──熊乃ベアトリーチェさんと夜羽咲クロネさんはencore初登場です。まず最初に自己紹介をお願いします。

熊乃ベアトリーチェ「MEWLIVEの熊乃ベアトリーチェです。もともとはクマのぬいぐるみを長いことやってきましたが、ある時、魔法で変身できるようになったので、VTuberを始めました」

夜羽咲クロネ「MEWLIVEの夜羽咲クロネです。声優の鈴原希美ちゃんのいとこで、普段は割と引きこもり気味ですけど、MEWLIVEを通して、外の世界と関わって徐々に明るくなっていきたいと思っています。ツインテールと“やみかわ”が特徴です」

熊乃ベアトリーチェ
夜羽咲クロネ

──MEWLIVEとはどんな場所なのでしょうか?

熊乃「VTuberが集まるプロダクションで、みんなで仲良く頑張っています。最初はベアとむすびちゃん(我王むすび)の二人しかいなかったので、“どうやって進んでいくのかな?”ってワクワクしながら始まりました。それからだんだんと仲間が集まってきて、本当にホームのようになってきました。みんなすごく仲良くて、健やかな VTuber プロダクションを築けていると思っているべあ」

夜羽咲「先輩の二人がすごく偉大な存在なので、最初はその後にどうやって続けるのか…というプレッシャーもありましたけど、今は後輩の子たちが入ってきてくれて、よりにぎやかで楽しい場所になりました。MEWLIVEはみんなが輝ける自由さが詰まっている楽しい場所です」

──お二人は先輩と後輩という関係性になりますよね。

熊乃「ベアは後輩ができるという経験をあまりしたことがなかったんです。でも、MEWLIVEに入って、VTuberとしての活動が始まって、可愛い後輩のみんなができて。クロネもその中の一人ですけど、どんどん育っていって、輝きを増していっているのが嬉しいです」

夜羽咲「クロネにとってベア先輩は“全てを知っている!”と思える存在です。すごく優しく全部を教えてくれるから、本当に頼りにしすぎているぐらい頼りにしてしまっていて…」

熊乃「こう言ってくれるのはクロネだけで、他の後輩たちは焼肉おごってくれる存在としか思っていないかもしれないべあ(笑)」

夜羽咲「あはははは。そんなことないですよ!」

熊乃「でも、それぐらい、みんなが仲良くやれているのがすごくいいと思っているべあ」

──アーティストとしては、お互いのことをどう見ていますか?

夜羽咲「ベア先輩はやっぱりデスボが印象的ですよね。この可愛さからデスボが出てくるなんて思わないじゃないですか。最初の衝撃も強かったですけど、その衝撃がずっと残るのも素敵だといつも思っています。どの楽曲もデスボと可愛らしいお声の緩急がすごくて、耳が楽しいです」

熊乃「嬉しい!ベアはずっとメタルをやりたくて…メタルをやれていることが本当に嬉しくて。デスボもできるならやりたいと思っていたから、いろんな曲でチャレンジさせてもらっていますべあ」

──ベア先輩からクロネさんはどう見えていますか?

熊乃「クロネはダンスがすごく可愛いんです。クロネという存在を語る時に、ダンスは欠かせません。一緒に配信ライブをしたことがあって、その時もダンスがすごく可愛くて、“やっぱり天性のアイドルだな”と思ったべあ。楽曲にもコロコロリンリンした可愛い音がたくさん入っていて、天性のアイドル力を発揮してくれてるアーティストだと感じています」

夜羽咲「ダンスは自分でも頑張っているので、そう言ってもらえてとても嬉しいです!」

熊乃「配信ライブの時もギリギリまで練習していて…一生懸命で真面目で、やっぱりそこが人に愛されるところなんだと感じました。ベアは生身ライブをすることも多くていろんなことが起こるから、それを受けて返す出たとこ勝負なところがすごい大きくて。だから、しっかり計画して、細かいところまで練習して披露するクロネを見て、“あ、これがアイドルなんだ”と思ったりしました」

夜羽咲「今、“出たとこ勝負”とおっしゃられたベア先輩ですけど、“すごく考えられている!”と思ってしまうくらい堂々としてらっしゃるんですよ」

熊乃「あははは。何も考えていないのが、そう見えるだけだべあ」

夜羽咲「いえ、“すごい!”と思っています。ライブって生ものじゃないですか。だから、いくら考えてもその通りにいくことの方が少ないです。クロネも“アドリブ力を鍛えなきゃな!”と思っているので、ベア先輩を見習いたいと思っています。あと、いつも場の雰囲気をとても明るくしてくださります!」

