2025年7月10日、秋元康総合プロデュースによるデジタル声優アイドルグループ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」のメンバーで、北海道出身の河瀬詩(かわせうた)が、北海道根室市にて「一日警察署長」と「一日駅長」の“ダブル就任”を果たした。

アイドルが一日で複数の公職を務めるのは極めて異例であり、地域との信頼関係の深さを物語る取り組みとなった。

■防犯と交通安全を啓発 一日警察署長として

午後1時、根室警察署にて「一日警察署長」の委嘱状交付式が行われ、河瀬は警察礼服に身を包んで登壇。

続いて午後2時からは、根室市内の大型スーパー「マルシェ・デ・キッチン」駐車場にて広報活動を実施。マイクを手に防犯・交通安全を呼びかけた。

集まった地域住民やファンに対しては、笑顔を交えながら丁寧に声をかけ、啓発の場を和やかに盛り上げた。

■根室駅ホームで列車をお見送り 一日駅長としての務め

午後4時からは、JR花咲線・根室駅にて「一日駅長」就任式が実施された。

駅ホームには多くのファンや報道陣が詰めかける中、河瀬は駅長帽と制服を着用して登場。

式後には、16時08分発の列車をプラットフォームから手を振って見送り、乗客からも笑顔で応えられるなど、会場は温かな空気に包まれた。

■地元との信頼が育んだ“ダブル任命”

今回の就任は、5月に開催された「22/7 カントリーライブ in 北海道根室市」での地域連携活動がきっかけとなった。

当時、河瀬はライブ出演に加え、市長表敬や地元FM局への出演など、地域密着型の施策を積極的に展開。その実績が評価され、地元自治体や関係機関から“ダブル任命”という形でのオファーに繋がった。

この日、河瀬は石垣雅敏・根室市長を改めて表敬訪問し、ライブ成功の御礼と今回の任命報告を実施。市長からは笑顔で温かい労いの言葉がかけられた。

 

■今後の展望にも注目

地元地域と密接に関わる“声優アイドル”として、河瀬の存在は今後も注目を集めていきそうだ。

今回の「一日署長+駅長ダブル就任」は、単なる話題作りにとどまらず、防犯・交通啓発や観光PRといった社会的な意義も内包していて、ファンと地域、双方にとって記憶に残る貴重な一日となった。

【河瀬詩(かわせうた) 本人コメント】


今回、根室署一日警察署長とJR根室駅一日駅長に就任させていただき、本当にありがとうございました。

実際に制服に袖を通すと、その責任の重さが直に伝わって、1日とはいえしっかりと向き合って頑張らなきゃという気持ちになりました。

警察署長のマイク広報では、地元の買い物客の方が足を止めていただいたり、根室駅では電車を利用される方が「頑張ってね」と優しく声をかけてくださったりして、改めて根室の方々の温かさを実感した一日でした。

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