京都を拠点に「アンビエント」をテーマとした音や映像、光のエキシビションを展開してきた展覧会「 AMBIENT KYOTO(アンビエント・キョウト)」が、2026年夏に東京へ初進出する。会場となるのは東京都港区の麻布台ヒルズギャラリー、8月28日から10月25日までの59日間にわたり無休で開催される。  

坂本龍一+高谷史郎| async - immersion 2023|Photo:Satoshi Nagare
坂本龍一+高谷史郎| async - immersion 2023|Photo:Satoshi Nagare

坂本龍一と高谷史郎による作品「async - immersion(アシンク・イマージョン)」が、アンビエント・キョウト2023と同等のスケールで展示される。本作は、坂本が17年に発表したアルバム『async(アシンク)』をベースに、高谷による映像とZAK(ザック)による立体音響で構成されたインスタレーション。坂本が追求した「音を空間に立体的に設置する」という「設置音楽」のコンセプトのもと展開された同シリーズの集大成ともいえる作品だ。 

高谷史郎
坂本龍一 Photo: Neo Sora©︎2020 KAB Inc.

タイトルにある「async(非同期)」の通り、高谷の手掛けた映像は音に呼応しながらも完全には同期しない。音と映像の関係性が絶えず変化し続ける中で、観客は楽曲、映像、音響、空間と一体になる一度限りの没入体験を味わうことができる。音響ディレクターは坂本の晩年作品で知られるZAK(ザック)が担当し、麻布台ヒルズギャラリーの空間に合わせて立体音響を再構築する。  


開幕に先駆け、7月30日からは2023年展の「async - immersion 2023(アシンク・イマージョン2023)」の映像が特別公開されている。また、高谷史郎からのメッセージも到着しており、波や雨の波紋を見ている時と同じく、反復しながらも同じことは二度と起こらない体験について語られている。  

観覧券は2026年8月6日正午より販売が開始される。価格は前売券が平日大人2200円(以下全て税込)、土・日曜・祝日大人2500円。当日券は平日大人2500円、土・日曜・祝日大人2800円。前売券は来場前日までに販売サイトで購入する必要があり、事前購入特典としてオリジナルステッカーがプレゼントされる。なお、高校生以下や障害者手帳を持っている人(付き添い1名含む)は無料となる。  

開館時間は平日は10:00から19:00、土・日曜・祝日は10:00から20:00までで、最終入館は閉館の30分前となる。9月11日のみ18:00閉館予定。  

また、大阪のVS.(ヴイエス)では関連展覧会として「RYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM KAGAMI+(リュウイチ サカモト アンド ティン ドラム カガミプラス)」が2026年6月27日から10月12日まで開催され、坂本のピアノ演奏を三次元的に捉えたMR(複合現実)作品「KAGAMI(カガミ)」などが展示されている。  

アンビエント・キョウトが提案する、音と映像と空間がひとつになる特別な表現世界を、東京・麻布台の地でぜひ体感してほしい。  

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