熊乃「そんな…嬉しい!」

夜羽咲「“ああ、素敵だな”と思っています。クロネは割と根詰めちゃうところがあるんです。でも、ベア先輩が和ませてくれるひと言を言ってくれたり、“大丈夫?”と声をかけてくださるんです。そういうところが“先輩だな”というか…気配りの天才だと思います」

熊乃「ベアはもともとはクロネみたいに自分の世界に入ることの方が多かったですし、いろんなことを心配に思うタイプでしたけど、いつの間にかそうじゃなくなって。だから、クロネもいつかベアみたいになるのかな?ってすごく楽しみにしているべあ。でも、そうならなくていいような…」

夜羽咲「そうなりたいです!」

熊乃「以前のベアを見ているようで楽しいです。休憩時間にお互いに人生相談をしたりして。本当に仲良くやれていると思います」

夜羽咲「本当にお世話になっています!」

熊乃「こちらこそお世話になっております」

──(笑)そして、お二人の待望の1stミニアルバムが1週間違いでリリースされます。まず、ミニアルバムが完成した感想を聞かせてください。

熊乃「CDをリリース出来るってすごく特別な経験だと思っています。近年は、“配信はあってもCDは出ないよ”ということも多いじゃないですか。だから今回、CDをリリース出来ることがすごく嬉しくて。ベアは最後の音圧を調整するマスタリング作業に伺わせてもらいました。今まで聴いてもらっていた曲もちょっと違う一面を聴いてもらえると思いますし、配信で聴いていた方にも驚いてもらえる素晴らしいメタルアルバムになったと思うべあ。メタルですけど、VTuberとアニソンチックなところと、いろんなものがギュッとなった素晴らしいアルバムが出来たと感じていますべあ」

夜羽咲「今回、CDを出させていただけることを初めて聞いた時は本当に驚きました。でも、クロネの全てが詰まっている、一発でクロネが何者かがわかるアルバムになっていると思っています。“やみかわ”なクロネが中心にはなっていますけど、内に秘めた感情を出したり、みんなと盛り上がれるキャッチーな楽曲もあります。いろんなクロネの一面も見てもらいつつ、“クロネってこんな人なんだよ”ってことが伝わる、それこそ名刺代わりの素敵なアルバムに仕上がっていると思います」

──それぞれのリード曲について聞かせてください。ベアさんの「SIGNAL ROAD」は先ほどおっしゃっていた通り、いろんな要素が詰まっていますね。

熊乃「ベアは今、世界中でライブをさせてもらうことが多いというのもあって、「SIGNAL ROAD」はどこか和を感じられつつ、言葉がわからなくても、みんなで踊って、みんなで盛り上がれる1曲になっています。“メタル”って聞くと、もしかすると馴染みがなかったり、“ちょっと難しいのかな?”って思ったりする人もいるかもしれないですけど、「SIGNAL ROAD」は音楽としてすごく楽しめて、アゲアゲな曲なので。デスボも聴けますし、みんなで現地で盛り上がれるような曲になっています」

──クロネさんも聴きましたか?

夜羽咲「もちろん聴きました! “やっぱりベア先輩の曲はどの曲も本当にライブで盛り上がれるな”というのが第一印象です。和風な部分もありつつ、デスボも融合してかっこいいんですけど、初めて聴いたときは、“めっちゃ難しそう…”って思いました。特に<高く飛び立て>のところ!」

熊乃「めっちゃ高いよね!」

夜羽咲「“この高さを完璧に仕上げられているベア先輩、かっこいいな!”と思いましたし、一緒に盛り上がりたくなる、自然と心躍ってしまう楽曲だと思います」

熊乃「ベアは“キーを変えてください”とか、“ここ、直してください”と言ったことがないかもしれないです。どうしてかと言うと、ベアはもっともっと成長していきたいので、出来ないことや、やったことないことにどんどん挑戦したくて。だから、作家さんからリクエストが来たものは全部やってみる。そういう風に頑張っています。これからもっともっとうまくなると思います」

夜羽咲「(ぱちぱちぱち)すごいです!」

──クロネさんの「くろーずど・ねびゅら」は可愛いやみかわポップですね。

夜羽咲「初めて聴いた時に、自分自身でも“めっちゃクロネっぽい”と感じたくらい、クロネの魅力を見つけてくださって、ギュッと宝箱に詰め込んだような楽曲だと思いました。歌詞には“やみかわ”の部分が割と強めに出ているんですけど、“暗い”というわけではなくて、ちょっと小悪魔っぽい可愛さが出せている楽曲だと思います。MVもかなり動く映像なんですけど、振り付けも含めて、みんなにおすすめしたいです」

熊乃「MV、すごく気に入っていたよね。とても可愛いから!」

夜羽咲「サビの<そしたら…>の後からすごく動くんですよ!…そこが本当に可愛くて。初めて見た時にとてもテンションが上がりましたし、まだクロネのことを知らない人も好きになってもらえる楽曲だと思います」

──ベア先輩、どうですか?

