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2021.03.02

超特急のタカシとは違う松尾太陽を!――松尾太陽「体温」インタビュー

松尾太陽の3ヵ月連続リリース第二弾「体温」。“超特急とは違う松尾太陽を”表現しつつ、ソロ活動を“超特急がもっともっとブレイクするためのきっかけ”にもしたいという貪欲さを見せる彼の目指す未来とは?

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──昨年9月にミニアルバム『うたうたい』でソロデビュー、今年1月からは3ヵ月連続で配信シングルをリリースと、ソロ活動が本格化してきましたね。

「SNSを通して、ソロ活動を待ち望んでいたという声をたくさんいただいていて、すごくうれしいですね。もちろん超特急での活動が自分の軸ではあるんですけど、ソロで活動することでグループで活動しているときとはまた違った表現力やボーカリストとしての力が身についてくると思うので、これからもさらに頑張っていきたいです。ソロで活動をすることは少しずつ慣れて、ちょっとは板についてきた感じもあるんですけど、本名での活動にはまだ実感がないですね(笑)。だんだん慣れていかなくちゃいけないんですけど」




──これまでも超特急のメンバーとして歌を歌ってきましたが、ソロ活動をスタートさせたことで歌に対する意識に変化はありましたか?

「自分の歌に対して欲が出てきたというか、よりシンプルに歌そのものを届けたい、超特急とは違う松尾太陽を表現したいという気持ちは、どんどん強くなっている気がします。その上で、曲の良さを響かせることができたら、それがいちばんだなと思っていますね」

──2月に配信リリースされた最新曲「体温」は、シンプルな言葉で綴られた歌詞が深みを感じさせるバラードですね。

「曲を通して主人公がひと皮むけていく展開、その起伏が面白いなと思います。大人の、切ない歌ですよね。この曲に限らず、僕の歌を聴いて、少しでも感情を揺らしてくれたらいいなと思って歌っています。いい感情を生むための手がかり、ちょっとだけでも幸せになるためのツールとして、僕の歌があればうれしいなって。以前からそういう気持ちがありましたけど、ソロで歌うようになってから、より強くそう思うようになりました。とにかく、自分の歌をたくさんの人に届けたいですし、たくさんの人を僕の歌でもっと楽しませたいです」




──自分の歌を届けたいと強く思うのは、松尾さん自身が歌や音楽に力をもらって、感情を動かされ、幸せの手がかりのようなものを掴んできたからなんじゃないかと思います。そういう意味で、自分のルーツになっているアーティストは誰だと感じていますか?

「エンターテイナーという意味では、サザンオールスターズの桑田佳祐さんかなと思います。両親の影響もあって、子どものころから日々聴いていたんですけど、本当にすごいですよね。日本中のみんなが知っていて、誰もを楽しませる。自分も、あんなふうに根っこからエンターテインメントしている人になりたいです。もう1人は、大阪に住んでいたころにボイストレーニングの先生に教えてもらった、ダニー・ハサウェイです。すごく力強いんだけど繊細で、よく聴いていました。これからもいろんな音楽から吸収できるものを吸収して、いろんなタイプの楽曲に挑んでいきたいし、いろんな自分がいることでよりジャンルレスに活動できるんじゃないかなとも思っているので、好き嫌いせずに音楽をたくさん聴いていきたいです」

──そこから、自分らしさが生まれてくる?

「そうなんだと思うんですけど、今はそこまで自分らしさを意識してはいないです。自分らしさっていうものは、歌っていくうちに自然に出てくるものなのかなと思っているので。前は、誰かみたいな歌声になれたらいいのにって、自分の歌声にコンプレックスを感じていた部分もあったんですけど、自分の声帯は変えられないですからね。だから今は、自分の歌声の特徴を生かしながら、もっと新しい表現方法を見つけていけたらいいなと思っています」

──ソロ活動をスタートさせたことで、超特急での活動に対する意識にも変化はありますか?

