――「Level Up」はすでにNICO(DXTEENのファンネーム)にも既におなじみの曲となっていますが、MVはどんなものに仕上がりましたか?
平本健「今回は、僕たちが本の中に入り込んで、冒険していく世界観になっています」
大久保波留「かなりファンタジー要素が強いよね」
平本「うん。6人でこの世界に入ったのに、3人がどこかに行ってしまって探しに行くストーリーになっています」
大久保「映像的には、立体感というよりも平面的なんです」
寺尾香信「二次元の世界だよね?」
大久保「そう! すごく可愛らしいMVになっています」
――となると、これまでのMVとはまた違うものになりそうですね。
大久保「全く違いました。あと、「Level Up」は初めて日本で撮影をしたMVなんです。これまではずっと韓国で撮影をしていたので、日本と韓国との違いをたくさん感じました。リップシンクひとつとっても、撮り方が全く違ったりして、新鮮なことばかりでした」
田中笑太郎「今回、遠近法を多く使ったんですが、カメラの前にキャラクターを置いて、僕たちが後ろの方で動いて、巨人化したような撮り方をしたんです。セットもハンドメイドのようなすごく可愛らしいものだったので注目してほしいです」
谷口太一「韓国だとダンスシーンが多くて、とにかく踊るんです。でも、日本はどちらかというと短期集中型なので、いい意味で助かりました(笑)」
平本「決め打ちでの撮影が多かったよね。韓国と日本、どちらもいい所を感じられてすごく楽しかったです」
寺尾「あとは、監督さんが日本語を話してくださるので、求めていることがニュアンスで伝わるのはありがたかったです。それこそ遠近法のショットを撮るときに、直接監督さんが横に立ってくれて状況を説明してくれたり…」
福田歩汰「僕で言うと、大きくなってみんなをいじったり、フーって息を吹きかけたりしていました。あと、メンバーを食べたりとか…」
谷口「僕食べられてたよね(笑)」
福田「食べています(笑)。リップシンクなどもたくさんあったんですが、それよりも遊ぶところがたくさんあったので、演じていて楽しかったです」
――何度も見たくなるMVですね。
――では、曲のタイトル、「Level Up」にちなんで、それぞれがレベルアップしたことを教えてください。
田中「僕は音域的に出しにくかったところがラクに出るようになったり、歌声が安定してきたことを実感できるようになりました。ボーカルトレーニングをするときも、意識するところがしっかりとわかって、対策を練ることができるようになったのは、成長したところだと思います」
寺尾「笑太郎は変声期だったからこそ、大変だったと思うんですが、すごく安定してきたよね。前は裏返ることも多かったんですが、グッと減ったし、単純に曲が増えるごとに音域も上がってきたので、これまでの曲がどんどん歌いやすくなっているように思います」
田中「そう思ってくれていたならすごく嬉しいです! 僕自身も、今後どう伸びていくのかが楽しみです」
――谷口くんのレベルアップしたところはどこだと思いますか?
平本「やっぱりダンスじゃない? 太一が『R4 STREET DANCE』というダンス番組に出演して、そこでプロダンサーの中に太一が入って、揉まれて帰ってきたときにすごくいい刺激をもらってきてくれたんです。それを僕たちに与えてくれるのはもちろん、その中にいる太一を見ると、本当にイキイキしているんです。楽しみながらダンスをしているのが伝わってきました。そこで太一が学んできたことを僕たちに与えてくれる、DXTEENのチームとしてのパフォーマンスをより良い方向にしようとしてくれていることを感じて嬉しくなりました」
――ソロでの活動をグループに持ち帰ってくれることってすごく大事ですよね。
大久保&平本「ありがたいです」
谷口「僕自身、すごくいい経験になりました。自分の劇的な変化って、普通に暮らしていたらなかなか感じないと思うんですが、今回はかなり刺激をもらったんです。DXTEENとして踊ることはあっても、ダンサーさんと一緒に踊る経験はなかったので、すごく衝撃が大きくて。ダンスに対しての向き合い方も少し変わりました。その学んだことをすべてDXTEENに落とし込みたいです」
――これからもそういった経験はたくさんしていきたいですね。
谷口「そうですね。この番組に出演したおかげで幅もグッと広がりましたし、純粋にダンスをより楽しめるようになりました。今後、ダンスをきっかけに知っていただけるくらいの実力を持ちたいです」
――素敵ですね。大久保くんはいかがですか?
大久保「僕は…見た目が…」
平本「おっ! ビジュアル!?」
大久保「ビジュアルです(笑)。4kgの減量をしてから写真写りが良くなったんです」
――すごい!
大久保「以前までの写真だとちょっとふっくらしているんですが、体型管理をしたことで、レベルアップした気がします」
――どんな減量をしたんですか?
大久保「有酸素運動をしたというよりは、筋トレをして食べるものを改めただけなんですけどね」
谷口「かなり管理していたよね。筋トレをしている姿はカッコ良かったですよ」
大久保「嬉しい~! 顔つきなども変わったので、やってよかったです。以前はラーメンがすごく好きだったんですけど、最近は“食べたい”ってあまり思わなくなってきたんです。そんな精神的なレベルアップもありました」
――自信にもつながりますしね。
――寺尾くんはどうですか?
寺尾「僕はヘアケアの意識がレベルアップしました! この活動をしていると、本当によくブリーチをするんですけど、ちゃんと冷水で流して、色が落ちないように、髪が痛まないようにしっかりとケアをしています。ただ、寒くなってくると冷水でシャンプーをするのが本当につらくて!」
大久保「わかる! でも冷水だと色が落ちないんだよね…」
寺尾「うん。保護するためにナイトキャップもしているのでなんとか髪の健康を維持できるように頑張っています」
谷口「ナイトキャップ被った日って、跡がついているからわかる!(笑)」
寺尾「そうなんだよね…。ヘアケアの大変さに頭を悩ませています(笑)」
――福田くんはいかがですか?
