「しこくあーけーど」はPOP UPショップのオープンを記念して、J-WAVEの「GRAND MARQUEE」とコラボ。オープン前日の12日(火)の放送は「GRAND MARQUEE SPECIAL supported by しこくあーけーど」と称し、ハラカド「BABY The Coffee Brew Club」で公開生放送を実施。四国の良いものをセレクトし、それぞれの商品が持つストーリーや生産者の想いなどとともに発信する「しこくあーけーど」にちなんで、番組内でも四国の話題を取り上げた。
さらに生放送後のレセプションパーティーには、サニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストで、香川県坂出市出身の曽我部恵一がアコースティックライブが行われ。地元に帰ると立ち寄るカフェや、坂出市の商店街の心温まるエピソードも披露した。
――地元や四国の魅力について教えてください。
「いまは色んなお店ができて、東京より素敵なお店もあります。でも、僕がいたときは何もなくて、それが素晴らしかったですね。海があって、山があって、空があって、広い。それだけで気持ちいいなと、僕は田舎に帰るたびに思います」
――四国の観光スポットについて教えてください。
「瀬戸大橋のたもとに、瀬戸大橋記念公園というところがあります。そこはのんびりしていていいですね。あと、沙弥島という、昔は島だったところがありまして。いまは本島と繋がっているのですが、すごく味があるビーチでおすすめですよ」
――四国でおすすめの飲食店は?
「うどん一択。やはり讃岐うどんですね。讃岐うどん屋さんは早くに店じまいしてしまうんですよ。3時くらいには閉まるのかな。夕飯にうどんを食べる人があまりいないのでね。だから早めにお越しいただいて、讃岐うどん屋さんをまわっていただいたらいいかなと思います。福岡の柔らかいおうどんや名古屋のきしめんなどありますが、香川のうどんは、コシがしっかりしていて、かつツルッとしていてのどごしがいいところが特徴です」
――四国でおすすめのお土産は?
「うどん一択ですね。生のうどんも何ヶ月か日持ちするので、そちらをお求めいただいて、ご近所に配ると大変喜ばれると思います。僕ね、一回うどんをご近所に配ったことがあったんですけど、一年くらい経ったときにうどんを配ったお宅にうかがったら、僕がお土産で渡したうどんのパッケージがあったんです。多分、気に入ってお取り寄せをしてくださったのかなと思って嬉しかったですね」
11月13日(水)からのオープンに先立って行われた「しこくあーけーど」POP UPショップ内覧会では、フォトグラファー、U-SKE氏が四国をめぐって撮影した写真展示のほか、食器や食品、酒、伝統技法「堆漆(ついしつ)」を用いたアクセサリーなど、四国の名産品が並んだ。
会場の中央には、四国のブランド鶏がギュッと詰まったセット「チキンがお好きでしょ」や、四国の広大な海の恵みを感じられる「漁師のファーストフード」、小豆島特産の手延べそうめんのアレンジが楽しめる「そうめんdeイタリアン」など、「しこくあーけーど」で購入できる名産品とともに、香川県出身の漆芸家、泉谷麻紀子氏の作品を展示。色漆を何百回も重ね塗りする「堆漆」という伝統技法を用いた「堆漆イヤリング」「堆漆ピアス」、日常使いも可能な耐久性と堆漆の芸術性が融合した「堆漆高台酒器」など、漆の艶と深い味わいが感じられる作品も展示。
今回の作品展示について、U-SKE氏は「10日間という短い期間でどうやって自然を撮ろうかと考えたときに、僕は四国の“色”に着目しました。事前に観光スポットなども調べましたが、そういったものはすでに撮っている人がいると思うので、僕なりに、僕が出会った色を集めようと思いまして。もともと僕は自然や風景を追いかけているのですが、朝と夕方でも色は変わりますし、光の加減によって水の色も変わる。実際に四国へ行ってみたら想像以上に色んな色に出会えたので、自分で探すというよりも、行く先々で出会った色を写し出しました」と、四国に広がる自然の美しさに強い感銘を受けた様子。
曽我部 恵一(そかべ けいいち)PROFILE
1971年8月26日生まれ。乙女座、AB型。香川県出身。'90年代初頭よりサニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストとして活動を始める。1995年に1stアルバム『若者たち』を発表。'70年代の日本のフォーク/ロックを'90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。2001年のクリスマス、NY同時多発テロに触発され制作されたシングル「ギター」でソロデビュー。2004年、自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、サニーデイ・サービス/ソロと並行し、プロデュース、楽曲提供、映画音楽、CM音楽、執筆、俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。
U-SKEPROFILE
フォトグラファー。神奈川県平塚市出身。自然との共鳴を求め海へとレンズを向け続けるフォトグラファー。90年代後半よりハワイを中心に世界のサーフポイントを訪れる写真家として活動。独自の視点・感性から生まれた写真はサーフカルチャーシーンで高く評価され、国内外のメディア、広告、個展などで多くの作品を発表し続けている。2011年の東日本大震災をきっかけに故郷・日本にもフォーカスし、現在は湘南と宮崎を拠点に活動中。葛飾北斎『神奈川沖浪裏』をオマージュした作品はリアル北斎としても注目されている。
2009年 studio voice 『日本の写真家100人』
2017年 NHK総合『北斎“宇宙“を描く』出演
2021年 東京カメラ倶楽部『富嶽三十六景フォトコンテスト』大賞
2023年 キャノン『GRAPHGATE』佳作