汐れいら。2002年2月9日生まれ。東京都江戸川区出身シンガーソングライター。
2022年2月よりABEMAで配信された恋愛番組『彼とオオカミちゃんには騙されない』でBGMに起用された「センチメンタル・キス」は、10代~20代を中心に口コミやSNSで広く共感を呼び、Music Videoは合算で約1,835万回再生(Lyric videoも含む。12/19現在)、SNSでは楽曲使用数が1.5万件超、TikTokで使用された動画の総再生回数は約2億3000万回を超え、全世界ストリーミングの累計再生回数は5000万回を突破。各音楽配信サービスでもチャートイン、バイラルチャートでは1位にランクインするなどの大ヒットを記録した楽曲。
8月にはソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビュー。不器用さを隠して相手を想う誰かを歌った新曲「Darling you」をリリースし、さらに10月には「味噌汁とバター」を配信し話題となっていた。12月には自身初のワンマンライブ「だぶだぶでうぶうぶ」を渋谷WWWにて開催し、翌日には「踊り場のサーカスナイト」を配信。さらに5月1日には“彼女のことでしか曲を作れないバンドマン”を歌った新曲「備忘ロック」をリリース、そして8月14日には初めてのCDとなるEP「No one」をリリースし話題を集めている。
そんな汐れいらの初のアコースティックツアー『汐れいら Acoustic Tour ナラタージュ F/』が、12月18日、東京・duo MUSIC EXCHANGE公演にて幕を閉じた。
ツアータイトルの『ナラタージュ』とは映画の技法の一つで、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法のこと。自分の身に起きた出来事よりも“誰かのお話”を歌にしてきた汐は、いわば音楽のストーリーテラー。ツアーファイナル公演では、サポートキーボーディスト&ドラマーを迎えた編成で、全13曲の“物語”を奏でた。
1曲目は「備忘ロック」。彼女のことでしか曲を書けないバンドマンを主人公としたバラードを、汐がアコースティックギターを弾きながら歌い上げると、観客は静かに聴き入った。色彩は淡く、しかし凛とした汐の歌声は月明かりのように美しい。その魅力的な声質、繊細な表現が、シンプルな編成によって際立っている。曲の主人公の心の波を象ったような歌に、胸を熱くさせられた。その後、観客と声を合わせて乾杯し、ライブが本格的にスタート。セットリストの中盤には日替わりのカバーコーナーが設けられ、ツアーファイナルでは、小田和正の「たしかなこと」のことが披露された。汐の澄んだ歌声が、原曲とは異なる主人公像を聴く人に想像させる。
アコースティックサウンドは場内に和やかなムードをもたらし、汐は時に制作エピソードを語りながら楽曲を歌い届けた。例えば、「恋愛って1個1個終わっていくもので、今している恋愛が一番大事な人が多いと思うんですけど、今までの恋愛が無意味ということはなくて。1個1個の積み重ねが今の自分や、相手への態度、受け答えを作っているなと思いながら書いた曲です」と語られたのは「糸しいひと」。歌声の余韻がライブハウスに響く中、自分の過去に想いを馳せていた人もいたことだろう。さらに汐は、「今までは自分のことを書かないことが多かったけど、去年“この気持ちを曲にしたい”と思った出来事があって」と心境の変化を語ったあと、新曲「だんまりの中にもたんまり」を披露。シンガーソングライターとしての新たな芽生えを飾らずに届けると、観客はリズムに合わせて手拍子し、彼女のことを祝福した。
ライブの終盤では観客が椅子から立ち上がり、ステージに歓声を飛ばすなど大いに盛り上がった。「味噌汁とバター」を演奏しながら、汐が「みんな、今日は最高だった?」と尋ねると、客席から「気分は最高!」とレスポンスが。ラストに「ビーボーイ」が届けられ、全曲の演奏が終了すると、観客が拍手や歓声を送った。汐の「楽しかった? また会いに来てくれる?」という問いかけに、拍手の音量がさらに上がる。「そしたら美味しいお酒が飲めますわ(笑)」と満足気な笑顔を浮かべた汐は、その後観客と再び乾杯。来年2月から始まるツアー『USHIO REIRA One Man TOUR 2025 " GABUGABU "』での再会を約束し、ライブを締め括った。
Text by 蜂須賀ちなみ
