──9th Digital Single『すぐに』から収録される楽曲のセンターとフォーメーションが1曲ごとに発表されるようになりました。変化を感じさせるシングルにどのような想いで挑みましたか?

ACE「毎シングル、いろんなことに挑戦させていただいているので、いつも新鮮な気持ちで取り組んでいるんですけど、今回は目に見えてわかる変化が大きいので、ここは分岐点になると感じています。運営さんからの期待も感じますし、ホワスピが加速するきっかけ、ターニングポイントになるシングルだと思っています」

AOI「このシングルは各楽曲でセンターが変わって、フォーメーションも曲によって変化があります。かなり挑戦しているシングルですけど、WHITE SCORPION も結成から3年目なので、ここからさらに勢いをつけていきたいですし、今までやってこなかったことに挑戦して、そこから違う景色を求めてもいます。ファンの方かも“ホワスピ、変わったな”と思われたかもしれませんけど、いい意味での変化になるように、どの曲も頑張っていかないといけないですし、この9枚目がたくさんの人にホワスピを知ってもらえるきっかけになるように、頑張りたいです」

ACE
AOI

──ALLYさんはフォーメーション発表の映像で、“飛躍できる期間にしたい”と言っていました。

ALLY「これまではセンターもフォーメーションも頑なに変えてこなかったんです。今まであったものを変えるのは、賛否両論あると思いますけど、AOIが言ったようにプラスの要素を得られるようにしたいと思いました。そこは、メンバーの頑張り次第のところもあるので、前を向いて頑張っていきたいです」

──HANNAさんは“変化を見せていかなきゃいけない、加速させるシングルにしたい”というコメントを残しています。

HANNA「フォーメーションが変わって、5曲ともそれぞれ違う色も出せる。今までは“メンバーそれぞれの個性が強い”と言っていましたけど、それがこのシングルでわかると言うか…メンバーそれぞれの長所を活かせるシングルになると思います。1曲1曲の曲調も全部違うので、“ホワスピだけどホワスピじゃない”…そんな雰囲気をこのシングルで作りたいと思います」

ALLY
HANNA

──そんな9th Digital Singleの表題曲「すぐに」のセンターはACEさんが務めることになりました。

ACE「私は1st Digital Single「眼差しスナイパー」から前作「7秒のレジスタンス」までフロントに立たせていただいていて、そのポジションですらありがたいと思って立っていましたし、“この位置をキープできるように頑張ろう”という想いでいました。でも、去年の七夕のSHOWROOM配信で、“センターになりたい”という言葉を初めてファンの方の前で口にした時に、ファンの方から、“言って欲しかった”、“一緒に頑張りたい”という風に言ってくださって。それが叶ったのが「愁情」でのセンターでした」

──2025年10月にリリースされた2nd MINI ALBUM『Corner of my heart』収録曲で、ピアノバラードでした。当時のインタビューではACEさんがセンターを務めるというのが発表前で、その心境を伺えなかったんですよね。

ACE「ふふふ。すごく嬉しかったですし、“やっぱり夢は口に出すものだな”と思いました。初めてのセンター曲をいただけたからには、“次に目指す先は表題曲のセンター”という、また大きな夢が見えてきました。ファンの方には、“表題曲のセンターを目指して頑張る!”と、ずっと口に出して頑張ってきてはいたんですけど、いざその目標が叶って、“センターです”と決まると、想像していた以上のプレッシャーが襲ってきて…。 “HANNAはこんな気持ちをずっと背負ってきたんだ”と思うと、改めて、すごく尊敬しました。それに、私が表題曲のセンターになることに対して、メンバーもファンの方も、いろんな感情があると思うんです。“好きだったホワスピが変わっちゃう”という不安な気持ちを抱くファンの方もいると思いますけど、これからの活動で納得してもらえるように自分なりに精一杯頑張っていきたいです」

──デビューシングル「眼差しSnipper」(2023年12月7日リリース)からセンターを担ってきたHANNAさんはどう感じていますか?

HANNA「ACEがセンターになることで、これまで私がセンターだった時とは違う雰囲気になると思いますけど、それはいい意味での変化になると思っています。ホワスピの第2章というか…ここから別のベクトルでいろんな方に刺さっていけると思います。私がセンターじゃなくても、このシングルにかける想いは変わらないですし、ACEを後ろで支えながら頑張りたいです」

──キャプテンは?