熊乃「本当にクロネらしい、まさに可愛い曲です。1stシングル「あっちゅー魔!」の要素も受け継ぎながら、クロネの性格とか内面、“やみかわ”な部分にどんどん迫っていく…「あっちゅー魔!」で出会って、「くろーずど・ねびゅら」でクロネにより入り込んでいくというストーリーがあって素敵だと感じています」

夜羽咲「ありがとうございます!」

──先行配信されたリード曲に加えて、ミニアルバムには新曲がもう1曲収録されています。ベアさんの新曲「インターネット・ララバイ」はライブでタオル回し曲としておなじみになっている「Perfect Match Up」と同じ作家陣ですね。和スイーツと抹茶の組み合わせ曲に続き…。

熊乃「すごく面白い曲ができました。インターネットでおすすめがいろいろ出てくるじゃないですか。でも、そのおすすめって、自分がいろいろ調べたものからサジェストを送ってくれているというか…“深淵を覗くものは深淵に覗かれている”的なものをギュッと音楽にしてくださっています。面白いところを突いてくださっていますし、サブカル系音楽が好きな人だとすごくハマると思います」

夜羽咲「クロネはびっくりしました。初めて聴かせてもらった時に、“最初からそうやってくるんだ!”みたいな衝撃と、あとはもう、すごく歌詞に共感して…」

──歌詞のどんなところに共感しましたか?

夜羽咲「インターネットを見るのをやめれないですし、止まらないのは、現代人みんなが思うことじゃないですか。この曲が街中で流れていたら、一回立ち止まってしまうくらい現代を表した楽曲ですし、最初から最後までずっとワクワクで聴ける、とても楽しい楽曲だと思います」

熊乃「普段のベアとは違う声のナレーションも全部ベアがやっているので、ぜひ楽しく聴いてもらいたいです!」

──ベアさんの曲はライブで盛り上がれる曲が多いですが、この曲も拳を突き上げながら叫べますね。

熊乃「そうですね。実は<インターネット!インターネット!>というところは、レコーディングの時に現場にいた皆さんで掛け声をやっています。そこをぜひ皆さんにもライブの時にやってほしいです」

──一方、クロネさんの新曲「千里の疾走」は清 竜人提供曲です。

夜羽咲「清 竜人さんがずっと好きで、いろんな楽曲を聴かせていただいていたので、今回、初めてクロネに楽曲提供してくださって、とても光栄です!」

──「あっちゅー魔!」や「くろーずど・ねびゅら」の歌詞には<♡>がありましたが、「千里の疾走」は清 竜人の十八番とも言える♡が歌詞に入っていないですよね。

夜羽咲「そうなんです。“がいっぱいあるかな?”と思っていたんですけど、想像とは違う感じの曲調でした。サビのメロディラインや歌詞には少し切なさもあって…。全体的に明るい希望と言うほどではないですけど、心をちょっと落ち着けて、世界をもう一度見てみるような感じで。走り続けている時ではなくて、走り終わってちょっと一息ついて、もう一回走り出そうとしている瞬間の静寂のようなものを感じました。音が一瞬聞こえなくなって、周りのことを一旦置いておいて、自分自身に立ち返れる瞬間を感じたので、精神統一したい時とか、自分の心に投げかけてみたい時に聴くといいと思う楽曲です」

熊乃「ベアもちょっと意外でした。おっしゃっていた通り、“いっぱいの楽曲になるのかな?”と思っていたら、自分の内面に迫るような曲だったので。“夢の中”というテーマもあって、私は「ウインドウ」のまたさらに奥に迫るような感覚を感じました。「あっちゅー魔!」と「くろーずど・ねびゅら」、「ウインドウ」と「千里の疾走」がいいペアになっていて…「Twinkle Twinkle Little Wing」はその間くらいの感じに思いました。ラブソングでもあり、アイドル曲でもある可愛い系のリード曲「くろーずど・ねびゅら」がありつつ、可愛いテイストは残したままで、より内に迫る曲もあって。いろんな曲を聴けてすごく素敵なミニアルバムだと改めて思いました」

──お互いの楽曲の中で特に好きな曲ありますか?

