──昨年11月からスタートした全国ツアー『ろくろ首の泥棒逃走記-あなたの虚無をいただきます-』も3月1日の兵庫 太陽と虎でファイナルを迎えました。4月以降の活動に向けて、今のゆるめるモ!の魅力、面白さをセルフプレゼンテーションしてください! メンバーの変遷を経ながら結成14年目のゆるめるモ!は、今どんな感じですか?

まこと「今のゆるめるモ!の魅力は、見た目もキャラも個性の系統が違うメンバーが揃っているので、いろんな方に誰かしら刺さると思います。それは曲もそうで、エモい感じのやさしい曲もあれば、シャウトする激しい曲もあって、聴いてもらえれば1曲くらいは刺さる曲があると思います!」

──“1曲くらい”とか言わないでください(笑)。見た目は確かにバラバラですけど、見た目だけでなく性格や内面もバラバラですか?

まこと「食の好みとかバラバラです」

なに「一番の偏食は、ねるん。ポテトとマヨネーズがないと、ご飯が食べられない子です。だから、みんなでご飯に行くときはポテトがある店を探して、ねるんに合わせています(笑)」

ねるん「勿論合わせろなんて言ってないですが、優しくて合わせてくれます」

らき「同じグループだからご飯にもみんなで行くんですけど、この6人が学校で同じクラスだったら全員が誰とも喋らなそう…。自分たちでもそう思いますけど、周りからも“絶対に仲良くなってない”と言われます。でも、そんな6人が集まっているから面白いですし、いつもは6人とも物静かなのにライブではかっこいい感じになるから、そこが魅力です」

めあり「へそちゃんだったらバンド寄りのパフォーマンス、私はダンスをうまく見せたいからそっち系に走ったりとか、そんなふうにみんな違うのが面白いと思います。それぞれ好きな音楽や見るもの、憧れているものが違うから、ステージ上のパフォーマンスが全然違うんです。バラバラだけどそれが合わさって見えるからいいと思いますし、ファンの方からも“それが面白い”、“この6人が揃っているのは奇跡だ”と言われます」

へそ「パッと見たときに、みんな可愛いんですけど…いわゆるアイドルさんみたいな可愛さはなくて。だけど、可愛い。それでかっこよくて、見た人は“ただ者じゃないな、なんだこの6人は?”って感じると思います。その独特の雰囲気が魅力だと思います!」

ねるん「今のゆるめるモ!の魅力は、ねるんがいること。ですかね」

──すごくいい答えだと思います! 今のゆるめるモ!の魅力は、私!

ねるん「そこまでは言えないですけど、こんなに魅力すぎるねるがいる」

なに「メンバー1人ひとりが興味深いというか、人として面白い…わかりやすく言えば、“変”なんですよ。みんな、おかしいんです(笑)」

──具体的には、どう“変”なんでしょうか?

なに「ねるんちゃんは、さっきの発言からもわかるように変で面白いじゃないですか。もう7年くらい一緒にいますけど、牛すじ…違う、スルメみたいに噛んでも噛んでも飽きないです。“そこでそれが出てくるんだ?”って、奇想天外な意外性もあります。お笑い芸人を目指していたへそちゃんは、イジられキャラです。それでみんなを笑わせてくれるので、まずはそこが面白いです。隠キャで真面目で、“ライブをしているへそ”と“内なるへそ”が違うのも魅力です。へそちゃんは、ぜひ深掘りしてほしいです。めありさんは、変は変なんです。ただ、何が変なのか?ってわからない“変”。普通そうですけど、けっこう変。どこが変なんだろう?」

へそ「普通そうに見えて、宇宙空間を歩いているというか…時間の進み方が本当に遅いんです」

なに「めありさんの周りだけ、違う空間になってる!」

──時空が歪んでいるみたいな?

なに「しっかりはしているんですけど。で、らきは喋らない。5人で盛り上がっていても、話に入ってこない」

らき「気にはしているんです。でも、話に入るタイミングがわからない…」

──興味はあるんですね。

らき「とても」

なに「まことも変で、“どこを歩いてきたらそこにたどり着くんだろう?”って、我が道を行く感じです。好みが年相応ではないというか…趣味が年相応じゃないんです。X JAPANが好きだったり」

まこと「音楽を聴くのが好きです。X JAPANは有名ですけど、誰も知らなさそうな自分好みの曲を探すのが好きで…謎がられています」

──みんなのことを“変だ”と言い出した、なにさんは?