AOI「これまでずっとHANNAをセンターとして、ホワスピの基盤…ホワスピの色が確立されてきた中で、ACEがセンターになることで、今まで見えていなかったホワスピの良さや魅力がきっと出てくると思います。いろんな角度からホワスピを愛してほしいですし、好きになってほしいです。私たちもまだ自分たちが気づけていなかった可能性や魅力を知っていけるきっかけにもなると思っているので、9th Digital Singleのリリースがすごく楽しみです」

ALLY「何よりも「すぐに」にACEはすごく合っていると思います。あと、リリースイベントでカメコさんが撮影してくれた写真が届いたりするんですけど、シンプルにACEの写真がすごく多いんです。それほどみんながACEに惹きつけられているということだと思うので、実力も申し分ないです。だから、この「すぐに」で、また新しいホワスピの色を見ていただける期待があります」

──「すぐに」を受け取ってどう感じましたか?

ACE「これまでのホワスピは恋愛をテーマにした楽曲を歌ってきましたけど、主人公が<僕>であることが多かったんですよ。でも、「すぐに」は女性的な魅力が強い楽曲になっていて。主人公は強い女性ですし、色気のある歌詞で、ピアノ調のサウンドにも女性的な魅力が溢れています。“ホワスピの新しい魅力が出せそうな楽曲だな”と素直に思いました。<好きって言いなさい>とか、<ねえ どうするのよ?>とか、ファンの方もドキドキさせられるようなフレーズが歌詞にあるので、ステージパフォーマンスで、ドキドキっ!と惹きつけられるように頑張りたいです!」

HANNA「私は<すぐに>とか、<だから?>とか、同じ言葉が繰り返されていて中毒性があるというか、耳に残る曲というか…今風に言うとドパガキ?」

ACE「あはははは。ちょっと待って!」

ALLY「HANNAからそんな言葉が(笑)」

AOI「確かに最近、流行ってるよね、ドパガキ」

ALLY「ドパガキというか…ドパソングってことでしょ?」

HANNA「そう! ドーパミンいっぱい出るソング!」

AOI「テンポが早い曲だしね」

HANNA「今に合ってるというか、いろんな世代にかなりハマりやすそうな曲調だからこそ、この曲をたくさんの方に聴いてほしいという想いがあります!」

ALLY「私もそう思っていて…」

ACE&AOI「え!? ドパガキ?」

ALLY「(笑)。ガキまではいかないけど、耳に残るという点で。<すぐに>っていきなり始まるのが印象にに残りますし、ホワスピの曲でセリフがある曲はあまりなかったですけど、「すぐに」はセリフも入っていて。<ねえ/短めに>とか、<ねえ/どうするのよ?>とか…そこもピックアップされて話題になればいいなって思います」

AOI「うんうん! とにかくインパクトが強い曲です。きっとこの曲は聴く人、みんなの耳に残ると思います。「すぐに」のダンスを練習している時に、スタッフさんも後ろで見てくれているんですけど、レッスン終わった後にスタッフさんが“♪すぐにすぐに”って口ずさんでいるんです。“やっぱり耳に残るんだ!”と思いました。音楽を聴いていて耳に残るのってすごく大事なことだと思っていて。今、流行っている曲もキャッチーな曲が多いと思いますけど、この曲もカッコいい系ではありつつも、とてもキャッチーなので、聴いている人の耳に残って、“また聴きたい”と思ってもらえる曲になると思います」

──セリフパートを担当しているのは?

ALLY「<ねえ/どうするのよ?>はCHOCOとMOMOの二人です!」

ACE「<ねえ/短めに>は私です。デモ音源を聴いた時にアクセントが難しくて。語尾が上がるんですけど、デモとは違うパターンで3パターンくらい録って、どのパターンが使われるんだろう?と思っていたら、語尾を上げるパターンが採用されていました。CHOCOとMOMOの歌い方も新鮮で楽曲の雰囲気とマッチしていていい感じだと思ったので、ファンの方はこのパートと聴いてどう思うのかな?…楽しみです」

──感情としてはどんな想いを歌っていますか?

ACE「主人公の女性が、かなり受け身で…プライドが高い女性なのかな? 私は秋元先生の歌詞の2番が好きなんですけど、情景がすごく思い浮かぶんです。一緒にカフェに行っていて、時間も経って、飲み物を飲み干しているけど、モジモジして何も言ってくれない。“じゃあ、どうするの?”って。ここで帰ってしまったら友だちで終わっちゃうってわかっているのに、あくまでも自分からは言わないのが、ずるい女性だと思って。でも、それがすごく色っぽくて、魅力的な女性だと思いました」

──ACEさんに合っていますか?

