──まず、オリジナルアルバムとしては前作『OUR PARADE』から2年ぶり、11人体制としては初のアルバム『GANG RISE』が完成した感想から聞かせてください。
ユイ・ガ・ドクソン(以下、ドクソン)「いっぱいワクワクできて、どの曲も大好きだからとっても嬉しいです!」
キャ・ノン(以下、ノン)「あはははは」
ココ・パーティン・ココ(以下、ココ)「…このくらいの感想で大丈夫ですか?」
ドクソン「ひと言メモみたいなのじゃなくて、もっとちゃんと喋りますか?」
月ノウサギ(以下、月ノ)「自由でいいんじゃない?」
──(笑)一旦は大丈夫です。
キラ・メイ(以下、メイ)「いろんなアーティストやバンドの方に楽曲を提供していただいた、全部で20曲という超々大ボリュームのアルバムになっているので、聴いていただけるのが楽しみです!」
ココ「“今までGANG PARADEをやってきてよかったな”って思うくらい、本当にいろんな方に協力していただいた、最高の宝物のような作品になりました。歌えることがすごく嬉しいです」
ヤママチミキ(以下、ミキ)「本当にたくさんのご縁で作ることができた、今のGANG PARADEを表している作品になっていると思います。私たちも自信を持って“皆さんに聴いていただきたい!“と言えるアルバムになりましたし、聴いてくださった方が”ギャンパレってとてもかっこいいな!“って思ってもらえるような作品になっているので、ぜひぜひより多くの方に聴いてもらいたいです」
ノン「2年前にリリースした2ndアルバム『OUR PARADE』はユニット曲や新しい試みが多かったんですけど、今回のアルバムは全員で全曲を歌っています。全員で歌って作るからこそ、11人で作っている感覚がとても大きくて。本当に自分たちでも“自信作です!”と胸を張って言えるいい作品になっているので、早くみんなに届いてほしいです」
月ノ「アルバム『GANG RISE』は、これまでにつながりのあるアーティストの方だけでなく、このアルバムを通して新しく出会った方とも一緒に、最高のアルバムを作らせていただきました。2022年にGANG PARADEが再始動してから、いろんなサウンドに挑戦していたんですけど、いろんなアーティストの方にお力添えいただいて、本当に声を大にして“最高のアルバムになりました!”と言えるアルバムが作れました。だから、たくさんの方に聴いていただけるように頑張りたいです」
──みなさんがおっしゃっているように豪華アーティスト陣が楽曲提供していますが、アルバムのリード曲でタイトル曲の「GANG RISE」はWANIMAのKENTA(Vo/B)さんによる書き下ろし楽曲ですね。
月ノ「すごく嬉しかったです。WANIMAさんとは昔、フェスでご一緒した時にお写真だけ撮っていただいたことがあるんですけど、ガッツリお仕事で関わるのは初めてなんです。でも、GANG PARADEのことを想って書いてくださったことが歌詞からも伝わってきて…。“遊び人(ファンの呼称)に早く届けたい!“という気持ちでいっぱいになりましたし、いろんな人の背中を押せる曲になっていると思います」
ミキ「この曲を作っていただく前に、KENTAさんが私たちのライブに足を運んでくださって。そこで遊び人の姿や私たちのライブを見て感じたことを詰め込んでくださったんです。ギャンパレの歴史って複雑なんですけど、それをギュッとこの曲の中に封じ込めてくださったような雰囲気もあって。歌詞を見たときに、“本当に細かいところまで見て、ギャンパレのために作っていただいた楽曲なんだ”って思いました。あと、デモの仮歌はKENTAさんが歌ってくださっていたんですけど、それがもう作品として世に出せるくらいのクオリティーだったんです! “KENTAさんの仮歌を超えるものを歌わないと、この曲をいただいた意味がなくなってしまう…”と思ったので、メンバー全員が本当に一心に、まっすぐに向き合ってレコーディングにのぞみました」
ココ「どの楽曲もそうなんですけど、今回のアルバムは、提供してくださった皆さんのカラーがすごく強くて。だから、「GANG RISE」もWANIMAさんが持っているパワーやエネルギッシュさを私たちが歌って出せるのかな?というプレッシャーがあったんです。でも、KENTAさんがディレクションしてくださったので、レコーディングしながら直接、いろいろとお話させていただいて…どうやったらパンチを効かせて強く歌えるか?とか、いろんなことを教えていただきました。“WANIMAさんに負けないように!“っていう気持ちで歌ったので、GANG PARADEが持っている元気さやハングリーさが出せたと思いますし、ライブでも最高にエネルギッシュなナンバーになると思います」
──現在、『GANG RISE TOUR』というツアータイトルの全国ツアーを開催中ですよね。
ドクソン「(情報解禁前の5月中は)まだ「GANG RISE」を披露していないんですけど、きっとこれからのギャンパレのテーマソングになると思います。あと、1行1行に思い浮かぶ情景がありすぎて、“すごいな!”って思っていて。私の感じている今のGANG PARADEへの気持ちとすごくマッチしていて。<あの日もここから全てが始まって>の<あの日>も思い浮かびますし、聴いた人、それぞれの人生の中の<あの日>が思い浮かんだりするのかな?と思うんです」
──ドクソンさんに浮かんでる“あの日”は?
