──2025年8月のMajor 1st EP『RAIMEI』のリリースから8ヶ月が経ちました。メジャーデビューをしてからどんな部分が変化しましたか?
ライカ「やっぱり、関わってくださる方の人数がすごく増えたと思います。体感的には100倍ぐらいです(笑)。こうした取材の機会で自分の気持ちを話す機会も増えましたし、“メジャーデビューしたんだな”と実感しています」
がるむ「海外に行かせていただく機会が増えて、海外のファンがわざわざ日本に私たちのライブを見に来てくれたりして…その変化が嬉しいですし、ありがたいです。この仕事をするまで海外に行ったことはなかったですけど、今は海外ツアーに行きたいと思うようになりました」
すずめ「有り難い事にメジャーデビューしてから関わって下さる方は増えましたが、私自身は良い意味で気持ちは依然と変わらずに活動しています。でもメジャーデビューしてから、更にいつもそばにいてくれるファンの人の存在の大きさをより感じて。今応援してくれているみんなを、活動を通してライブを通して笑顔にしたいです! ずっと一緒にいたいです!」
六椛「渋谷の街に大きい広告を出していただいて、それ自体もすごく嬉しかったですし、その広告を見てライブに来てくださった方がいたことも感動でした。INUWASIに加入する前から街にある大きな広告に載ることに憧れていたんですけど、当時は夢のまた夢でした。その“夢のまた夢”が叶ったので、広告をバックにメンバーみんなで写真を撮りました!」
はのんまゆ「メジャーデビュー前よりも確実に忙しくなりました。でも、ライブに対する姿勢など、気持ちの面では何も変わらないです。ただ、以前よりもいい環境を用意していただけるようになったことは間違いないので、それを力に変えて、もっと目指す場所に近づいていきたいという想いは強くなっています」
カリヲリ「フェスやフリーイベントなど、INUWASIを知らない人に見ていただく機会が増えたことで、より私たちのことを知ってもらう工夫をするようになりました。ファンではない人に、どう振り向いてもらうか…細かいことかもしれないですけど、MCの言葉をわかりやすくしたり、グループの自己紹介をたくさんしたり、そういう意識の変化は生まれました」
──そんな変化もある中、Major 2nd EP『KUROGANE』が完成しました。前回のインタビュー(※)同様に、1人1曲ずつ楽曲について語ってもらいつつ、最後の1人には5人の言葉を踏まえたEP『KUROGANE』の魅力を話してもらえればと思います。
カリヲリ「1曲目の「Believin’」は、サビが終わった瞬間に被るようにシャウトが入って、そのあとに可愛い声のすずめのパートがあるんです。そのギャップが同じ曲とは思えなくて、まずは“いいなー”って思います。あと、1サビと2Aの間にアクセントになっているシンセの音があって、そこで画面が切り替わって世界観に入り込める感じもすごくいいです。歌詞で1番好きなのは、<最適解で 夢を塗り潰さないで>というフレーズです。“正しく生きること”に縛られないで、やりたいことをあきらめるな。そういう意味だと解釈しています。私は“正しさ”が何より大事だと思って他のいろんなものが見えなくなるタイプなので、すごくハッとさせられました。“正しい”だけがすべてじゃないって」