AOI「すごく合っていると思います。この女性、小悪魔っぽいですよね? ACEも小悪魔だと思うんです、私。ね?」

ACE「(笑)。そ、そうかも…私も言わないかも。なので、精一杯頑張って表現したいと思います」

──ダンスの練習をしているということはもう振りも入っているのでしょうか?

ALLY「はい。でも、「すぐに」の振り、すごく大変なんです。まず、テンポが速いのと、1つ1つの細かい音に振りがついていて、移動も今までのホワスピの曲で一番多いです」

AOI「構成が最高に複雑!」

ALLY「今回Ruu先生が初めて振りをつけてくださいました。今までやったことがない動きも多いですし、この曲自体、すごく短いんですよ」

AOI「ドパソングだからね」

ALLY「曲自体が3分くらいしかなくて、フォーメーションも目まぐるしく動くので、推しを追うのも大変だと思います。すぐまた聴きたくなると思うので、その面でも中毒性がある曲だと思います」

──どんなMVになっているのでしょうか?

ALLY「幻想的な感じ?」

ACE「今回、ロケーションがアクアリウムチーム、お花畑チーム、ベッドチームの3チームに分かれていて、振り分けられたチームごとに、その子に合ったロケ地になっていました。私はベッドチームで、ピアノと撮ったんですけど、その映像を見せてもらうと、すごく色っぽくて映像の質感が儚げで、女性的な魅力が出ていて。まだ完成したMVは見ていないですけど、そのシーンとバチバチにカッコよく踊っているダンスシーンの映像がどう合わさるのかが今から楽しみです」

HANNA「私はお花畑チームでした。恋愛的な花言葉のあるお花の中で寝そべったりして、個人的にこれまでのMVの中で一番可愛い系だと思いました。これまでのカッコいい系とは雰囲気の違う、華やかな映像なので、そこはすごい楽しみですし、ダンスパートは海の底に潜り込んでいるメンバー…みたいな」

ALLY「照明で波打つ感じを表現していて、水中に光が差し込んでいる感じになっています」

HANNA「そう! それと、揃っているダンス。そのアンバランスさがいい感じです!」

AOI「芸術作品みたいだったよね?」

ACE「うん、すごく綺麗だった」

ALLY「私とAOIはアクアリウムチームで、ロケ現場がデートコースみたいな場所だったんです。水槽越しにカメラがあって、その中を金魚が泳いでいて。水槽を挟んで私を撮るような映像で、カメラ側が主人公の相手の人だと思って、少しあどけない感じを出したり、心の中で“早く告白すればいいのにな”と、もどかしく思ったりとか。そういう感情の変化を頑張って表現しました」

AOI「私は“魚に囲まれて、魚を見ながらじれったい気持ちを表現してください”とディレクションしていただいて…撮っていただいた映像を見た時に、映画を観ているような感覚になるくらい、すごく綺麗な映像だったんです。そことダンスシーンがいい対比になっているので、素敵なギャップがあるMVになっていると思っています」

──さらに、今回のインタビューはカップリング曲でセンターを務めるメンバーが揃っているので、ご自身がセンターを務める楽曲について、ひと言もらってもいいですか?

HANNA「はい! 「Commitment」は明るくてポップな曲調ですけど、芯のある強い歌詞になっていて。ライブでスコピストの方と一緒に“Hey!”と言って盛り上がれる楽曲…みんなで楽しめる曲だと思います」

──歌詞には決意も込められていますね。

HANNA「そうですね。“君との公約を守り抜く、貫き通す”という気持ちが書かれていて。私たちにとっては、“東京ドームの夢を掴み取る”という気持ちです。しかも、“私たちがスコピストを連れていくんだ!”という強さがある歌詞になっているので、そういった気持ちも込めてライブで歌いたいと思います」

──「僕たちはウサギじゃない」のセンターはAOIさんです。

AOI「“悔しい気持ちを胸に抱えながらもやってやるんだ!”という闘志を燃やしている楽曲になっています。そこは、ホワスピにもすごく通ずるものがあって…私たちも悔しい想いをたくさんしてきました。でも、それをバネにして今日まで頑張ってきたので。そんな私たちがこういう楽曲を歌えるのはすごく嬉しいことですし、この楽曲を通して、何か頑張っていることがある人の背中を押せたらいいと思います」