ドクソン「全てが始まった日ですよ!」
ココ「だから、どの日だよ!?」
月ノ「どこよ?」
ドクソン「あははは。やっぱりBiSオーディションに不合格になった日じゃないでしょうか。我々の…我々っていうか」
ココ「私たちは同期だから」
ドクソン「入所のきっかけとタイミングがココと一緒だったんですけど、歌詞がまるで占いのようというか…。国民的なバンドやミュージシャンの方の歌詞って、誰が聴いても刺さる<あの日>があったり、思い浮かぶ<あなた>がいたりするんですよ。“これ、めっちゃ私やん!”って思わせられる曲をこんなにストレートに届けられる人が、やっぱり国民的大スターなんだな…“すごいな!”って思いました。そういう歌を歌えて嬉しいです」
──メイさんはこの曲を受け取ったときにどう感じましたか?
メイ「「GANG RISE」をいただいてすぐにメンバー同士で“いい曲すぎない?”って言い合ったくらい、メンバーの心に刺さりました。KENTAさんはライブを見に来てくださるまではそんなにGANG PARADEのことを知らなかったと思うんですけど、今はこんなふうにGANG PARADEのことを想ってくれるんだって。外からはGANG PARADEがどう見えてるのか?というのも伝わってきましたし、“そう思ってもらえるんだ”っていうのが自信にもつながりました。あと、みんなも言ってるけど、絶対ライブで盛り上がる曲なので、早くライブでやりたいです!」
キャノン「私は、聴いていて背中を押してもらえたり、落ち込んだ時に前を向かせてくれる曲が好きなんですけど、そういう曲がギャンパレにはたくさんあって。アルバムの制作期間には壁にぶつかることもあったんですけど、そんな時にこの「GANG RISE」に助けられましたし、救われた部分がたくさんあって。そういう力を持っている曲がすごく好きだからこそ、また背中を押せるような曲が新たに自分たちのものになって、すごく嬉しいです。とてもカッコいい曲をいただけたので、誰もが明るい気持ちになって、前を向けるように、私たちが歌って踊って届けたいです!」
──ありがとうございます。ミキさんから“ギャンパレの複雑な歴史が詰まっている”とありましたが、どんな歴史が詰まっていますか?
ミキ「一番最後のブロックの4行にすべてが詰まってると思っています。ギャンパレが始まった当初は本当にうまくいかないことだらけだったんです。ちょっと進んでも、また戻ってみたいな日を繰り返していましたけど、今、ここにいられるのは自分たちが続けてきた結果であって…」
──<守り続けたこの名を刻み掲げて>と歌っていますね。
ミキ「本当に苦しいことも悲しいこともたくさんありました…でも、今ここに立っている理由っていうのは、やっぱりギャンパレが好きで、ギャンパレの音楽をたくさんの人に届けたいって思っているから。ちょうど今年はギャンパレが10年目となるタイミングなので、それも相まって、「GANG RISE」に全部が詰まっていると思います。特に最後の4行は、私と同期のユメノ(ユア)が歌っているので、そこでより説得力が増していると思います」
──月ノさんは“早く遊び人たちに届けたい”とおっしゃっていましたが、ギャンパレの歴史だけでなく、ファンに向けてのメッセージも入っていますか?
