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ブルネロ&フェデリカ・クチネリ財団のキュレーションによる同プロジェクトは、ソロメオやノルチャですでに行われてきたことに沿って、この村を再建し、アップグレードするためのアイデアを寄贈するものだという。ソロメオでは、数年前に塔と劇場を修復し、古城も統合している。
ブルネロは、家族のメンバーや友愛の友とも言える建築家のマッシモ・デ・ヴィコ・ファッラーニとともに、基本的なアイデアは、その地のゲニウス・ロキ(ラテン語で「地霊・場所の精霊」等の意)に深い敬意を払いながら、人に優しい新しい村をコミュニティ全体に回復させることであると説明した。
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同プロジェクトは、古文書やその他の印刷物、そして多くの現地調査など、長い時間をかけた丹念な研究の成果。研究の目的は、全体として、自然と人間性の発展との関係という、広い意味での景観復元に向けたものだという。また、イタリアのアンブロ・マルキジャーノ・アペ・ニン山脈の山であるモンテ・ヴェットーレを望むこの都市地域が支点となっている壮大な自然との関係において、この都市地域の歴史的・芸術的意義を理解することでもあった。
研究は2017年に開始し、パンデミックにおける2年間の中断を経て再開し、昨年完成した。同プロジェクトの主な目的は、1930年代に建築家のグスタボ・ジョバンノーニが策定した「環境主義」の基準で考えられているように、建設技術や装飾要素、地質学的・植物学的環境への配慮から生まれるであろう村の形や景観だという。
Courtesy of BRUNELLO CUCINELLI