福田「僕は睡眠の質がレベルアップしました! 前にちょっと良い枕を買って、“良くなったかな?”って思ったんですけど、それに慣れてしまって、目覚めが悪くなってしまったんです。そこで最近は99.9%の光を遮断するというアイマスクを買って使ったらすごく良くなったんです。さらに寝る前に『睡眠音楽』を流して眠ると、すごく気持ちよく眠れるんです。寝起きもとっても良くなりました」
平本「歩汰は肌もキレイだしね」
福田「睡眠なのかな? もともと荒れないんですけど、その効果があったのかも!」
平本「僕は以前、ゲームにものすごい時間を費やしていたんですけど、最近はゲームよりも自分の体調を意識して睡眠時間をとるようになりました」
――プロ意識がレベルアップしたんですね。
平本「そうだと思うことにします!(笑)」
――他のみなさんはゲームはやり続けているんですか?
谷口「やっています!(笑)」
田中「昨日も太一くんとオンラインで電話を繋ぎながらやったよね」
谷口「僕たちは卒業できずにいます(笑)」
――あはは。
――では、改めて4TH SINGLE『Level Up』をどう聴いてもらえたら嬉しいですか?
平本「このシングルには、元気づけられる曲がぎっしり収録されています。12月のリリースですし、この時期って受験生にとって頑張り時だと思うんです。この曲を聴いて、“踏ん張ってみよう!”、“頑張ってみよう!”と思ってもらえたら嬉しいです」
大久保「曲って、その時々でピッタリな曲を聴くと、ものすごく勇気づけられるよね」
平本「うん。僕も曲に助けられたことが何度もあるので。学生の時は人間関係で悩むこともあったんですが、その時はBTSさんの「So What」という曲を聴いて頑張ることができました。『Level Up』の曲が、みなさんにとってそういった曲になってくれたら嬉しいです」
福田「受験はもちろん、何かを成し遂げた後、さらに新たな目標が見つかったり、もっと自分に自信を持ちたいと思う人には、その気持ちをさらに高めてくれる力を持っているのが、「Level Up」だと思っています。僕たちもどんどんレベルアップしていきたいからこそ、曲と共に成長出来たらいいなと思っています」
――今、改めてデビュー曲「Brand New Day」を聴いたら、きっと大きな成長を感じますよね。
平本「そうですね。それに、カップリング曲の「Handle」を歌っている人が、「Brand New Day」を歌っているとは思えないくらい、楽曲の幅があると思います」
寺尾「本当にそう思います。「Level Up」、「Hold You Tight」もそうですけど、“気合いを入れて、やるぞ!”というよりは、“気負わず、みんなで頑張ろう”という、そっと背中を押すような曲になっているんです。たまには肩の力を抜いて、リラックスしながら頑張って行こうよという曲なので、これを聴いて自分らしく頑張ってもらえたら嬉しいです」
大久保「リラックスって本当に大事で、僕も韓国でのレッスン中も1人の時間は大切にしていました」
寺尾「ギリギリ壊れないように、ちゃんと息抜きをすることってすごく大事だよね。僕はゲーム実況を見てリラックスしていました(笑)」
谷口「今でも見てるよね!?(笑)」
寺尾「もちろん!(笑) 好きなものが一番リラックスできるからね!」
平本「個人的に太一のホラーゲームの実況が見たい!」
寺尾「リアクションが良さそう!(笑)」
谷口「怖い! まぁ、怖くなかったらホラーじゃないか…(笑)」
――あはは。楽しみにしていますね。
大久保「僕もさきほど香信が言っていたように、「Level Up」は向上心がある人にオススメで、「Hold You Tight」は悩んでいたり、頑張りすぎてどうしたらいいかわからない人におすすめです。気負いすぎず、立ち止まることってすごく大事なので。僕も“思いつめている時に、こういった曲に出会ったらかなり助かるよな”って思いました。僕たちの曲の力で、“あの時、頑張れました”と言ってもらえると嬉しいですね」
谷口「「Handle」は、かなり強いトラックなので分かりやすく気分を上げたいときにオススメです。後半にむけてかなり盛り上がっていく曲なので、気合いを入れたいときに聴いてもらいたいです。ボーカル、ラップなど細かいところまで聴いてもらえたら嬉しいです!」
田中「「Level Up」は軽やかなビートで本当に聞きやすい曲ですし、時間を問わずずっと聴くことができるんです。「Hold You Tight」はお仕事や学校が終わって疲れたときに元気を出すために聴いてもらいたいですし、「Handle」は勝負時や、“頑張るぞ!”という時に聴いたらテンションが上がります!」
――全体的にすごくポジティブですよね。メンバーの中でよりポジティブなのは誰ですか?
大久保&平本「太郎(田中)ですね」
大久保「あまり深く考えてない…?」
平本「いい意味でね!(笑)」
田中「いや、考えてはいます!(笑) でも、もし失敗をしても“次、頑張ればいいよね”って思えるんです」
谷口「DXTEENって、みんなが基本的にそういった考え方なので、いい空気だと思います」
平本「何かあってもしっかり話し合うしね」
大久保「うん。これからもポジティブなDXTEENでいたいと思います!」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION
LAPOSTA 2025 Supported by docomo in TOKYO DOME
2025年1月31日(金)
2025年2月1日(土)
2025年2月2日(日)
出演:JO1 / INI / DXTEEN / ME:I / IS:SUE
GUEST ARTISTS:ZEROBASEONE / Kep1er / izna