熊乃「「あっちゅー魔!」がすごく好きです。オケが面白いんですよ。なんて言えばいいのかな?…インドネシアの音楽っぽいリズムがたくさん入っていて。可愛いテイストの曲にクセになるような意外なリズムが入っているのがとても面白いと感じています」

夜羽咲「嬉しい!「あっちゅー魔!」はクロネのことにすごく詳しい方じゃなくても、普段の日常生活に“いや、あっちゅーまだったね”とか、取り入れてくれていたりしますし、一発で覚えてくださることが多いので、クロネの代表曲だと思っています。“あっ、ちゅー、魔!”というポーズも印象的なので、いろんな人に知ってほしいです」

──クロネさんはベア先輩のミニアルバムの中で一番のお気に入りはどの曲ですか?

夜羽咲「「革命どセンター」がとても好きです!」

熊乃「え? 意外だな」

夜羽咲「こういう曲が大好きなんです。ベア先輩の曲はどの曲も盛り上がるんですけど、その中でも「革命どセンター」はダークさが高い感じがしていて。でも、<何度生まれ変わっても…どセンター☆>とか、ベア先輩の野心や意志の強さを可愛い声で歌っていながらも、バックではドラムがドコドコ鳴っている…みたいな。そのギャップも魅力的です」

熊乃「この曲は歌詞も書かせてもらったので、MEWLIVEのこともたくさん取り入れてみました。バンダイナムコミュージックライブの中にあるMEWLIVEだから、皆さんが“大きなところなんだろうな”と想像されるんですけど、ベンチャーのようにみんなでコツコツ頑張っていて…」

──あははは。<みゅーみゅーみゅっ>とか、<打ち立てろ! ベンチャー>とも言っていますね。

熊乃「そうなんです。<\Bear is Forever!/>は世界中みんなで楽しく叫べますし、言ってみれば、アホかわメタルです。でも、ちゃんと言いたいことは言って、“まさにベアの心情なんだよ”っていう曲です。ベアはマスコットみたいなキャラクター性があると思うんですけど、こういうしっかりしたメタルの中で物語を紡ぎつつ、ベンチャーですし、頑張っていこう!という。まさにクロネが言っていた通り、野心を感じられる歌詞が書けたと思っています」

──ありがとうございます。今、野心という言葉が出ましたが、これからはどう考えていますか? 今後の目標というか、野心を聞かせてください。

熊乃「今回、クロネと一緒にCDをリリース出来たのがすごく嬉しいです。MEWLIVEは他にもメンバーがいるので、いつか全員が CDをリリース出来ればいいな…というのは目標の1つです。そのためにも、ベアとクロネの CDをいろんな人に聴いていただけると嬉しいです。あと、ベアはメタルが好きで今も続けられていてすごく嬉しいので、いつかドイツのヴァッケンに出演したいべあ!」

──おおっ! 世界最大のメタルフェス“ヴァッケン・オープン・エア”を目指しますか?

熊乃「まだまだ新参者ですし、VTuberなので、どこまでメタル界の皆さんにも受け入れてもらえるかはわからないです。これからが頑張りどころだと思っているんですけど、メタラーとして、本気でメタル活動を頑張っていこうと思っているので、いつかはヴァッケンのステージに立ちたい!それがアーティストとしての目標です」

夜羽咲「MEWLIVE全体の目標としては、みんなで3Dでライブをしてみたいです。そして、クロネ個人の目標としては、ワンマンライブを日本武道館でやってみたいです。あと、アイドルさんを見るのが好きなので、いつかアイドルさんのフェスに乗り込んでみたいです。アイドルさんのファンの方たちも好きになってくださる曲があると思うので、ベア先輩とはまた違った層にMEWLIVEとクロネを届けていける役割を担えたら…と思っています」

熊乃「ベアとクロネは“生身”だったり“入れ替わり”だったり、色々な活動形態があります。だから、お誘いがあれば、いろんなライブやイベントに参加したいと思っていて。フェス出演の依頼もお待ちしております。ぜひ、バンダイナムコミュージックライブにご連絡ください!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
撮影協力:バンダイナムコ研究所

RELEASE INFORMATION

熊乃ベアトリーチェ『BEAR UP!』

2026年415日(水)発売
LACA-25273/2,970円(税込)

熊乃ベアトリーチェ『BEAR UP!』

夜羽咲クロネ『CHRONICLE』

2026年422日(水)発売
LACA-25274/2,970円(税込)

夜羽咲クロネ『CHRONICLE』

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