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今年の夏も各地の音楽フェスを熱く盛り上げたKEYTALK。初の横浜アリーナ単独公演のチケットは、一般発売日に即日完売。貴重なチケットを手に入れて集まった1万2千人の前に、メンバーたちは予想外の登場の仕方をした。なんと突然センター席の後方に現れた寺中友将(Vo・G)、首藤義勝(Vo・B)、小野武正(G・MC・Cho)、八木優樹(Dr・Cho)。彼らは二手に分かれて通路を歩いてステージへ。そしてライブは最新アルバム『PARADISE』に収録されている「Summer Venus」からスタート。開放的なサマーチューンであると同時に、アッパーなEDMサウンドに転じる瞬間もあるこの曲のパワーは、やはり半端ではなかった。ドラマチックな展開、怒涛の勢いで押し寄せるサウンドに刺激された観客は一斉に興奮を露わにしてダンス!広い横浜アリーナ全体が、心地よく震えていた。

代表曲を連発しつつレアな曲も織り交ぜたセットリストは、メンバーたちが出会って10年目であることを記念したこのライブにふさわしい内容となっていた。2013年11月にリリースされたメジャーデビューシングル『コースター』のカップリングであり、熱心なファンの間で高い人気を誇る「OSAKA SUNTAN」の歌詞をアレンジし、この日だけのスペシャルバージョンとして届けた「YOKOHAMA SUNTAN」。KEYTALKの前身バンド、real時代の楽曲「view」なども披露。片時も目を離せない場面の連続であった。

バンドの足跡を辿る貴重映像がスクリーンに流れ、メンバーたちの初々しい姿が明るい歓声を誘ったインターバルを挟んでの後半戦は、「バイバイアイミスユー」からスタート。ここで、またしてもサプライズが待っていた。センター席の外周通路の3ヵ所に分かれて寺中、首藤、小野、ステージ上に八木――という大きな円を描くようなフォーメーションで届けられたこの曲は、みずみずしいメロディが観客を優しく包み込み、感動的な大合唱を巻き起こしていた。そして「黄昏シンフォニー」、「プルオーバー」、「ミルクティーは恋の味」も演奏した後、賑やかなコール&レスポンスを挟んで突入した終盤は、エネルギッシュなナンバーを連発。祭り囃子的な要素を盛り込んだ情熱的なサウンドを放ち、観客の全力のダンスを誘った「MATSURI BAYASHI」。「いっしょに歌いましょう。すばらしい1日をありがとうございます!」という寺中の温かい言葉と共にスタートし、力強いエールを1万2千人に贈った「Oh!En!Ka!」で本編はドラマチックに締めくくられた。

アンコールに応えてステージに再登場した4人を出迎えたのは、客席に掲げられたスマートフォンのライトが作り上げた星空のような光景。メンバーたちは興奮して声を上げていた。MCを経て届けられたのは、8月30日にリリースされた最新シングルのタイトル曲にしてTVアニメ「境界のRINNE」のオープニングテーマソング「セツナユメミシ」。和の情緒を漂わせつつ、エモーショナルなバンドサウンドを響かせたこの曲は、KEYTALKのオリジナリティを改めて体感させてくれた。そして、寺中&首藤によるツインボーカルのコンビネーションが冴え渡った「スポットライト」も披露され、ラストを飾ったのは「MONSTER DANCE」。息の合った振り付けを一斉に踊り、笑顔を輝かせる観客を眺めながら、メンバーたちは心底嬉しそうな表情を浮かべていた。

演奏を終えた後、4人に届けられた拍手と歓声の大きさは、KEYTALKがファンに深く愛されていることを示していた。横浜アリーナという大舞台でのライブを大成功させ、さらに一回り大きくなった彼らは、12月9日、名古屋CLUB QUATTRO公演を皮切りに、全国ツアー『KEYTALK 灼熱の小旅行 運転技術向上委員会 冬の陣 ~ハンドルを片手に~』をスタートさせる。このツアーはメンバー自らが車を運転し各地を巡るという、インディーズ時代への原点回帰ともいえる。

また、10月28日のBSフジでは、めざましテレビがKEYTALKに長期密着取材した特別番組もオンエア。横浜アリーナ公演の舞台裏はもちろん、4人の音楽のルーツや魅力に迫る。寺中友将の熊本の実家や母校、小野武正&八木優樹が出会った高校を訪問。そして首藤義勝の居酒屋での本音トークなどこちらも見どころも満載だ。

(おわり)

取材・文/田中 大
写真/後藤壮太郎



■セットリスト
2017年 9月10日(日)「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目 ~shall we dance?~」@横浜アリーナ

01. Summer Venus
02. ASTRO
03. ダウンロードディスコ
04. fiction escape
05. sympathy
06. SAMURAI REVOLUTION
07. 金木犀
08. HELLO WONDERLAND
09. 桜花爛漫
10. 茜色
11. boys & girls
12. OSAKA SUNTAN
13 Monday Traveller
14. view
15. YGB
16. マスターゴッド
17. color
18. One side grilled meat
19. バイバイアイミスユー
20. 黄昏シンフォニー
21. プルオーバー
22. ミルクティーは恋の味
23. Love me
24. YURAMEKI SUMMER
25. 太陽系リフレイン
26. MATSURI BAYASHI
27. Oh!En!Ka!
En01. セツナユメミシ
En02. スポットライト
En03. MONSTER DANCE









KEYTALK「横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」
2017年12月20日(水)発売
完全限定生産盤(Blu-ray)/VIZL-1278/6,400円(税別)
通常盤(Blu-ray)/VIXL-205/4,900円(税別)
完全限定生産盤(DVD)/VIZL-1279/5,400円(税別)
通常盤(DVD)/VIBL-871/3,900円(税別)
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