はのん「「Believin’」はEP『KUROGANE』の中では特に展開が多めで、後半のセクションはカッコよさと可愛さが混同して驚くと思います! サビのメロディーも私的にはアニソンっぽさもあって。夢であるアニメとのタイアップに、いつかつながるきっかけにもなればいいな…って思っています」
六椛「2曲目の「NEWERA」はPassCodeさんのサウンドプロデューサー・平地孝次さんが作編曲してくださった曲で、個人的には“戦う曲”だと感じています。私たちに置き換えると、“メジャーという新しい舞台でどう戦っていくか?”とか、自分が置かれた環境と向き合いながら、立ち止まらずにとにかく進み続けていく。そんなメッセージを感じるかっこいい曲です。曲だけではなく振りもかっこいいですし、曲の展開が多彩なので、見ていても聴いていても飽きない曲だと思います。好きな歌詞は<雲外蒼天 放って>で、“戦っていったその先に晴れた空が見えるよ”って、すごく希望がもらえます」
はのん「次の「Dive Into U」も平地さんの曲です。「NEWERA」とはまた違う平地さん節が効いていると思いますし、ファンの人たちがライブですごく盛り上がっている姿が目に浮かびます。ラスサビに向けてたたみかけていくような展開が好きですし、歌詞では<煌めく舞台へ 笑顔の君に 逢いにゆこう>というフレーズが最高です。ファンの人たちに“もっと大きな場所に一緒に行きたい”と思ってもらえる歌詞だと思いますし、すごく好きな歌詞で!」
がるむ「4曲目の「Seeker」は、初期衝動をテーマにした曲です。2ビートで刻んでいく疾走感が衝動を駆り立てると思っていて、個人的には私がシャウトする前の転調がすごくかっこよくて好きです。初期衝動からその先を探求して、選択して、その積み重ねがうねりや波となって運命を打ち破る! そんな未来への希望を感じてほしいですし、ライブではファンの人たちと一緒に歌って希望を共有したいです!」
ライカ「最後の「Sirius」は、絆や道しるべをテーマにした曲です。歌詞の中ですごく好きなのは、<僕だけじゃ何も変わらないよ>。私たちだけじゃ本当に何もできないですし、ファンの方、INUWASIに関わってくださるすべての方のおかげで、私たちは夢を叶えることができます。そう再確認できるフレーズだと思いました。それと、INUWASIは全員がユニゾンで歌うパートがそんなにないんですけど、「Sirius」では<さぁ君と描いた この景色をずっと…>のパートを6人で一緒に歌っています。このパートは、ライブで歌っていてもグッときます」
六椛「そのパートでは、ファンの方がメンバーの名前をコールしてくれるんです!」
ライカ「それによって、ファンの方も含めた会場にいる全員が1つになっている感覚も生まれます」
──最後に、ここまでの5人の言葉を踏まえつつ、『KUROGANE』というEPがどういう作品になっているか。すずめさんからお願いします。
すずめ「メジャーデビューしてから2作品目のEPですが、時代が変化する中でも自分達らしさを見失わずに、でも進み続けたいという、INUWASIの強い意志が詰まったEPだと思います。EPだけではなくライブでもこの曲達を通して、私たちの歌でみなさんの背中を押せたり、その時その時の感情に寄り添いたいと思っています!」
──そんなEP『KUROGANE』の幕開けを飾るのは「Believin’」は、直訳すると“存在を信じる”という意味です。そこに紐づけた質問になりますが、みなさんが信じている存在、信じている何かをそれぞれ教えてもらえますか?
