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今回のツアーは、ニューアルバム『Vキシ』を引っさげて、7月1日の福岡サンパレス公演を皮切りに9都市10公演にわたって開催され。昨年末、両国国技館で千秋楽を迎え、大盛況で幕を閉じたツアー「IKEMAX THEATER」以来、約7ヵ月ぶりとなる全国ツアー。また、レキシの日本武道館公演は4thアルバム『レシキ』のリリースツアー千秋楽以来2年ぶりとなる。
まもなく開演の午後6時30分。1万2千人を動員した日本武道館公演は超満員。ステージは、黄金色の稲穂の書割に、「レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?~大きな仏像の下で~」と銘打たれたツアータイトル通り、アフロヘア&ヒゲスタイルの高さ4メートルを超える巨大な仏像が中央に鎮座している。
ライブの1曲目はアルバム『Vキシ』でもオープニングを飾る「牛シャウト!」。ゲストに忍者の衣装をまとったレキシネーム“シャカッチ”ことハナレグミをゲストに招き、オープニングナンバーからステージを上手から下手へと走り抜け、大盛り上がり。
続く2曲目「大奥~ラビリンス~」では、定番のファンクナンバーに会場全体を横揺れさせると、3曲目では、前作『レシキ』より、「年貢 for you」を披露。ステージから俵を取り出すと、曲とともに客席で俵リレーを開始。間奏で俵がまだ客席の前方にあるのを確認すると、曲を延ばして俵が少しでも多くの人に行き渡るようアドリブで曲を長くしていくなどレキシらしいパフォーマンスが続くと、サビではこの曲ならではの一体感で会場全体を包んだ。
7曲目の「KMTR645(カマタリロクヨンゴ)」では、“ネコカミノカマタリ”ことキュウソネコカミが、仏像の中から登場。他のメンバーが袴姿の中、Vo/Gtのヤマサキ セイヤはイルカの着ぐるみで登場。曲前にトークなどでたっぷりと盛り上がった後、疾走感あふれるロックナンバーで会場を沸かせた。
昨年シングルでリリースされた「SHIKIBU」も披露。こちらも“阿波の踊り子”ことチャットモンチーがレキシと同じ十二単風衣装をまとい登場、さらに同曲のミュージックビデオに出演している“劇団シキブ”こと俳優の八嶋智人がシークレットで登場。チャットモンチーのヴォーカルとともに、八嶋もダンスで会場を盛り上げた。
ライブ本編のラストから2曲目、「最後の将軍」のイントロが始まり、御題所様風な衣装に身を包んだ“森の石松さん”こと松たか子が登場すると会場の興奮は最高潮に達した。レキシとともに「最後の将軍」を熱唱し、圧倒的なヴォーカル力でオーディエンスを魅了。さらには本編最後の「きらきら武士」にも参加し、レキシとともに扇子で会場を煽り、最高の盛り上がりで本編を締めくくった。
アンコールの幕開けは、アニメ「一休さん」の音楽にのって、レキシとバンドメンバーが一休さん風の衣装に身を包み、ラインダンスを披露し、笑いからスタート。続いて『Vキシ』収録の「一休さんに相談だ」を一休さんスタイルでしんみりと歌い上げると、ステージ下手から屏風が登場。ここで将軍様に扮した八嶋智人が再び登場し、一休さんの名シーン「屏風の虎をだす」寸劇を繰り広げ爆笑に包まれる中、代表曲「狩りから稲作へ」を披露。会場が稲穂に包まれると、オーラスは、再び「KMTR645」のイントロがながれ、最後は今回の出演者全員がステージに登場し、3時間を超えるライブは大盛況で幕となった。
レキシは、8月28日(日)、「上原ひろみとレキシ~レキシが助けにやってきた~」名義でのSPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016への出演が決定した。
■「レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?~大きな仏像の下で~」セットリスト
1.牛シャウト!
2.大奥~ラビリンス~
3.年貢 for you
4.Let’s 忍者
5.古墳へGO!
6.やぶさめの馬
7.KMTR645
8.寺子屋FUNK
9.SHIKIBU
10.salt&stone
11.最後の将軍
12.きらきら武士
EN1.一休さんに相談だ
EN2.狩りから稲作へ
EN3.KMTR645
ゲスト:森の石松さん(松たか子)、阿波の踊り子(チャットモンチ―)、ネコカミノカマタリ(キュウソネコカミ)、シャカッチ(ハナレグミ)、劇団シキブ(八嶋智人)、やついいちろう
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