──ありがとうございます。

──そして、ALLYさんがセンターを務めるのが「でも≠明日」です。

ALLY「タイトルのインパクトがすごいですけど、この曲は夢を追っているけど、同時に現実も思い知っていく中での心境が歌われています。“でも…”って言い訳したくなるけど、そういう感情を抑えて、明日や未来を見ていけばいいんだよ。そうやって背中を押してくれる曲だと思っています。あと、振り付けをつけてくださった先生が、毎回、振り付けをしてくださるたびに、“こういう想いを込めて振りを考えたんだよ”と言ってくださるんです。この曲は“ホワスピを低く評価してきた人たちに対して、見てろよ、見返してやるからな、みたいな感情で踊ってほしい”と言ってくださって。それも相まって、私たちも踊っていてすごく感情が乗るというか…今、目の前で見てくださってる人たちに、ホワスピを見せつけるというか。スコピストのみんなにも、このパフォーマンスを見て“これからもついていきたい!”と思ってもらえるような感情で踊っているので、もっともっとホワスピの魅力を伝えられるような曲にしたいと思います」

──この曲はダンスブレイクもあるので、ライブで早く見たいです。そして、もう1曲、ラテン調の「月影ノ刃」もHANNAさんがセンターです。

HANNA「この曲も主人公は女性で…いろいろと周りから言われても、自分らしく、ありのままでいたい女性が主人公です。今のアイドルシーンの中で、カッコいいを貫いているホワスピにとって、背中を押してくれるというか、自分に自信をつけられる、そんな曲になっています。ファンの方々の背中を押していきたいですし、“自分らしさを出していけばいいんだよ”というメッセージを込めたいと思っています」

──そして、来年1月には3周年を記念したワンマンライブ『WHITE SCORPION 3rd Anniversary LIVE』が、ホワスピ最大規模となる豊洲PITで開催されることが決定しています。

AOI「 KT Zepp YOKOHAMAでの『WHITE SCORPION 5th ONEMAN LIVE』を終えて、次は豊洲 PITです! キャパシティが Zepp の約3倍ということで、このシングルで WHITE SCOPION のことをもっと知ってもらって、たくさんの人に好きになってもらって、それを豊洲 PITに繋げていきたいと思っています。私たちにとって大きな挑戦ですけど、“超えられない壁はない”と私は信じているので、豊洲 PITでのワンマンライブも大成功で終えて、また次のフェーズに進んでいきたいと思っています。まずはこの9th Digital Single『すぐに』でWHITE SCORPION がより多くの人に見つけていただいて、愛してもらえるように頑張っていきたいと思います」

ALLY「KT Zepp YOKOHAMA の5th ONEMANで手応えがあった部分もありました。でも、逆に課題も見つかって。パフォーマンスや見せ方という部分は手応えがありましたけど、歌やダンスは私たちよりもっと上手な人たちもたくさんいますし、“やっぱりまだまだだな…”というふうに感じたんです。そこをもっと突き詰めていきたいですし、今回の新曲ではいろんなメンバーが目立つタイミングにもなるので、ファンの方の熱量も上げられるきっかけにしたいです。それが結果的にまだホワスピを知らない方にも広がっていったらいいと思っています」

HANNA「豊洲PITがZeppの約3倍で、あと3ヶ月で、スコピストではない方をスコピストになっていただかないといけない…そうなると、私たちがこれまで以上に努力しないといけないと思っています。ファンではない方は、きっと私たちの頑張っている姿を見てファンになってくださると思うので、初心を忘れず、しっかりと毎回のライブを意味のあるものにしたいです。そうしないと豊洲PITを完売することはできないと思うので、頑張っていきたいです!」

ACE「豊洲PITのワンマンライブまで約3ヶ月ありますけど、それまでにたくさんイベントにも出演させていただくので、そのたくさんあるチャンス、1つ1つの出会いを大切にしたいです。ホワスピには本当に魅力的なメンバーがたくさんいるので、知っていただければ…見つけていただければ、爆発すると私は思っています。そのきっかけをこのシングルで作りたいと思いますし、今までずっと応援してくれたファンの方はもちろん、新しい方にもホワスピを好きになっていただいて、豊洲PITに足を運んでいただけるように、11人で力を合わせて頑張ります!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑慧嗣

RELEASE INFORMATION

WHITE SCORPION『すぐに』

2026年10月16日(金)配信

WHITE SCORPION『すぐに』

LIVE INFORMATION

WHITE SCORPION 3rd Anniversary LIVE

2027年1月11日(月・祝) 東京 豊洲PIT

WHITE SCORPION 3rd Anniversary LIVE

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