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MASTER&DYNAMIC MH40

[section heading="高剛性アルミボディとメカニカルな機構が男心をくすぐる"]

MH40は45mmのネオジウムマグネット・ドライバーを搭載した密閉ダイナミック型ヘッドホン。ネオジウムドバイバーをカバーする高剛性アルミボディはモダンでクールな風格を持つ。ハウジングの位置調整機構はステンレススチールで耐久性を重視しながらも、左右独立して目盛りを見て合わせる構造はどこかレトロ調。このギミックは男心をくすぐる。デザインもどこか、ニューヨークの街頭や裏路地に漂う、クールな空気感を体現しているようだ。

外観に思わずアツくなってしまったが、MH40のユニークな機構として、ヘッドホン右側のハウジングにワンプッシュでサウンドをミュートできるボタンを搭載。周囲の人とのコミュニケーションを妨げない工夫もある。数十年に渡り使えるという高耐久性を考えた筐体の素材選び、そしてラムスキンによるイヤーパットもマグネットの交換式。デザインのみならず実用志向の製品作りもなされている。

ちなみにMH40の構造は密閉型ではあるが、日本人の感覚としては若干音漏れがあるので、屋内リスニング向きだ。

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R側にプッシュ式のミュートボタンを装備

[section heading="広大な音空間とダイナミズムに時間を忘れて聞き惚れた"]

MH40の実機レビューを始めよう。今回はプレーヤーにAstell&KernのAK Jrを、音源もすべてハイレゾで試聴した。

まず、僕の定番リスニングソースであるダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』では、リスニングを始めてすぐに気付くほどに音空間のフィールドが広大で、頭部を取り囲むような音の広がりと、個々のサウンドの音像がシャープに定位し、ダイナミックに立ち上げる。リズムの刻みは鋭く、ビートは、帯域はローを沈めつつタイトに締める。カーペンターズの『トップ・オブ・ザ・ワールド』を聞いても、空間のなかに優しく音像を作り、めいっぱいに広げた音空間のなかで、シンバルの音も位置感を正確に生み出す。ベースには誇張感もなく、何よりも上質な音楽としての調和を作り上げ、ノリよく鳴らしてくれるのが素晴らしい。

様々な音源を聞き込んで気付いたことだが、MH40は相当ボリュームを上げてもうるさいと感じず音エネルギーへと還元し、今まで聞き込んだ音源から埋もれていた音が次々と見付かる。

音楽を聞くのがこんなに楽しいなんて、と思い時間を忘れて試聴に明け暮れたのは、いつ以来だろう。MH40、そしてニューヨーク発の新ブランド、MASTER& DYNAMIC、恐るべしだ。

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写真のモデルはBLACK/BLACK。他SILVER/BROWNなど全7色のカラーバリエーション

ラムスキン製のイヤパッドはマグネットで脱着できる

Text / 折原一也

Photo / いのうえようへい

※この記事は、2015年7月に96mono(クロモノ)で公開された記事を転載したものです。製品の仕様や価格等は公開当時と異なる場合があります。

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