グローバルで活躍する韓国のボーイズグループ、THE BOYZ(ドボイズ)が、8月10日(土)・11日(日)の2日間、ぴあアリーナMMにて公演を行い、日本ツアー「THE BOYZ WORLD TOUR: ZENERATION Ⅱ IN JAPAN」をスタートさせた。

THE BOYZは現在、キャリア3度目となるワールドツアー「THE BOYZ WORLD TOUR: ZENERATION II」を展開中。7月にソウルの「KSPO DOME」(ソウルオリンピック公園体操競技場)にて3日間公演を行い、続けて全米ツアー(全5都市)を成功裏に収めたのち、そのままの勢いで日本に上陸した。

初日2日間の会場となった横浜・ぴあアリーナMMにはTHE B(ドビ:THE BOYZのファンダム)が詰めかけ、開演前から熱気に包まれていた。場内が暗転し巨大LEDスクリーンに映像が映し出されたのち、白い衣装に身を包んだメンバーが登場し「Diamond Life」からスタート。センターステージでのバック・ダンサーを従えたダイナミックなパフォーマンスで、観客を瞬く間にTHE BOYZワールドの虜にした。続けてハードなダンス・ナンバーを畳みかけ、場内のボルテージは一気に最高潮に。激しい中にも、しなやかな美しさを感じさせるのは、「パフォーマンス職人」と称される彼らならではと言える。

最初のMCではメンバーが順番に日本語で挨拶。また、「日本のTHE Bのために特別なステージを用意しました」と語ったように、2019年発表の日本ミニ・アルバム『TATTOO』から2曲を久々に披露し観客を沸かせた。その後はメンバーが左右に分かれてトロッコに乗って客席エリアを周り、スタンド席のTHE Bに一人一人と挨拶をしながらTHE BOYZ特有の「神ファンサ」が大放出。そして、7月19日にリリースされオリコンデイリー アルバムランキング(7/18付)で1位を獲得したJAPAN New Full Album『Gibberish』から「Shout it out」を初披露。EDM調のサウンドに乗ってメンバーがジャンプしながらシャウトするサビ・パートでは、会場全体が一体となる盛り上がりを見せた。

ステージ中盤は、曲に合わせてTHE Bが掛け声を送った「Right Here」でスタートしたのち、「THRILL RIDE」や「D.D.D」といった弾けるPOPナンバー中心の前半パートと、最新作収録の『Nothing Without You』など大人っぽいバラード中心の後半パートで構成。一段とスケールアップした舞台演出をバックに、ダンスと歌唱力の両面でレベルの高さを証明した。後半は「REVEAL」、「The Stealer」と再び激しいダンス・ナンバーを連続して披露。そして、「Watch It」のエネルギッシュなパフォーマンスで本編を締めくくった。

アンコールでは、JAPAN New Full Albumのタイトル曲「Gibberish」をライヴ初披露。THE Bは掛け声を交え、一糸乱れぬ華麗なパフォーマンスを繰り広げるメンバーに大声援を送った。その後も、未発表曲「Bite Back」をサプライズ披露したり、再びトロッコで場内を周るなど、THE BOYZはファン・サービスを惜しまない。そして、「2日間、短い時間でしたが、皆さんと一緒に過ごせて幸せでした。ありがとうございました。皆さんがくれる愛を当たり前だと思わず、いつも感謝して、もっと成長して戻ってきます。また会いましょう」 とTHE Bへの感謝の気持ちを述べたあと、ラストの「B.O.Y(Bet On You)」を軽やかに歌いステージをあとにした。2017年のデビューから最新アルバム収録曲まで充実のセットリストで、その魅力を余すところなく発散した3時間のステージだった。

THE BOYZはこのあと、バンコク、ジャカルタ、マニラ、マカオ、クアラルンプールといった東南アジアの主要都市をサーキットしたのち再び日本に戻ってきて、9月22日(日)、23日(月)の2日間、大阪城ホールにて公演を行う。

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