月ノ「そうですね。私はこの曲を聴いたときは、“どうしたらいいんだろう…”って思い悩んでた時期だったんです。自分は“ゼロか、100か”と考えてしまう性格なので、“後ろを向いている場合じゃない、前を向かなきゃダメだ”って焦ってしまっていたんですけど、「GANG RISE」を聴いた時に、“後ろを向く自分を否定しなくていいんだ”と思ったんです。前を向きたい自分も、前を向けない自分も全部肯定して、背中を押された感じがしました。KENTAさんがそういうメッセージ性を込めてくださったので、聴いてくださった人の背中を押せるような楽曲になるように、私もそういう想いを込めて、覚悟を持って遊び人に届けたいです」
ココ「本当にいろんな角度から背中を押してくれる曲なんです。私も背中を押してもらえますし、お客さんの背中を押すという意味もあって。GANG PARADEには、いろいろ苦難を乗り越えてきて、ひと筋縄じゃいかなかったという歴史があります。みんながみんなうまく売れていくわけじゃないのと同じように、みんながみんな、人生うまくいくわけじゃないと思うんです。だから、うまくいかないけど頑張ってきたところや、がむしゃらに這い上がってきた部分を自分達とみんな、両方に届けられるといいなって思います」
──今、“這い上がる”という言葉がありましたが、アルバムのタイトルでもある『GANG RISE』には、どんな想いを込めていますか?
メイ「最初にアルバムのタイトルだけをいただいたんです。“上がっていく”、“上昇していこう”みたいな意味ですよって教えていただきました。アルバムの内容がどうなっていくかが分からない中で、“このアルバムで、GANG PARADEはどういう風に上がっていけるんだろう?”って思っていたんですけど、曲がどんどん揃っていくにつれて、“この曲があるなら絶対に頑張れる!”って気持ちになって。すごく強いカードをいただいたので、あとはメンバーがこの武器をどう使って“RISE”していくかだなぁ…って思いました」
──かなり個性の強いカードが20枚揃いましたが、リード曲「GANG RISE」以外でそれぞれの推し曲を1曲ずつ挙げてもらえますか?
月ノ「おおー、どうしよう…悩むな〜」
ココ「悩ましいね」
ドクソン「ええー、選べないよ…ヤバい」
月ノ「これは先に言った方がいいね。私は本当に全部好きなんですけど、「Gang Gang Disco」が好きです」
ドクソン「いいねー。今日も聴いてきた!」
月ノ「the telephonesさんに楽曲提供していただいた曲です。ツーマンライブをしたご縁で作っていただいたんですけど、イントロの一音目で“絶対に楽しい曲!”ってわかります。心がすごくワクワクするイントロにはthe telephonesさんの持ち味が存分に出ていて、私、この曲のイントロが本当に大好きなんです。歌詞はGANG PARADEの遊び場(ライブ)のことを歌っています。私たちは“みんなの遊び場”というコンセプトでライブをしているので、その遊び場に欠かせない曲になりそうな素敵な楽曲をいただけて嬉しい気持ちでいっぱいです」
──オートチューンもかかっていて新鮮でしたね。
ノン「じゃあ、私は「ヘイ!ホー!最高じゃん!」」
ドクソン「いいねー」
ノン「「ROCKを止めるな!!」という私たちのアンセム曲に続いて、イナ戦(THEイナズマ戦隊)さんに提供していただいた楽曲で、“私たちのテーマが詰まっている!“って思っています。私たちは遊び人と一緒に作る遊び場が本当に好きなので、お互いに”愛してる!“って言い合えるような曲なんです。<立派な大人が大騒ぎ>って言えるのも本当にいいなぁって思いますし、こういういう遊び場を作りたいです。これって目標であり、モットーでもある。そんな曲です」
──ちなみに曲の最初に咳き払いをしているのは?
ココ「はい、私です! もっと小さく、環境音くらいなのかな?と思っていたんですけど、ちゃんとしっかり入っていて。上中さんが“ライブ前の準備をしているところをイメージしてる”っておっしゃっていたんです。キャン・GP・マイカがGANG PARADEのフリを全部つけてくれてるんですけど、振り付けも、上中さんに“ここは咳払いとか、準備体操するようなフリをしてほしい”って言われていて…」
ドクソン「“咳払いして”って言われてやったんや!? そうなんや…私、知らなかった。たまたまココがやったのかな?と思っていた。初知りだ!」
ココ「全部歌い終わった後に、上中さんに“アドリブでいいから、声出しの準備みたいなのをちょっとやってみてもらっていい?”って言われました。一回だけ録ったのを採用していただいて、しっかりそこもフィーチャーしてもらいました」
──そんなココさんの推し曲は?
