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映画『HiGH&LOW THE MOVIE』出演者インタビュー
青柳翔が語る役作り
――シーズン1、2と畳み掛けるようにドラマが放送され、配信、コミック、SNS、オリジナルアルバム、そして映画。『HiGH&LOW』プロジェクトはダイナミックなスケール感で広がり続けています。
「そうですね。実は、最初はHIROさんとAKIRAさんと作家さんとの、“こういう物語をやりたいね”っていう居酒屋トークから始まっていて。そこからハイロー食事会みたいなものが生まれて、どんどん話が膨らんでいったという感じなんです」
――結構早い段階でタイトルも見えていたんですね。
「見えてましたね。ただ、まさかここまで大きな企画になるとは思ってなかったですし……。というか、本当にやるって話を聞いた時には、もう居酒屋レベルではなくなっていたので。ええっ、こんなに進んでたんだ!って驚きました」
――『HiGH&LOW』の世界観が放射線状に広がる一方で、ドラマはもちろん、映画にも、音楽にも、「自分の人生の主人公は自分であれ」という信念が一貫して描かれています。
「そこは最初からあったかもしれないなぁ。本当に自分発信で役を作っていくと言いますか、“アイディアがあったらどんどん言って”っていう食事会だったので。例えば、“AKIRAさんがこういう役をやったら面白そうだよね”という発想から、琥珀の人間像が形作られていったりとか。自分のアイディアとか、もっとこうしていきたいみたい要望がこんなにもダイレクトに反映される作品はなかなかないので、やり甲斐はものすごくありました」
――それぞれのキャラが自分発信で浮き立っているというのは、映画のどの場面を思い返しても納得します。
「ありがとうございます」
――だってこんなに出演者の多い映画ってそうはないから。その全員が主役として生きるということは、これだけの主役を許容する作品だということでもあって。
「ホントにそうですよね。僕もこんなに出演者の多いドラマは初めてですし、その人達がチームで入り組んでいく物語も初めてなので。その中で、もちろん役でもそうですけど、いち俳優としても、全員のいろんな想いが交錯してできたのが最後のシーンであり、この映画なんじゃないかなと思います。映画は、特にドラマの物語のすべての発端となったムゲンの話にもなってますし」
――九十九という役はどのように生まれたのでしょう?
「九十九もまた“こういう人間を演じる青柳が見てみたい”っていうところからいろんなアイディアをいただいて、それを整理しつつ。同時に、ものすごい数の登場人物の中でどうやったら九十九が輝けて、九十九が大事にしているムゲンというチームを、観る人の心に残せるかなっていうのを考えながらキャラクターを作っていきました」
――自分発信の要素というのは?
「最初にものすごいバカキャラが先行してあったので、その奥の人間性の部分ですよね。そこは細かい設定を自分の中に築いた上で作品に臨みたいなぁと思っていたので、監督とかなり深く濃く相談させてもらいながらやりました。久保監督は前からLDHのアーティストのPVを撮られてる方で、以前からお会いしてましたし、撮影に入る前には何回か食事させてもらいました。話しやすい環境が既にあったんです」
――青柳さんの中で築いていった九十九の奥の部分について、具体的にお聞きしてもいいですか?
「んー、まずはなぜこんなにもムゲンっていうチームに依存しているのか。そして琥珀さんと九十九はどういう関係で、どうして琥珀さんのために身を犠牲にして動くのか。自己犠牲って今や身近にそんなに存在しないじゃないですか。にもかかわらず、九十九が貫く自己犠牲の精神はどこからきているんだろう?ということを根掘り葉掘り掘り下げて。やっぱり家族がいない孤独感だとか、だからこそ出会えた仲間、チームを心の拠りどころに生きている。そういうところに重きを置いて演じさせてもらいました」
――役作りで苦労したことなどはありましたか?
「もうただただ純粋に、その場の状況で思い込むってことに集中していただけかもしれないです。九十九の役を演じるというよりは、なるべく自分に寄せたほうがいい気がしたので、仕草や言葉使いも特に意識せずにやってました」
――じゃあ九十九とご自身の共通項みたいなものを挙げるとしたら?
「いや、それが……なるべく寄せてとか言っておきながら、そんなにないんですよ。ハハハハハ。なので現場ではできるだけ九十九としているっていう」
――っぽく見せるんじゃなく、九十九としてそこにいたかったと。
「そうです。キャラを作り込むというよりは、“はい、俺は九十九”みたいな。ドラマのシーズン1からすると1年近く九十九として生きられたこと、大事な仲間と過ごせたことは、ものすごく幸せだなぁと思います」
文/山本祥子
■公開情報
映画『HiGH&LOW THE MOVIE』
7月16日(土)全国ロードショー(配給:松竹)
公式HP:high-low.jp
(c)2016「HiGH&LOW」製作委員会
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