新生MHRJの未来を映し出す、感動の『変』完走 スペシャルゲスト、トンツカタン森本とダンサーが彩った特別な一夜

10月26日(土)に香川・高松MONSTERを皮切りにスタートした、MHRJ（マハラージャン）の全国7ヶ所を巡るワンマンツアー『変』が、11月15日(金)の東京・昭和女子大学人見記念講堂にて千秋楽を迎えた。

9月末リリースのベストアルバム『ベスト・オブ・マハラージャン』で第一章を締めくくり、第二章を告げる新曲「君の変」を引っさげた今回のツアー。その最終公演では、ラジオ出演を機に親交を深めたトンツカタン森本が、公演の司会進行を務めた。

緞帳が上がり、スーツ姿の森本が登場。挨拶に続いて「MHR“J”！」コールで会場を煽る中、新生MHRJがトレードマークのターバンを外したニュールックでステージに現れ、代表曲「セーラ☆ムン太郎」で公演の幕を切った。大人気ナンバーからのスタートに観客は熱狂。勢いそのままに「4061」、「蝉ダンスフロア」、「僕のスピな人」とたたみかけ、会場は冒頭から歓声と熱気に満ち溢れた。

そして迎えた最初のMCでは、森本がアメリカのTVトークショーさながらのセットと共にステージに登場。森本がトークショーの司会者としてゲストの体のMHRJに話を振り、二人の馴れ初めに始まり、マハラージャン→MHRJへの「変」にまつわるトークをおもしろおかしく披露。MHRJは自身の「変化」について、『インディーズから数えて5年、先日ベストアルバムもリリースしてこれまでを振り返った時に、第一弾のマハラージャンをやり切った感覚がありました。そして、これからは音楽面でもっと新しい挑戦をしたいと思い、その気持ちが高まったので思い切ってリニューアルすることにしました』とその思いを語った。

続くパートでは「示談」「I'm just looking」「いいことがしたい」「君の歯ブラシ」といったファンクチューンで会場を揺らし、再びステージに登場した森本とボケとツッコミが飛び交う軽妙なトークセッションで会場を笑いで包み込んだ。

そしてこの日スペシャルな演出として特筆すべきは、ピアノアレンジでコンテンポラリーダンスを交えてパフォーマンスされた「eden」だろう。一流アーティスト達のバックダンサーを多数つとめ、LIVEや舞台、CMなどの振付やディレクションでも幅広く活躍している益田妃奈によるしなやかで抒情的なダンスに会場は息をのみ、静まり返った会場からは大きな拍手が巻き起こった。

森本とのラストトークセッションを終えて、ライブはいよいよラストパートに突入。パワフルな演奏が光る「ゾーンに入ってます。」「適材適所」で高揚感を、ダンサブルなニューシングル「君の変」で躍動感を、そし本編ラストチューンの「何の時間」で一体感を演出し、ステージを後にした。

アンコールに応えて再び登場したMHRJは、『今回の「変」の心境を最もあらわしている（MHRJ）』という「空ノムコウ」をアコースティックギターで弾き語り、得意の口笛を交えたパフォーマンスで観客を魅了。そして初のアニメタイアップ曲となった「くらえ！テレパシー」をはさんで、最後は「持たざる者」で大団円を迎えた。最後はこの日司会進行をつとめた森本とダンサーの益田妃奈を再びステージに呼び入れ、みんなでラインナップを組んでの記念撮影で終演を迎えた。

なお、この日終演と同時に、初の顔合わせとなるスミス監督による「君の変」のミュージックビデオが公開されている。

MHRJ全国ワンマンツアー「変」

2024年11月15（金）東京・昭和女子大学人見記念講堂

<セットリスト>

01.セーラ☆ムン太郎

02.4061 

03.蝉ダンスフロア

04.僕のスピな人

05.示談 

06.I'm just looking 

07.いいことがしたい  

08.君の歯ブラシ 

09.波際のハチ公 

10.噂のキャンディー

11.eden

12.ゾーンに入ってます。  

13.適材適所 

14.君の変

15.何の時間

[ENCORE]

16.空ノムコウ

17.くらえ！テレパシー

18.持たざる者

< BAND MENBER>

小川翔（Gu）

宮川純（Key）

山本連（Ba）

澤村一平（Dr）

<ゲスト>

・トンツカタン森本

・益田妃奈（ダンサー）


PHOTO BY　 Taichi Nishimaki