photo by sotaro goto
【USHIO REIRA One Man TOUR 2025 " GABUGABU】
■チケット一般発売中
ローソン https://l-tike.com/ushioreira/
ぴあ https://w.pia.jp/t/ushioreira/
イープラス https://eplus.jp/ushioreira/
■ツアー詳細
2月24日(月祝)仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
OPEN 17:30 START 18:00
お問い合わせ: ハンズオン・エンタテインメント https://www.handson.gr.jp/
3月2日(日)福岡 DRUM SON
OPEN 17:30 START 18:00
お問い合わせ: キョードー西日本 0570-09-2424 (受付時間 11:00~15:00)
3月8日(土)名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 START 18:00
お問い合わせ: サンデーフォークプロモーション http://www.sundayfolk.com
3月9日(日)大阪 梅田 CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 START 18:00
お問い合わせ: キョードー関西 0570-200-888 (受付時間 11:00~18:00)
3月15日(土)東京 渋谷 CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 START 18:00
お問い合わせ: ディスクガレージ https://info.diskgarage.com/
【商品情報】
2024年8月14日(水)リリース
汐れいら 1st EP「No one」
予約URL: https://erj.lnk.to/7wE6v6
詳細は汐れいらHPにて:https://ushioreira.com/blogs/news/ushioreira_noone
■初回生産限定盤(CD+Blu-ray+小説風ブックレット)
価格:¥6,500(tax in)
品番:ESCL-5976~7
紙ジャケット仕様
小説風ブックレット(各曲イメージビジュアル+本人書き下ろしストーリー+歌詞)8冊付属
≪CD収録曲(初回生産限定盤/通常盤共通)≫
M1 糸しいひと
M2 味噌汁とバター
M3 うぶ
M4 踊り場のサーカスナイト
M5 グレーハートハッカー
M6 Darling you
M7 備忘ロック
M8 笑ってベイビー
ーBONUS TRACK CD onlyー
Darling you(弾き語り)
味噌汁とバター(弾き語り)
≪Blu-ray収録内容(初回生産限定盤のみ)≫
1st One Man Live「だぶだぶでうぶうぶ」2023.12.27 at Shibuya WWW
M1 さよならCITY
M2 ビーボーイ
M3 moviNG on
M4 踏み切りにピアス
M5 備忘ロック
M6 センチメンタル・キス
M7 リバースデイ
M8 35度、ライラ
M9 グレーハートハッカー
M10 味噌汁とバター
M11 タイトロープ
M12 踊り場のサーカスナイト
M13 Darling you
M14 笑ってベイビー
M15 泣きっ面に8
■通常盤(CD+歌詞ブックレット)
価格:¥3,000(tax in)
品番:ESCL-5978
歌詞ブックレット(各曲イメージビジュアル+本人書き下ろしストーリー+歌詞)付属
あわせて読みたい関連記事
-
汐れいら、TikTok総再生回数2億3000万回超えの人気曲「センチメンタル・キス」がストリーミング累計5000万回を突破! 「FLASH THE FIRST TAKE」も公開から4日で150万回再生超え!
リリース情報 -
汐れいら、初のワンマンツアー『No one』を駆け抜け次のステップへ
ライブ/イベント情報 -
汐れいら、「糸しいひと」がBillboard Heatseekers Songsで2位を獲得!さらに「糸しいひと」Playing Videoも公開!
リリース情報 -
汐れいら、1st EPから「糸しいひと」先行配信&蒔田彩珠主演のMVも公開!さらにSNSシェアキャンペーンもスタート!
リリース情報