今年の9月にメジャーデビュー25周年を迎えるポルノグラフィティが、周年を彩るアリーナツアー「19thライヴサーキット "PG wasn't built in a day"」のファイナルを東京・有明アリーナにて開催した。
約4年半ぶりとなる声出し解禁のライヴは、制限なく楽しむことができることもあり、鳴り止まぬ歓声、うごめく熱気、躍動する一体感を凝縮。どこを切り取ってもこれまでの閉塞感を忘れさせるライヴであり、まさに先日リリースしたばかりの新曲「解放区」を体現する空間となった。
そして、25周年のポルノグラフィティはまだまだ終わらない。
自身たちにとっても新たな挑戦となる、熱いビッグプロジェクトの発表があった。
2018年の「しまなみロマンスポルノ’18〜Deep Breath〜」以来約6年ぶりとなる野外ライヴを、ポルノグラフィティ×広島プロジェクト第3弾として、メンバーの生まれ故郷であり、常に想いを寄せてきた因島で開催。さらにメジャーデビュー日にはポルノグラフィティの歴史で数々の伝説を残してきた横浜スタジアムにてライヴ開催されることが発表された。
故郷因島でのライヴ開催は、因島市と尾道市が合併する際に、故郷への恩返しの意味を込め、島の小中高生を無料招待したライヴ「ポルノグラフィティ ライヴ in 因島」、そして「しまなみロマンスポルノ’18〜Deep Breath〜」の2日目が大雨による避難勧告・警報発令による中止に伴い、急遽当日のサービスモニター映像と因島市民会館での生演奏にて構成されたライブビューイング「“しまなみロマンスポルノ’18 〜THE LIVE VIEWING〜”」に次ぐ3度目となり、メンバーの想いはさる事ながら、デビューから応援している地元の方の想いもひとしおであろう。
そして、周年イヤーのラストを締めくくる地として、横浜スタジアムでのライヴ開催というのも、25年というポルノグラフィティとして長い道のりを歩み続けてきたメンバーの決意を感じるだけでなく、新たな伝説を生む予感を今から感じさせてくれる。
さらに、ポルノグラフィティ×広島プロジェクト第4弾として、これまでに過去2回大反響を生んだポルノ展が、因島を舞台に「島ごとぽるの展」として開催されることも発表された。
メンバーの故郷、すでにワクワクするビジュアル、そして今回は島全体を使っての開催ということもあり、ファンにとっては聖地となりつつある因島がどのような変貌を遂げるのか。
メンバーが生まれ育った故郷で、ポルノグラフィティの歴史を存分に肌で感じることのできるイベントになることは間違いないので、まだ訪れたことのない人にもぜひ、この機会に訪れてほしい。
今回の発表を機に公開されたビジュアルは、顔にペイントが施された周年のビジュアルと相反し、何も描かれていないまっさらな壁を背景に、飾り気のないメンバーが特徴的である。
25周年のその先に見る景色には、何が描かれるのか?