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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN
アーバンリラクシングウェアをコンセプトにした「J.C.M(ジェイシーエム)」は、茅野誉之をディレクターに起用した。カットソーを茅野らしい素材感、カッティング、ディテールに配慮したミニマルなデザインで表現することで、リラックス感の中に洗練された印象をプラスした今の時代のデイリースタイルを提案している。
ブランド名の「J.C.M」は「ジャパン・クラフト・メイド」を略したもの。日本製の良さを打ち出し、日本から世界に発信することを目指して名付けられた。世界のラグジュアリーブランドや東京のデザイナーブランドなども手がける東京産地のカットソー・メーカーの技術力を駆使したカットソー素材を中心に、ニットをプラスしたアイテムに東京らしいモード感を加えていることが特徴だ。
2019年春夏のデビューコレクションから3シーズン目となる20年春夏は、白、黒、ベージュにブルーなどを加えた色使いや素材にこだわり、更にクールになったコレクションを提案。レイヤード風のカットソーワンピースやAラインのフーディーなどもポイントになっている。カジュアルを中心とした売り場だけでなく、ラグジュアリー系のショップとのビジネスも増えているという。
アジアやヨーロッパなどへの発信に向けて、今後の展開も注目されそうだ。
取材・文/樋口真一