谷は、2012年にHKT48の2期生オーディションに合格し、活動開始。2014年の「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」でSKE48 Team Eへ移籍した。
卒業公演は、昨年スタートしたSKE48 Team E初のオリジナル公演『声出していこーぜ!!!』。
自己紹介ではお馴染みのキャッチフレーズ「谷を推すのがちょうど~?E!!」を披露し、ファンの皆様から谷へのサプライズとして会場中で特別仕様の扇子が振られると「すごい!みんなお揃いでありがとう」と感動しました。谷と仲良くしているという鎌田菜月が一緒にご飯やさんに行くと「(谷がオーダーした大盛ご飯が)必ず私の前に置かれるんです」という鉄板ネタで会場は爆笑に包まれ、和やかに公演は進んでいく。
アンコールでは大きな「真理佳」コールが場内に響きわたり、「あなたへ」まで公演曲16曲を披露。Wアンコールから卒業コーナーに移ります。谷が「サイリウムを「緑色に変えてもらえませんか?喉乾いたよね、緑色の飲物飲みたいよね?」と呼びかけ、HKT48で初選抜メンバーとなった「メロンジュース」を全員で披露した。そして、谷と中西智代梨(昨年AKB48卒業)が移籍の時に、指原莉乃が秋元康先生にお願いして書いていただいた大切な曲として、「今 君を想う」を披露。ドレス姿の谷が1コーラス目をソロで歌唱し、プロレスのゲスト解説を務めている谷と縁の深い荒井優希も2コーラス目からTeam Eメンバーと一緒にステージに参加した。
続いて、ファンの皆様から卒業ドレスに合わせた真っ白な花冠と花束のプレゼントが届き、Team Eリーダーの佐藤佳穂が手紙を朗読。佐藤は、最初に一緒に仕事をした研究生だった頃からこれまでの思い出や谷を慕う気持ち、Team Eのリーダーとして悩みを相談していたことを綴り、「今の私がいるのは谷さんのおかげです」と感謝の気持ちが溢れる感動的な手紙が送られた。
谷からは「私から見るとすごく適材適所で周りのことを見れてる」と佐藤を励まし、会場からはすすり泣く声が聞こえる中、中学校の同級生で同じHKT48に所属していた中西智代梨がサプライズ登場。中学生ぶりという手紙を朗読し、「あなたの声は本当に素敵だから、これからは自分のことだけを考えて、自分に自信をもって幸せになってね」とエールを送り、「(谷がメンバーとして活動する)BellemuleのYouTubeを観たけど、あんなに踊れるようになったのね、やるじゃん!」と会場を笑わせた。谷は、「私の人生を変えてくれたのは間違いなく智代梨ちゃんのおかげです。智代梨ちゃんに出会ってなかったら、このステージに立てていないです」と感謝し、最後の挨拶に。
谷は加入当初、目立とうとしてうるさくてめちゃめちゃなキャラだったと振り返り、ダンスが苦手だったのに激しいダンスが特長のSKE48に移籍してきて、「SKE48のメンバーにたくさん教えていただきました。私が変われたきっかけは劇場公演のおかげです」と、マイナスのコメントからパフォーマンスが良くなったというコメントが増えたことを喜び、「SKE48のファンの方に認めていただけて、メンバーと仲良くなれたのもSKE48劇場があったからです。育てていただき、本当にありがとうございます。移籍してきて本当に幸せでした」とファンの皆様やメンバーへ感謝の気持ちを伝えた。
そして、卒業後4月1日より株式会社ゼストで声優として活動をしていくこと、谷真理佳としてファンクラブを開設することを発表。「今後は一人の表現者としてもっともっと頑張っていきたいと思います。新しいことを否定しないSKE48だからここまで続けることができました。SKE48が大好きです。11年間ありがとうございました!」と、SKE48での初選抜曲「12月のカンガルー」で劇場公演を締めくくり、笑顔でステージを後にした。
谷は、明日3月31日(日)両国国技館で荒井優希が出場する東京女子プロレス実況のゲスト解説者と、SKE48ミニライブに出演し、SKE48としての活動を終了。
7月13 日(土)にはZepp Shinjukuで開催される「電音部 VS LIVE『新宿大決戦 -カブキ VS シンオオクボ-』』にBellemuleとして出演が決定している。
【Team E谷真理佳 コメント】
16歳でHKT48に加入して18歳でSKE48に移籍して、11年経ちました。何も知らなかった私が夢のためだけに飛び込んだ世界は予想外で毎日が波乱万丈で勉強の日々でした。ひとりではなく、仲間やファンの皆様と出会い、SKE48と共に過ごした毎日はかけがえのない宝物のような時間です。支えてくださったファンの方に心から感謝します。SKE48でたくさん素敵な経験をさせていただきました。これからは1人の人間としてSKE48で学んだ経験を活かせるよう好きなことに挑戦したいです。幸せな11年間をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。