――encore初登場のPrincipalのみなさんです。まずはお一人ずつ自己紹介をお願いできますか。

いのうえまなみ「メンバーカラーは紫、歌うことが大好きないのうえまなみです。よろしくお願いします!」

大西ほのか「メンバーカラーはオレンジの大西ほのかです。Principalの笑顔担当で、しゃべることが大好きです」

藤木愛梨「Principalのリーダー、藤木愛梨です。メンバーカラーは水色で楽曲の振り付けをさせていただいています」

矢野愛佳「メンバーカラーは赤の矢野愛佳です。グループでは動画の企画なども担当しています。今日は喉が不調であまり声が出せませんが、よろしくお願いします」

――よろしくお願いします。今年1月にワンマンライブでデビューしたPrincipalですが、半年以上が経ったいま、環境の変化、心境の変化はありましたか?

いのうえ「ここまで走り抜けるように過ぎ去った日々でした。デビューした翌月から、15都市対バン武者修行で、3ヵ月で17都市全37公演をやり切って、5月には凱旋ワンマンライブをやらせていただいて……今もたくさんのライブに出演させていただいているので、本当にあっという間に日々が過ぎていったなという感覚でいます」

大西「デビューした直後からいろんなことが起こって、とにかく目の前のことを一生懸命頑張るしかない!という環境の中、気付いたら半年経っていました。でも、そのおかげで自然とメンバー同士の絆も深まりましたし、あまり物怖じもしなくなりましたし、ちょっとずつ成長できているのかなとは思います」

――藤木さんはどんなところでメンバー同士の絆を感じていますか?

藤木「ライブの本番前とか、結構ドタバタすることが多いんですけど、そのときにみんなで集まって、“1回落ち着こう”とか“冷静に本番を迎えよう”みたいな感じで声を掛け合って。そうすることで、一人ひとりがライブに向けた心構えをしっかりできるようになってきたかなって思います。あと、家族より一緒にいる時間が長いので、状況やコンディションによる機嫌の良し悪しなんかもなんとなく把握できるようになって、本当に仲が深まったなって思いますね」

――矢野さんは、デビューからここまで、改めてこの4人が出会えて良かったと実感する出来事はありましたか?

矢野「私以外の3人は、Principal以前に他のグループで活動していた経験があるんですけど、私はPrincipalが初めてのアイドル活動で、右も左もわからない状態からのスタートだったんです。そんなとき、やっぱり先輩方は頼りがいがあって、歌やダンスも教えてもらえるし、お話ししていても楽しいですし。すごくいい環境に恵まれたなって思います」

藤木、いのうえ、大西「パチパチパチ!(笑)」

――拍手が湧き上がっていますが(笑)。

藤木「愛佳ちゃんの今の発言で、私たちの気分がめちゃくちゃ上がりました(笑)」

――では、その流れで1stシングルのお話へいきましょう。表題曲にもなっている「君とアオハル」はすでにライブでも披露されているそうですが、デビューシングルの1曲に選んだ理由は?

大西「今までの楽曲とは少し違った雰囲気の曲なんですけど、初めて聴かせていただいたときに印象に残ったと言いますか……全員一致で“この曲だ!”っていうのがあったんです」

いのうえ「特にサビのメロディがすごく頭に残ったんです。1回聴いただけで、その後みんな口ずさんじゃう……みたいな。歌詞を見てもすごくキュンキュンして、青春の1曲!っていうところもよかったですね」

――ライブで披露した際のお客さんの反応というのはどうでしたか?

藤木「「君とアオハル」はこれまでの楽曲よりもかっこいい感じで、私たちも雰囲気をがらっと変えられるように頑張って作り上げているので、そこがすごくいいって言ってもらえます。ダンスナンバーでもあるので、今回は初めて、ボーカルは私とまなみさんの2人が務めて、ほのかと愛佳はダンスを担当という感じで、2人ずつに分かれてパフォーマンスしています。そこも見どころのひとつで、よく褒めていただけます」

大西「ダンスも愛梨が考えてくれて。私と愛佳のそれぞれにソロパートを作ってくれました。そこが見せどころだなと思いますし、全体的に見ても、かわいらしさがありつつ、切なさとカッコ良さが織り混ざったダンスになっていると思うので、“天才か!”って思いました(笑)。今回、すごく悩んで作っていたので……」

