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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN
1887年創業のクラウス・ポルトは、ポルトガルの香りや風景からインスピレーションを受けたフレグランスをベースに、石けん、コロン、キャンドル、ディフューザー、メンズケア用品などを製造し、現在50ヵ国以上の国で展開されている。
製品のすべては調合の工程から始まり、上質な原料で質を高め、石けんを練る工程を通常より多く繰り返すことで、滑らかに仕上げ、香りの持続性を確保し、溶け崩れも防ぐそうだ。また、興味深いのが、まるで香水のように、トップノート、ハートノート、ベースノートと香りを楽しむ工夫がされているところ。ミドルノートのことを、クラウス・ポルトでは、ハートノートと呼んでいる。香水のように時間で香りが変化するわけではないが、石けんでこのような層になって香りを楽しめるタイプはなかなかお目にかかれない。リキッドソープやキャンドル、ディフューザーなども展開するデココレクションでは10種類、クラシココレクションでは16種類の香りから選ぶことができる。
1953年から印刷所も社内に持ち、オリジナルデザインのパッケージも作られている。デココレクションは、豊富なアーカイブから魅力的な柄のパッケージをあしらい、クラシココレクションでは、19世紀からの伝統を再現し、ハンドラッピング後シーリングワックスで仕上げられている。本国にある直営店の店舗に設置されているソープウォールと呼ばれるパッケージの壁も印象的だ。石けんの大きさは50gと150gの2サイズ。マカロンのようなゲストソープやオリジナルギフトボックスも充実し、印象的なパッケージは、ギフトとしてもおすすめ。
デココレクションでは、「ミラー・ハリス」や「パフューマーH.」の創設者で調香師のリン・ハリス氏が、香りの開発に加わり、その後、アグアデコロニアコレクションで彼女が訪れたポルトガルで出会った香りや風景からインスピレーションを受けた5種類の香りも登場している。また、1936年から展開されているメンズのシェービングアイテムもレトロなパッケージで男性へのギフトに迷う女性の救世主になってくれそう。香りで選ぶもよし、パッケージで選ぶもよし、バッグやアクセサリーのように楽しく選びたくなる。
取材・文/林 ゆり(Y's company)