ココ「私はもう少し頃合いを見てから後で言おうかな(笑)」
メイ「じゃあ、私は「So many members」です」
ココ「ああ〜、その曲にしようか迷ってた! GANG PARADEの今を表しているよね」
メイ「そう! 昨年末に11人になってから今更ではあるんですけど(笑)、このタイミングでグループの自己紹介曲を作っていただきました。楽曲全体的に(超能力戦士)ドリアンさんっぽい感じなんですけど、GANG PARADEがライブで伝えたいことが入っているんです。ライブでこの曲をやれば、もうだいたいGANG PARADEのことはざっくりわかってもらえると思います。すでにライブでも超定番曲になっていますし、これからもきっとライブでたくさんお世話になる曲だと思って、大好きです」
ココ「じゃあ、私は「Doubters」で」
全員「おお〜!」
──(笑)草野華余子さんとは「グッドラック・マイフューチャー」に続いて2曲目ですが、歌詞はGANG PARADEと共作ですね。
ココ「草野さんから作詞するにあたって、かなりしっかり目のテーマをいただいて、メンバー全員がそのテーマに沿った歌詞や文章を書いて送ったんです」
──そのテーマというのは?
ココ「テーマは“信じるな、疑え”でした。疑うことができるのはすごく強い人だって。自分自身を持っている人、自分の軸を持ってる人こそが、全てを鵜呑みにして信じるのではなくて、疑うことだってできるし、信じることだってできるっていう。自分たちもアイドルをやっていく中で、最初は何もわからずに大人が言うことを聞いて、噛み砕いてやっていました。でも、これまでのキャリアを重ねてきた中で、やっぱり自分の意志を持つことの大事さをより感じるようになった時期でもあったんです。自分の中でも納得したテーマだったので、そこを歌詞に書いたんですけど…」
──採用されていましたか?
ココ「歌割りの部分はだいたい自分が書いたことが使われたりしていますし、草野さんも必ずワンフレーズが入るようにご自身の言葉を組み合わせてくださっていました。私は2Bを歌ってるんですけど、<形はなくても、確かにここにある>と歌っています。これは草野さんに“ここってココが歌わなあかんやろ!”って言ってくださいました(笑)。歌割りをもらったときに、“そういうダジャレかな?”って思っていたら、本当にダジャレだったっていう…」
月ノ「でも、自分で書いた歌詞なんでしょ?」
ココ「いや、<ここにある>は違う気がする…」
メイ「私が書いた!」
ココ「ありがとうございます(笑)」
──力強いロックになっていますね。
ココ「草野さんは私たちのライブを見に来てくださったし、レコーディングの前にボイストレーニングの場でお話させていただいたりしたんです。そこで、メンバーみんなのスイッチが入った部分もあります。歌やこの活動に対する意識を草野さんにギアを上げてもらったというか…。そういう過程を経てレコーディングをしたので、草野さんがGANG PARADEのことを想って書いてくださった曲を、ほんとうにみんなで作り上げられました。草野さんとは2曲目だからこそできたのかな?とも思うんです。1曲目だったらここまでチューニングを合わせられなかったと思うので、自分的にはこのアルバムの中でも特に意味のある、とてもメッセージ性の強い歌だと思っています」
──ありがとうございます。
──あとお二人ですね。
ドクソン「ミキかドク?」
ミキ「じゃあ、はい!」
ドクソン「ミキは何を言うかわかります。「アンビバレント」だろ?」
ミキ「いや、「Gangsta Vibes (11SOUL ver.)」で」
月ノ「わかるー!」
ミキ「「アンビバレント」も好きなんですけど、「Gangsta Vibes」は13人体制の時にリリースさせていただいてた曲です。メンバーが自分の歌っているパートを作詞作曲していたので、今回のタイミングで11人バージョンとして作り直させてもらいました。改めて、メンバー全員がもう一度作詞作曲をして、アップデートできた楽曲になりました。もともとカッコいい曲ではあったんですけど、よりノリやすくなって、さらにカッコよさも増していて。オリジナルよりもメンバーそれぞれ、どこを書いたかがすごく分かりやすいですし、メンバー全員が自分を出している感じがしていて。そういう曲は今まであまりなかったので、より今のGANG PARADEっぽい雰囲気になっていて、すごくいいなと思っています」
