LEMAIREがDOVER STREET MARKET GINZAに出現

7月末にルメールは、青山の「skwat（スクワット）」からドーバー ストリート マーケット ギンザに移転する。ルメールが出店するのは今回で2回目となる。
新たなスペースのデザインには、青山と銀座、2ヶ所の一貫性を保つため、スクワットを手がけた設計・デザイン事務所「daikei mills（ダイケイ・ミルズ）」の協力を得て、ルメールチームが開発した展示構造と同様のものを銀座でも再利用している。
銀座のインスタレーションに使用されている木材は、築100年の伝統的な日本家屋の骨組みを大阪から運び、再利用している。メインとなる柱と梁は、接着剤もネジも釘も必要としない伝統的な「木組み」技法を用いて組み立てられた。余分なものをそぎ落としたそのアプローチは、2023 年秋冬コレクションから展開するルメールのワードローブが表現するミニマルさと共通する。
ルメールは20年4月にドーバーストリート マーケット ギンザで開催したポップアップスペースに引き続き、「out of museum（アウト オブ ミュージアム）」を招いてファウンド・オブジェやアート作品で空間を彩っている。アウト オブ ミュージアムは創業者の小林眞（こばやし まこと）が世界中から集めたユニークでエクレクティックな雑貨が並ぶ、東京の羽根木にあるストア・アトリエだ。