矢野「ソロパートのところは、最初の振り付けが決まってから3回ぐらい直したりして。“ここが一番の見せ場やから!”って、少しでもいいものにするためにこだわってくれました。私も先輩方に指導してもらいながらたくさん練習したので、お客さんが盛り上がってくれてうれしかったです」

――カップリングの「アネモネ」と「サザンクロス」、配信バージョンに収録されている「セダム ~咲かせたい未来~」の聴きどころを教えていただきたいのですが……ここはいのうえさん、大西さん、藤木さんに任せて、矢野さんは身振りでフォローしてくださいね。

藤木「私たち3人に任せてください(笑)。じゃあ、私は「アネモネ」について。この曲は「君とアオハル」とはまたちょっと違った切ない恋愛の歌になっていて…」

――アネモネの花言葉は“儚い恋”なんですよね。

藤木「そうなんです。なので、みんなの歌い方もちょっと儚い感じなっています」

――レコーディングの前に声色の相談とかもしているんですか?

藤木「雰囲気とかニュアンスとかは合わせるようにはしています。でも、この曲は、それぞれ自宅で練習してきたものを合わせたら、“わっ!めっちゃいい歌い方だね”って感じになったので、すごくお気に入りの1曲です。あと、振り付けに関しても、細かいところまで合うように私がみんなの振りを見てるんですが、それもなんかスムーズにしやすくて。振りも一番揃いやすい1曲じゃないかなって思ってます」

――続いて「サザンクロス」を紹介してくれるのは?

大西「はい!私から紹介させていただきます。「サザンクロス」は結構“ザ・アイドル”って感じの、かわいくてポップな楽曲で。特にイントロからパーンと弾けるようなインパクトがあるので、聴いている方もすごく楽しんでもらえると思います。ライブでパフォーマンスするときも、振り付けは愛梨がやってくれたんですけど、一緒に腕を上げたり、ジャンプしたりっていう振りがあって。観ていても楽しい一曲だと思うので、ぜひぜひそちらも楽しんでいただきたいです」

藤木「ザビの<ジャジャJUMP!ジャジャJUMP!>ってところで一緒に飛べるような振り付けにしたので、私たちと一緒に飛んで一体感を感じてもらえたらうれしいです」

――次の「セダム ~咲かせたい未来~」は、いのうえさん。

いのうえ「この曲は私たちがPrincipalになって一番最初にいただいた楽曲で、それだけに思い入れが強いと言いますか。お披露目デビューライブのときからずっと歌ってきてるんですけど、まだ完成してないなって」

――完成していないというのは?

いのうえ「もっともっと追求して、完成度を上げていきたいと思う曲なんです」

――なるほど。歌詞の中には<君が目撃者>というフレーズもあり、ファンの方にとっても特別な1曲になっていそうですね。

いのうえ「そこは私たちも“今日のライブを目撃しに来てくださいね!”とか、合言葉として使っていたりするので、「セダム」はずっとずっと大切に歌っていきたいなって思います」

――藤木さんが振り付けをしたのも、この曲が最初ですか?

藤木「はい!一番最初だから苦労するかなって思ったら、思っていたよりスッと振りが降りてきて……っていうとちょっとかっこ良すぎるんですけど(笑)。でも、本当にスッとアイデアが出てきたので、振り付けしやすかったですし、実際に4人で踊ってみたときの“こんな感じになるんや!”みたいなのがすごくうれしかったですし。初めての振り付けではあったけど、我ながら“めっちゃいいやん!”って思いました(笑)」

――せっかくなので矢野さんのお気に入り曲を教えてください。ちっちゃな声で大丈夫なので(笑)

矢野「この4曲の中だと「サザンクロス」が好きです。ライブでも1曲目を「サザンクロス」から始めると心強い気がするっていうか。会場の雰囲気をパッと明るくしたりもできるので、「サザンクロス」から始まると、その後もテンションが上がった状態で歌えるのでお気に入りです」

――ありがとうございます。みなさんはこれまで相当数のライブを経験していますが、ステージを重ねていく中で、自分たちの強みだったり、Principalらしさだったりが構築されていく手応えを感じていますか?

