7月6日にオープンするイエローハウスの特徴は、印象的で大規模なアートワークのファサードだ。
曽根裕が以前に発表したシリーズ「POWER OF TEN」と「OBSIDIAN」からインスピレーションを得たもので、火山から押し出された溶岩が急速に冷えて出来た天然の火山ガラスである黒曜石を徹底的に研究することで生み出された。黒曜石は独特の内部構造を持ち、石器時代からあらゆる道具に使用されてきた鉱物だ。曽根はその黒曜石の形状のロジックに従い、この店舗のために新しくユニークなフォルムを作り上げた。
200平方メートルの広さを持つ店舗は、アートとクラフツマンシップへの情熱がつめこまれている。時流をとらえ、創造的で楽しみに満ちた空間でイザベル マラン自身が服で遊ぶような仕上がりだ。ドレスのパターンのように天井からパッチを切り取り、鮮やかな色の黒曜石や手掘りの木製什器、ふかふかのベルベルソファなどが配置されている。
特注したテラゾー仕上げのフロアには、天然石やガラスが散りばめられ、都会的な生活の中に自然の痕跡を残している。同店ではイザベル マランのメンズ・ウィメンズコレクション、セカンドラインの「マラン エトワール」、またシューズ・バッグ・アクセサリーなどフルラインナップを展開する。ブランドを象徴するエフォートレスなドレスやリラックスしたテーラリングを始め、ニューアイコンであるオスカンムーンバッグ、バルスキーウェッジスニーカーも揃えている。