はのん「私は、自分の直感を信じて生きています。自分自身のことに関してだけですけど、いい直感も悪い直感もだいたい当たります」
カリヲリ「INUWASIが売れることです! 私たちが信じなければ、その可能性はなくなってしまうので。だからこそこの想いはブレないですし、これからもブレてはいけないと思っています」
ライカ「少し似ているんですけど、私は自分自身を信じていますし、信じないといけないと思っています。自分が選んだ道を正解にしていけるようにするためにも、まずは自分で自分を信じてあげないと。今は、60%くらいは自分を信じられているかな? 残りの40%は、これからの積み重ねです。ライブで今までできなかった理想の歌い方をすることができたりすると、それが自信につながっていくと思います」
六椛「私は“アイドルを目指したい”と思った想い、初心を忘れないようにしていますし、その頃の自分を信じて突き進んでいます。過去、つらかったときにももクロ(ももいろクローバーZ)さんやBiSHさんを見てすごく勇気をもらえましたし、私も人を笑顔にできる存在、幸せにできる存在になりたいと思いました。もともとももクロさんは特に好きだったんですけど、ある写真を見てすごく笑顔になれて、心が楽になった瞬間があったんです。写真だけでそんな気持ちにさせられるアイドルって、“本当にすごい!”と思いました」
すずめ「ファンの方が私にくれる想いや言葉です! いつもそばにいてくれるファンの方がくれる言葉ってすごく愛が込もっていて温かくて。悩んだ時や苦しい時も、応援して下さるファンの人からの言葉や存在があるからまた前を向いて走り続けることが出来ています」
がるむ「みんなが言っていることはもちろんそうだと思いますし、私はメンバーを信じているけど、それはみんなの前で言うことではないと思っているので(笑)、全然違うことを言います。私は、幽霊とか超常現象とか、霊媒師さんの能力とか、そういうものを信じています! 美輪明宏さんが大好きで、美輪さんのことも信じています! 自分にもそういう力がある気がするんですよ。“私のチャクラ、早く開かないかなー”って思っています(笑)」
──EP『KUROGANE』リリース直後の5月3日(日)からは、大阪・BIGCATを皮切りに、『INUWASI BAND SET 東名阪 LIVE TOUR 2026〝狗鷲昊閃“』がスタートします。TOUR FINALの東京・LINE CUBE SHIBUYA公演は、初のホールワンマンです。ツアーに向けて、そして夏以降に向けて、思い描いていることを教えてください。
カリヲリ「過去最大キャパの会場での東名阪ツアーになりますけど、常に目指す場所があることは当たり前ではないですし、“恵まれている”と思っています。私たちは頑張りたくても頑張れない状態を苦痛に感じる6人なので、今回の過去最大規模の東名阪ツアー、そのファイナルでのホールワンマンと、頑張る理由を与え続けてもらっていることが幸せです。このツアーが終わる頃に、またいいお知らせができるように頑張っていきたいです」
ライカ「大阪、愛知の会場はこれまでここでワンマンをやりたいって目指していた会場なので、まずは嬉しいのと、何年かかけてようやくキャパアップさせてもらった以上は成功させたいです。BAND SETでのライブがINUWASIの特徴ですし、その強みをこのツアーを通してさらに磨いて、この夏はもっとフェスに出られるようになっていきたいです。その先には海外ツアーも見据えていますし、いつか“日本のアイドルと言えばINUWASI”と言ってもらえるようになりたいです」
すずめ「ツアーを経て更にINUWASIのこと、すずめのことを好きになってもらいたいです!! INUWASIというグループを知っている人が増えてほしいし、せっかく活動するからにはINUWASIで長く活動したいという想いがあるので、常に出来る事を全力でやっていきます! 今回のツアーファイナルLINE CUBE SHIBUYAは、私たちにとって初めてのホールワンマン。これまでの大規模ワンマンはオールスタンディングで開催してきましたが、座席のフロアでも変わらず盛り上げたいと思ってますし、ホールならではのライブや世界観を魅せていくつもりです! この夏、グループとしてももっとメディアにも出て行きたいし、すずめ個人としても、グラビア活動にも更に力をいれてINUWASIへと繋がるようにしていきたいです!」
はのん「INUWASIは、結成して6年を迎えました。うかうかしてられないですし、メジャーデビューで与えていただいたチャンスを全部モノにしていくつもりで活動していかないと!」
六椛「夏なんて、もう秒で来るから!」
がるむ「INUWASIって、生き急いでるからね(笑)」
(おわり)
取材・文/大久保和則
写真/中村功
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

INUWASI BAND SET 東名阪 LIVE TOUR 2026〝狗鷲昊閃“
2026年5月3日(日) 大阪 BIGCAT
2026年5月6日(水・祝) 愛知 ダイアモンドホール
2026年7月5日(日) 東京 LINE CUBE SHIBUYA