いのうえ「そうですね。私たちそれぞれのPrincipal色みたいなものを限られた時間で伝えるにはどうしたらいいかっていうのを、毎回ライブが終わった後にみんなで話すんですけど、最近ようやく何かを見つけたような気がします。その中で近頃は新しいチャレンジをしていて。例えば、ほのかが演技が得意なので、歌詞に合わせた物語を作って、一人語りをしてから曲につなげてみたりとか」

大西「「セダム」は夢を見る女の子たちとファンの方との曲なので、それを短いストーリーにして「セダム」の前に一人語りを入れる演出をすることで歌の世界観をMAXにしています」

――今作のリリースに合わせて、大阪、名古屋、東京でのリリースライブも予定されていますが、どんなライブにしたいですか?

藤木「これまでも、ワンマンライブはすべて自分たちでいろいろ決めていて」

大西「やりたいことをさせてもらってます(笑)」

藤木「今回は「君とアオハル」なので。学生っぽいことをやりたいねって言っていて。私たちもお客さんも学生で、同級生、みたいな」

大西「一緒に青春を過ごそう!って感じのステージにできたらと思ってます」

――それは楽しそう!ちなみに、これまでのライブを観たファンの方から「Principalのライブはここが楽しい!」と言われることって、どんなところですか?

大西「私たちって――これ、自分たちで言っていいかわからないんですけど――見た目に反して結構面白いんですよ(笑)」

全員「ははははは!」

藤木「黙ってたほうが可愛いってよく言われるんですけど(笑)」

大西「でも、私たちを知れば知るほど、ギャップっていうんですかね……歌っているときと、トークをしているときや特典会のときとのギャップがいいねって言っていただけることが多い気がします。今回のリリースライブでは、ライブだけじゃなくトーク企画もあったりするので、そのギャップも感じてもらえるんじゃないかなって思います」

いのうえ「なんか今、ちょっと震えてるんですけど(笑)」

大西「事実じゃん!」

いのうえ「そうだよね」

――すでにそのギャップを目の当たりしてます(笑)。みなさんはPrincipalの活動と並行して、個人の活動も行っていくんですよね。個人としての今後の目標はどんなことですか?

藤木「個人としては今、グラビア系の雑誌だったり、ファッションショーのランウェイに立たせていただいたりしているんですけど、もっともっとたくさんの雑誌やステージに呼んでいただけるように、自分を磨いてレベルアップしたいと思っています」

矢野「私はランウェイのモデルをメインにやっていて、今後はより大きなステージにたくさん出られるようになりたいなと思ってます。あと、私は日本と中国のハーフなのですが、中国語をあまり話せなくて、今猛勉強中なんです。ある程度話せるようになったら個人のYouTubeチャンネルを始めたいと思っているので、そこでもたくさんの方に知ってもらえるように頑張ります」

大西「私は小さい頃から舞台を中心に俳優活動をやらせてもらっているんですけど、憧れの帝国劇場のステージに立つのが目標です。また、舞台だけでなく映像のお仕事もしてみたいです」

いのうえ「私は以前、ソロシンガーとして活動していたのですが、ソロ活動はいま休止中なんです。それをまた復活させていきたいなと思ってます。ソロでのライブをやる予定はまだありませんが、YouTubeの個人チャンネルだったり、SNSだったりをしっかり活用して、シンガーとして活動できる場を増やしていくほか、モデルなどマルチにやっていきたいと思っています」

――個人の活動を頑張ることが、Principalの成長へとつながっていくんですね。

藤木「4人それぞれが個人のお仕事で名前を知っていただいて、そこからまた新しくPrincipalのことを知っていただけたらなと思います」

――そんなみなさんは現在、大阪を拠点に活動されているわけですが、例えば東京進出とか、胸に抱いている野望はありますか?

大西「それはもちろんです!」

いのうえ「東京だけでなく、世界に進出していきたいと思っています、あと、私たちの音楽やライブをたくさんの人に知ってもらって、“Principalっていいよね”っていうのを他の人にも広めたくなるようなグループになりたいです」

(おわり)

取材・文/片貝久美子

LIVE INFOPrincipal 1st single「君とアオハル」リリース記念スペシャルライブ

2023年7月27日(木)梅田Zeela(大阪)
7月28日(金)FJ Theater(名古屋)
7月29日(土)LiveFreak(東京)

DISC INFOPrincipal「君とアオハル」

2023年8月2日(水)発売
初回限定盤A(CD)/OECP-18002/2,000円(税込)
18Record

Principal「君とアオハル」

2023年8月2日(水)発売
初回限定盤B(CD+DVD)/OECP-18003/2,500円(税込)
18Record

Principal「君とアオハル」

2023年8月2日(水)発売
通常盤(CD)/OECP-18001/1,500円(税込)
18Record

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