松任谷由実「THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー movie 〜5.1ch/4K〜」公開記念！ グラミー賞エンジニアGOH HOTODAがトークショウに登壇！

連日盛況の松任谷由実「THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー movie 〜5.1ch/4K〜」。

3回目のトークゲストとして、今作の5.1chリミックスを担当し今やユーミンサウンドの要となったGOH HOTODAが登壇。

自身のキャリアからユーミンとの出会い、今作の見所について語った。

◾️ご自身のキャリアについて

「10代でシカゴでミックスの仕事を初め、1980年台にNYに渡りました。そこで当時全盛だったダンスミュージックに出会い、マドンナ、ジャネットジャクソン、デペッシュモード、チャカカーンやデビッドサンボーンたちと一緒に仕事をやりました」

◾️その中のいくつかは後にグラミーを受賞しました

「そうですね。1993年のYMO再結成でご一緒した縁で坂本龍一さんと仕事をするようになりました。NYのご自宅が近かったのもあり、随分長くご一緒しましたね。その後宇多田ヒカルさんとの仕事を経て、日本に戻ってスタジオを作ったんです。これからは自宅作業の時代が来ると思って」

◾️ユーミンとの仕事について

「由実さんとの仕事は2014年の“気づかず過ぎた初恋”のリミックスからです。正隆さんのピアノを逆再生して、星の降ってくる冷たい感じを表現したのを覚えています。正隆さんと初対面の時は、アメリカ生活が長いと聞いていたので身長が大きいかもっと太ってる人かと思いましたと言われました（笑）」

「配信解禁の時は、400曲以上ある由実さんの曲をただひたすら写経の様に（笑）原曲と聴き比べながらリマスター作業しましたね」

「由実さんの作品は時代をものすごく反映しているところがあるから、例えば“深海の街”はあの時リリースされて本当に良かったと今では思います」

「“ユーミン万歳”の時はただリミックスするだけではなくドラムを差し替えたりして、こんな音が似合うのでは？と正隆さんに提案しました。自分の仕事はメイクやスタイリングに似ているかも知れないです」

◾️今作について

「この映画では、曲によっては200以上あるトラックを5.1chにミックスし直すだけではなく、さまざまな効果音も新たに加えました。例えていうなら、（ステージセットにもなっている）“大きな船“を一回ドッグに戻し、弾薬を積み替え燃料を満タンにして帆も貼り直し、再度出航させるようなイメージに近いです。前の方に座っている方は船の”みよし”にいる様なものなので、ものすごい波の様な音圧がやってくると思いますが、それも含めて楽しんでもらえれば」

最後に、「この劇場は坂本龍一さん肝入りのサウンドシステム。それを鳴らし切っていると自負しています。ぜひ没入して楽しんでもらえればと思います」と締め括った。

トーク終了後そのまま観客と一緒に鑑本編を鑑賞し、上映後には温かいスタンディンオベーションが送られた。

次回のトーク付き上映会はユーミンバンドの一員としてステージに上がった今井マサキ（コーラス・ギター）、小林香織（サックス・フルート・コーラス）が登壇する【1/3(日)16:00～】。こちらも貴重なエピソードが聞けそうだ。

さらに、ライブ会場さながらの盛り上がりを博した「応援上映」の追加上映が12/29（日）16:00～に実施決定。

松任谷正隆による名古屋大阪でのトークショウも1/5（日）に行われることがアナウンスされている。

詳しくはオフィシャルHPやSNS、劇場HPでチェックしてほしい。

THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY  コンサートツアー  movie  〜5.1ch/4K〜」とは 

2023 年に開催された松任谷由実のデビュー50 周年記念「THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー」を１０９シネマズプレミアム新宿、１０９シネマズ名古屋、１０９シネマズ大阪エキスポシティ限定で特別上映することが決定！ 

今回上映するのは、今年 Blu-ray&DVD で発売された映像作品「THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー」を、グラミー賞エンジニア・GOH HOTODA 氏が 5.1ch  サラウンドサウンドに新たにリミックスし、 映像を４K 化した特別劇場版です。今回の劇場でしか体感できない限定公開となります。 

（編集自体は映像作品パッケージと同様の内容になります） 

最高音質の環境でなければライブを超えることは出来ない。というポリシーのもと、会場選びにも拘りました。 

３劇場には、映画はもちろんライブの魅力も最大限に引き出す１０９シネマズオリジナル規格の プレミアムサウンドシステム「SAION（サイオン）」が導入されています。 

特に１０９シネマズプレミアム新宿では、「SAION」の良さをそのままに、 坂本龍一氏監修の下で設計された、より極限までリアルな音を追求した音響システム 「SAION -SR EDITION-」が体験できます。 

記念すべきデビュー50 周年のライブ映像を鑑賞するのにこの上ない、音響にこだわり抜いた環境をご用意しております。