らき「超物知りすぎで、視野が広すぎます。聖徳太子の見える版?…全部同時に起こっているのに、こっちにも対応して、あっちにも対応して」

まこと「自分でいつ言ったかわからないことも、なにちゃんが覚えていたりします」

──そんな今のゆるめるモ!ですが、メンバーが変わっても音楽的面白さはずっと貫かれてきたと思います。

ねるん「前よりも、今のほうが時代にそぐうようになってきたと思います。以前は、つらくても頑張りすぎている人が多かったと思うんです。でも、今の世の中には“つらかったら逃げてもいい”って価値観も知られて、頑張りすぎない層が増えました。ゆるめるモ!の曲には“つらかったら逃げていいんだよ”という曲があったりするので、今はじんわりと時代に沿うことができていると感じています」

──リリースから約半年が経ちましたが、このインタビューをきっかけに最新アルバム『虚無泥棒』に興味を持つ読者もいると思います。

なに「収録されている曲のジャンルがしっちゃかめっちゃかなんですけど、まるっと通して聴くとスンと入ってくるアルバムです。中でも私が個人的にぜひ聴いてほしいのが、清竜人さん作詞作曲の「真面目に生きて報われたいの」です。日本人って真面目な人が多いと思うんですけど、それでも報われない人って世の中にはたくさんいると思います。そういう人の心にブッ刺さって、寄り添ってくれる曲です」

ねるん「『虚無泥棒』は、エネルギッシュなアルバムだと思います。エネルギッシュすぎて、自分ではあまり聴けてません…。それくらいエネルギッシュなので、聴くとパワーがみなぎると思います!」

へそ「私は『虚無泥棒』が大好きでよく聴くんですけど、“いい曲だ! これもいい曲だ! 次もいい曲だ!”って、本当にお腹いっぱいになるんです。だから、私は途中で1回止めます(笑)。それくらい、このアルバムを聴いただけで、“ただ者じゃない!”って感じられる1枚です。特に好きなのは、「もんもっちゃいな!」です。可愛くて耳に気持ちいい曲なので、音楽好きの人に聴いてほしいです!」

めあり「かなりいろんなタイプの曲が入っているので、そのときそのときの気分で毎回違う曲を選べる楽しさがあると思います。私自身も好きな曲、聴きたい曲がいつも違っていますし、聴くのとライブでパフォーマンスするのでは、それぞれ好きな曲も違ったりします」

らき「『虚無泥棒』は、私にとってゆるめるモ!に加入してから初めてのアルバムです。ゆるい感じで助けてくれる曲もあれば、重みのある歌詞の曲もあって面白いと思います」

まこと「みんなが言うようにいろんなタイプの曲があるからいろんな気持ち、いろんな人に寄り添えるアルバムだと思います。ゆっくりめの曲もあれば、明るくてハイテンションの曲もあって、四六時中いろんな自分に対応してくれると思います」

──現在のゆるめるモ!のライブの魅力も教えてください。

ねるん「今、この6人の体制で2年目になるんですけど、まだまだ完成されていないので、これからの可能性が見えるような“今のゆるめるモ!”がライブにはあると思います。これからもっと良くなりますし、未完成の続きを楽しみにライブに来ていただけるはずです。それが、今のゆるめるモ!のライブの魅力だと思います」

──今後の活動については、どんな目標がありますか?

まこと「フジロックのような大きいフェスの大きなステージに立って、わかりやすく大勢の人に刺さりたいです!」

なに「衣装がたくさん欲しいです! できれば、今年中にあと2着もらえたらいいな…。衣装がたくさんあったほうが、ファンの方も楽しいと思うので! あと、いつか専属のヘアメイクさんをつけてもらうのが夢です!」

へそ「好きなバンドがすごく多いので、何も考えずにアーティストさんたちを誘ってフェスを開催して、最後は出演者全員でステージに立ってフィナーレ! そんなゆるめるモ!主催フェスがやりたいです!」

──何も考えずに、誰を呼びたいですか?

へそ「今すごく聴いている、愛しておくれというパンクバンドさん。あと、やっぱりバンドなんですけど、ひとひらもよく聴いているので呼びたいですし…って、止まらなくなっちゃうんですけど(笑)」

なに「私、XG!」

らき「二丁目の魁カミングアウト!」

まこと「MIYAVIさん!」

──そしてそこに、ゆるめるモ!…唯一無二のフェスになりそうですね!

(おわり)

取材・文/大久保和則
写真/野﨑 慧嗣

RELEASE INFORMATION

ゆるめるモ!『虚無泥棒』初回限定盤

2025年930日(火)発売
TCBR-0025,000 円(税込)

ゆるめるモ!『虚無泥棒』

ゆるめるモ!『虚無泥棒』通常盤

2025年930日(火)発売
TCBR-0033,000 円(税込)

ゆるめるモ!『虚無泥棒』

ゆるめるモ!『ロクロクビ!』

2025年107日(火)
TCBR-005/2,000 円(税込)

ゆるめるモ!『ロクロクビ!』

LIVE INFORMATION

2026年726日(日) 東京都 下北沢 ゆるめるモ!主催サーキット

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