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本作は『デイ・ブレイクス』というタイトルどおり、「ノラ・ジョーンズ第2章の幕開け=夜明け」と言える作品になっている。サックスにウェイン・ショーター、オルガンにドクター・ロニー・スミスといった巨匠たちも制作に参加し、オリジナル9曲、ホレス・シルヴァー「ピース」、デューク・エリントン「アフリカの花」、ニール・ヤング「ドント・ビー・ディナイド」のカヴァーも収められている。
ノラのデビュー作である『ノラ・ジョーンズ』は、第45回グラミー賞で主要4部門他、計8部門を受賞した傑作だが、最新作『デイ・ブレイクス』もその名盤に近い仕上がりになった。今作では久しぶりにアルバム12曲でピアノを披露しているノラは、「最初のアルバムを発表してから、間違いなくピアノから離れてしまった。弾いたりはしていたけれど、ギターで書きたいっていうのがあったの。だからこれらの曲をピアノで書き始めると、すぐにそれらはピアノで演奏されるべきだっていうことが明白だった。ギター向けの曲じゃなかったのよね。このアルバムでピアノを演奏するのは本当に楽しかった」と語っている。
ノラの“ジャズとピアノへの回帰”のきっかけとなった出来事をふたつ挙げるなら、ひとつめは、2014年のブルーノート・レーベル75周年コンサート「ブルーノート・アット75」。ここでノラはマッコイ・タイナー(ピアノ)、ウェイン・ショーター、ドクター・ロニー・スミス、ロバート・グラスパー(ピアノ)といったレジェンドと共演を果たしたノラは、アルバム制作中もマイルス・デイヴィスやコルトレーン、チャールズ・ミンガスのアルバムを聴きまくっていたという。
そしてもうひとつは、前作からの4年間に経験した2度の出産だ。子育てをする中で、ピアノを弾く機会が自然と増えたというノラは、「私は家でのんびり過ごしてから出産したの。そんなことで真夜中に起きていたりすると、色々なことが頭をよぎったりして、授乳しながらそれをなんとか録音してみたりしたの。結構ピアノを演奏することが多くなったわ。台所にピアノがあることもあって、そこから1年、真夜中のキッチン・ピアノで曲をまた書き始めたの。そのような形でこのアルバムは私の頭の中でひとつにまとまっていったのよ」と語っている。
8月5日(金)からリードシングル「キャリー・オン」を先行配信、ラジオでのオンエアも解禁された。そして、9月上旬にはノラ・ジョーンズの来日プロモーションも決定した滞在中にショウケースライヴ「Norah Jones“DAY BREAKS”Premium Showcase」の開催も予定されている。
また、『デイ・ブレイクス』日本盤のブックレットには、芥川賞作家、川上未映子が収録曲の日本語訳を手掛け、さらにプロモーション用に、シングル「キャリー・オン」のリリックビデオも制作されるそうだ。
- ノラ・ジョーンズ『デイ・ブレイクス』
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