──ミキさんにはラップのルーツはないんですよね? しゃくり方が独特で本格的ですけど。
ミキ「全然ないです。ただ兄貴がラップやっています」
ココ「確かに。その影響はでかいよね」
ドクソン「身近にヒップホッパーいた」
月ノ「兄貴って呼ぶのもおもろい(笑)」
ミキ「自分は全然ラップは通ってこなかったんですけど、すごくカッコいい楽曲なので、ずっとやれてなかったのがもったいないな…って思っていて。今回アップデートして、ライブでもフックになってくれる曲かな?と思うので、早くライブでやりたいです」
──では、ドクソンさんにトリを務めてもらいます。
ドクソン「私は推し曲は選べないので、“今日の1曲”を紹介します。今日の1曲は、今朝聴いた「おぎゃです」を紹介します。朝は元気が出る楽曲を好んで聴くんです」。
──チャンベイビーさんが作詞を担当しています。
ドクソン「チャンベイビーが1人で作詞をするのは、GANG PARADE名義では初なんですけど、やっぱり自分じゃ出ない言葉で面白いんですよ。私の一番お気に入りのフレーズは<いいことが続くよ>。すごくいい言葉!」
ノン「あはははは」
ドクソン「自分ではそんなフレーズは思いつけなくて。<いいことがあるよ>なら分かるんですけど、<いいことが続くよ>って、すごくいいなぁって思うんですよ。それこそ、この曲を朝に聴くと、本当に“今日はいいことが続いちゃう気がするわー”ってスタートできるので。あと、作曲のMEG(MEGMETAL)さん、今回は「Peace☆超パニック」に続いてご一緒するのが2曲目なんですけど、私のデスボイスの師匠で、今回もディレクションしていただきました。前よりも挑戦した人多かったよね?」
ノン&月ノ「私、やってない」
メイ「やってないの? 月ちゃんはMEGさんに以前に作っていただいた曲ではデスヴォイスチームだったんですよ」
ノン「レコーディングとライブが続いていて、喉の調子が万全でなかったので…。今回は“地声で叫ぶ系で行きましょう”って言われた」
ココ「メイは地声は高いんですけど、デスヴォイスがうまいんですよ。歪みもあって」
ドクソン「デスヴォ担当」
ココ「ユメノユアかキラ・メイかってくらい」
メイ「どうしてデスヴォができるのか、私も分からなくて…。コツもあんまりわかんない」
月ノ「以前にそういう曲をもらったときに急に出せたんですよね。“できるの!?”みたいな」
メイ「やったらできた」
ココ「覚醒したね」

月ノ「今、みんなの話を聞きながらアルバムの流れを見ていたんですけど、この流れのままライブを見たいって思う感じのいい流れだなぁって。曲数が多いのもあって、Disc1とDisc2に分かれているんですけど、Disc1には1曲1曲が強い曲が並んでいて、Disc2はライブのような流れになっています。ぜひアルバムを通して曲順通りに聴いてもらいたいです」
──ここからGANG PARADEはどんな風に上昇していきますか?
ココ「このアルバムは名だたるアーティストの方々に楽曲を書いていただいていることが強みだと思うんです。私たちはもっともっとフェスに出たいと思っているので、このアルバムをその入り口にしたいです。楽曲提供してくださったアーティストのファンの方が気になって聴いてくださるといいなとも思っていて。GANG PARADEというグループの名前を知っていただける機会になりますし、新規の皆様を取り込めるようなきっかけがたくさん詰まっているアルバムだと思います。私たちは今、このアルバムをきっかけに“RISE”できるはず!と思っていますし、新たな高みに登れるように、みんなで自信を持って頑張っていきたいですね」
(おわり)
取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

『GANG RISE』完全再現ライブ『THE GANG PARADE RISES』
2025年7月4日(金) 東京 Spotify O-WEST

GANG PARADE with GANG BOYZ presents 「THE GANG PARADE RISES Z 」
2025年8月21日(木) 東京 Spotify O-EAST
GANG PARADE with GANG BOYZ presents 「THE GANG PARADE RISES Z 」