「変化したというか、同時進行でソロとグループの活動をすることで、歌やパフォーマンスにより深みが生まれて、さらに骨密度の高いアーティストになりたいという気持ち、そういう相乗効果を生み出せるようにしたいという気持ちは強くなっています」




──最新シングルの「体温」というタイトルに紐づけた質問になるんですけど、松尾さんが日常で“ぬくもり”を感じるのは、どんなときですか?

「基本的に、テレビでほっこりする場面を見るとぬくもりを感じますね。動物番組とか初めてのおつかいみたいな番組とか、そういう番組を見ると、ほっこりするんですよ(笑)。本当に心があったまります。ついこの間は6歳か7歳の女の子がお父さんの誕生日プレゼントに、サプライズで椅子を作ってあげるという番組を見ました。椅子をプレゼントする理由が、テレワークが増えてお父さんが家にいる時間が増えたけど、家に椅子がなくて、お父さんがいつもつらそうにしているからなんですって。なんていい子なんだって(笑)。でも、そういう場面を映像を通して見れるのは、すごくありがたいことだなって思います。家族ならではの幸せをおすそ分けしてもらっているというか」

──新型コロナウイルスの影響で人のぬくもりを感じる機会が減っているからこそ、誰かの体温を感じられる場面が早く増えればいいなと思う人は、今回の「体温」を聴いた人にも多いと思います。

「もちろん直接会ってその人の体温を感じることができればいいんですけど、もしそれができなくても誰かの体温を感じることはできるんだなって、今の僕は思うようになりました。例えばオンラインライブだったり、SNSの投稿へのリアクションだったり、ファンレターだったり。こういう状況になって、実は直接会うことができなくても人は誰かの体温を感じることができるんだなって。そう考えると、今のこの状況になったことで自分の中の新しい回路が開いている感覚はありますね」

──なるほど。直接会わなくても、ある種の“体温”を感じられるようになったというのは、すごく面白いですね。

「それこそ、超特急のメンバーも配信ソロライブを見にきてくれたり、知らないうちにソロ曲を聴いていてくれたり、僕のインスタの投稿に黙って“いいね”をしてくれていたり。直接何かを言われたわけじゃなく、あとから間接的にそういうことを知ると、すごくうれしいんですよね。メンバーが陰ながら応援してくれているのを知って、あったかい気持ちになるというか。だから、ソロでももっといい作品を作っていこう、もっと自分が成長していく姿を見せていこう、そしてその成長を超特急にも生かそうって、そういう気持ちになります」




──ソロデビューしてから、もう少しで半年になりますけど、今後についてはどんなイメージを描いていますか?

「まずは、ファンのみなさんと直接会えるライブを早く開催したいです。去年のソロライブはオンラインだったんですけど、やっぱり同じ空間で同じ時間を共有する有観客ライブは、全然伝わり方が違うと思うので。あとは、ちょっと大きな話になっちゃうんですけど、僕がソロで活躍することで、超特急がもっともっとブレイクするためのきっかけになれたらと思います。今の時代は、何がきっかけでブレイクするかわからないので、その方法は意識して探していきたいですね。僕は、ある程度プレッシャーをかけているほうがいい方向に作用するタイプなので、あえてこんなことを言っている部分もあるんですけど(笑)、とはいえ、そう思っていることは嘘ではないです。そのためにも、さらに勉強して、修行をしていきたいなと思っています。その中で、みんなを楽しませる力をもっと身につけることができれば、また新しい目標も見えてくるのかなと思いますね」

(おわり)

取材・文/大久保和則
写真/柴田ひろあき







タカシ
松尾太陽「体温」
2021年2月11日(水)配信
SDR
松尾太陽
松尾太陽「magic」
2021年1月15日(水)配信
SDR
mad at 超特急
超特急「Asayake」
2020年12月16日(水)発売
通常盤(CD)/ZXRC-1238/1,500円(税別)
SDR




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