景に披露したのは、昨年8月に発売したJAPAN 2ND SINGLE「Up All Night」。空の色が青空から夕焼け空、そして流星が流れる夜空へと変わる中、80sエレクトロシティポップを彷彿とさせるトラックに乗せて、キレある日本語ラップ、フレーズごとに雰囲気を変えるボーカル、そしてソロダンスと、メンバーそれぞれ見せ場を作りながら楽曲を彩ると、BPMを上げ、「息が限界まで上がっても、ただただroadyだけに向かって全速力で進んでいくという気持ちを込めた」(JUNGHOON)という「HIGHWAY」へと雪崩れ込む。ロックビートに乗せたMINJAE、SUMIN、YECHANのラッパー3人のアジテートでどんどん熱をあげていく彼らのパフォーマンスに客席も応えるようにして声を出し、会場はますますヒートアップするのだった。
「新入生に入部してもらうためのxikers部のいいところ」をメンバーが語り合う映像で幕間も会場を温めると、続いてはユニットステージ。MINJAE、SUMIN、HYUNWOO、SEEUN、YECHANによるひとつめのユニットは、HYUNWOOの「今日はとても大事な日です。ある女性に二度目の告白をする日です。彼女は僕の気持ちを受け入れてくれるかな? 今日はなぜかいい予感がします」という丁寧な日本語のナレーションから、BTOBの「二度目の告白」を披露。白シャツ、黒パンツにそれぞれ異なるタイをつけた衣装に着替えた5人は、スイートな歌声をしなやかなダンスに乗せて会場をあたたかい空気で包み込む。ボーカルとラップを自在に行き来するMINJAEの新鮮な姿や、SUMINの「月が綺麗ね」の一言で会場をときめかせると、続くJUNMIN、JINSIK、JUNGHOON、YUJUN、HUNTERのユニットは真っ赤に染まるLEDにシルエットを浮かび上がらせて、NCT DOJAEJUNGの「Perfume」を披露。YUJUNがスポットライトに照らされた冒頭から、JINSIKとJUNGHOONの姿など、5人それぞれの、大人びた色気を纏ったパフォーマンスが会場を沸騰させたのだった。このユニットパフォーマンスはファンミーティングならではのものではあるものの、その完成度の高さは、xikersがその表現の幅を確実に広げていることを証明した瞬間でもあった。
薄いグレー地にゴールド装飾をあしらったナポレオンジャケットを羽織って再びステージに姿を現した10人。「2回目の告白」を選んだ理由を、「今回が日本のroadyとの2回目のファンミーティングだから」(MINJAE)と語ったり、「眼差しと指先の抑制された感じを意識しました」(JINSIK)、「今日は特別な日なので末っ子の刺激的な一面を見せたかったんです」(YUJUN)とそれぞれにユニットステージを振り返ると、続いては2つ目のコーナー「新入生roadyの歓迎会:先輩のチャレンジSHOW TIME」へ。事前にroadyから募ったメンバーにやってもらいたいチャレンジ曲を、ルーレットでランダムに選ばれたメンバーが披露するというコーナー。ソロチャレンジのトップバッターに選ばれたMINJAEが「R.Y.U.S.E.I.」(三代目 J SOUL BROTHERS)のランニングマンの振付を軽やかに披露したのにはじまり、続くSUMINは「わたしの一番かわいいところ」(FRUITS ZIPPER)を表情も振付も完璧に披露してメンバーからも称賛を受ける。「mosi mosi?」(楽音)を披露したJUNGHOONは、彼ならではのポーカーフェイスでやり切ったと思いきや、恥ずかしかったのかその表情のまま淡々と舞台袖へと姿を消してしまったり、JINSIKがチャレンジした「好きすぎて滅!」(M!LK)ではスタンドマイクが登場し、それをJINSIKが器用に使ったパフォーマンスに大歓声があがったり。ラストを飾ったYECHANが披露した、事務所の先輩ATEEZの最新曲「BAD」では、曲終盤のダンスパートからチャレンジがスタートすると切れ味抜群なダンスを見せつつ、その後に続く話題沸騰中の「全員ノックアウトダンス」をYECHANを見守っていた9人のメンバーも一緒にパフォーマンスし、その思わぬ展開に客席はさらなる盛り上がりを見せるのだった。
ここまででも満足度高めだが、SHOW TIMEはまだまだ続く。生年ごとに分かれてのユニットチャレンジでは、05年組(JUNGHOON、SEEUN、YUJUN、HUNTER、YECHAN) はAKB48の「ヘビーローテション」、04年組 (SUMIN、JINSIK、HYUNWOO)はおもむろにサングラスをかけてM!LK の「爆裂愛してる」のサビ部分。03年組のMINJAEとJUNMINは2人で並んでなにわ男子の「初心LOVE」を披露すると、ラストは10人全員で嵐の「Happiness」! ステージ横一列に並んでサビのお馴染みのダンスを繰り出すと、その圧巻のボリュームに会場もハピネスに包まれたのだった。チャレンジで披露した楽曲全14曲のうち12曲が日本の楽曲にもかかわらず、どのメンバーもどのユニットも、完璧な振付で全力でチャレンジを披露する彼らの姿はまさに“SHOW TIME”で、日本のステージだからこそのパフォーマンスで楽しんでもらいたいという、xikersからroadyへの真心が滲んでいた。
イベントもあっという間に終盤へ。「今日はいつもと少しちがって可愛い姿をお見せしましたが、この姿はroadyにだけ……。しっかり目に焼き付けて覚えていてほしいです」(HUNTER)、「roadyが幸せそうに笑ってくれたり、楽しんでくれている姿を見ると、今日1日頑張ってよかったなと思います。これからも一緒にたくさんの素敵な思い出を作っていきましょう!」(JINSIK)、「日本に来るたびに幸せな思い出を作ってくれてありがとうございます。言葉で伝えきれないこの心も全部胸の中に残して、roadyのために死ぬまで歌います。これからもよろしくお願いします」(HYUNWOO)、「今日がみなさんにとって忘れられないで日であったら嬉しいです。みなさんのことを大切に思っています。大好きです」(SUMIN)、「初めてのファンミーティングもこの場所でやりましたが、今回はチケットがソールドアウトしたと聞いて本当に嬉しかったです。みなさんがそれぞれ歩いている道の上には大変なことがあるかもしれませんが、僕たちが涼しい風やあたたかい日差しのような存在であったら嬉しいです」(MINJAE)、「roadyと一緒に過ごすこの時間がずっと続いたらいいなと思います。これからもステージの上で輝き続けるので、これからもずっと僕たちと一緒にいてください」(YUJUN)、「ステージでみなさんを見た瞬間、始まる前のドキドキが幸せに変わりしました。一人ひとりの笑顔と応援のおかげて、僕たちも最後まで全力で楽しむことができました」(JUNMIN)、「これからもたくさん会いにくるので、応援しながら待っていてくれたら嬉しいです。近いうちに戻ってきます。大好きroady」(YECHAN)、「今日はみなさんの歓声がとても大きくて、本当に楽しく公演ができました。これからもみなさんともっともっとたくさんの思い出を作っていきたいです」(JUNGHOON)、「いつも日本に来ると素敵な思い出だけでいっぱいになりますね。日本のスケジュールの間、本当に幸せでした。これからももっと成長したステージをお見せするアーティストになります。これからもよろしくおねがいします」(SEEUN)と、メンバー一人ずつ今日の感想を述べる。とここで、MINJAEから10月に「xikers <2nd FANMEETING : roadymap to univerxity> IN JAPAN」大阪公演の決定がサプライズで発表されると、会場からは大歓声があがる! 早速roadyたちが彼らにふたたび会える日への期待を膨らませる中、会場は本日最後のパフォーマンスへ。メンバー全員サングラスをかけての「Supercalifragilistic」で、サイバーシティの夜景をバックにサングラス越しの鋭い視線を客席に投げながら、性急なダンスビートに乗せたパワフルかつシアトリカルなパフォーマンスで会場を引き込むと、ラストは5月に発売された7TH MINI ALBUMのタイトル曲「OKay」。始まるや否や客席から大きな掛け声があがると、メンバーもその熱量に応えるようにトップギアの猛烈なテンションでステージを駆け回り、ラストは客席のroadyと10人との「Okay!」の合唱でひとつになり、エネルギッシュにフィニッシュしたのだった。
アンコール前、roadyとの思い出や、roadyという存在をメンバーが語る映像の中で、「roadyを一言で表すと?」というお題に、重力(YECHAN)、鏡(HYUNWOO)、心臓(JUNGHOON)、酸素(YUJUN)、Once in a lifetime(HUNTER)、また観たい映画(SUMIN)、目薬(SEEUN)、抱き枕(JINSIK)、イヤホン(MINJAE)、僕のもの(JUNMIN)と、それぞれの表現で形容して思いを伝えるxikers。そんな彼らの思いに聞き入っていると、MINJAEの「roadyのみなさん、楽しんでいますか?」の声をきっかけに、「DO or DIE」のアジテートとともに勢いよく10人が客席に飛び出してアンコールがスタート! フロアの通路を前後左右に大きく行き来しながら、メンバーそれぞれ、roadyたちとハートを作ったりハイタッチをしながら近い距離でコミュニケーションすると会場はふたたび大きな盛り上がりをみせる。グッズTシャツにレインボーカラーの星柄デニムという揃いの衣装で、SEEUNとYUJUNは猫耳ニット帽を、JUNMINとYECHANはメガネをオンした姿に客席が沸き立つ中、「今日は一人ひとりの目を近くで見ることができた、本当に夢のような時間でした。0%から始まったxikersがみなさんの愛のおかげで完全な100%になったと思います」(MINJAE)、「今日roadyのみなさんと一緒に作った熱い瞬間は、一生忘れられない永遠の思い出として残ると思います」(HYUNWOO)と、今日の感想をあらためて語ると、ラストは「100%」。“迷わず進め”と100%のポジティビティを日本語で届ける楽曲の思いを日本のroadyへ伝えようと、ステージの縁ギリギリの位置から、メロディーラインも、言葉数の多いラップもクリアな日本語でパフォーマンス。そして最後は「以上、xikersでした! ありがとうございました!」と全員で挨拶をし、この日集まったroadyたちとの別れを惜しむように、「大好きだよ!」(YUJUN)、「最後叫べ―!」(JUNMIN)などと、2階までくまなく手を振りながら、楽しい時間を共に過ごした全員とゆっくり挨拶を交わしてステージを後にしたのだった。その後のエンドロールには、メンバー10人による手書きの日本語のメッセージが映し出され、メンバーが去った後も、会場には、先ほどまでの熱演の余韻とあたたかな空気が満ちていた。
イベント中に発表されたように、xikersは10月4日にZepp Osaka Baysideでもファンミーティングを開催することが決定。この日だけでも、彼らの持ち味であるパワフルなパフォーマンスに加え、ファンミーティングだからこその新鮮な側面や、日本イベントだからこその誠実かつ全力な姿が詰め込まれていたのに、大阪ではそれがさらにパワーアップするとのこと。果たして2カ月後のxikersはどんな姿を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ない。
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