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このイベントは、大宮エリーの美術館で初めての個展「シンシアリー・ユアーズ - 親愛なるあなたの 大宮エリーより」の関連イベントとして開催。ライブペインティングのアーティストは非公開で、美術館へ申し込みをした観客と応募抽選で柴咲コウのファンクラブ会員が合計100名参加した。
十和田市現代美術館副館長の児島さんからイベントの説明につづき、同館で個展を開催中の大宮エリーさんが登場。そして、大宮エリーさんが、今日のスペシャルアーティスト1人目、Schroeder-Headz(シュローダーヘッズ)渡辺シュンスケさんを呼び込み、まずはピアノでSchroeder-Headzの曲「Petal」を披露。曲の途中からインスパイアされた大宮エリーさんが壁に貼られたキャンパスへ筆を動かし始める。
1曲目が終わると、大宮エリーさんから「皆さんソワソワしていますよね。スペシャルゲストをご紹介します。柴咲コウ」と呼び込まれ、客席後方から柴咲コウが登場すると悲鳴にも聞こえる歓声があがった。
カバーアルバム『続こううたう』収録の「白いカイト」を渡辺シュンスケのピアノと口笛、柴咲コウも合わせて口笛を鳴らしイントロがスタート。軽やかで華やかな雰囲気に大宮エリーはキャンバスにピンク色、黄色などパステルカラーが入れられていく。1曲終わるごとに大宮エリーと柴咲コウのトークをはさみ、続いては再度Schroeder-Headzの今年1月にリリースされたアルバム『特異点』から「Surface」。柴咲コウから「私も大好きな曲だからエリーちゃんどんどん描けると思うよ」とアドバイスし、曲の途中にはペイントするローラーを手に取った柴咲コウは自ら履いている白いスニーカーをペイント。キャンバスの色合いにもあった色がスニーカーにも彩られていく。
5曲目は柴咲コウのアカペラが美術館に響き渡る「テルーの唄」。うた、ピアノに共鳴するようにペイントされ、無地のキャンバスに浮かび上がるように色が彩られていく。まさに音楽とアートが同時に生まれる瞬間。そして、曲の終わりで本日一枚目の画が完成。
この特別な空間もいよいよクライマックス。柴咲コウが「私が11歳の時にリリースされた曲で、その時から大好きな曲です」と紹介したのは、GAOの「サヨナラ」。大宮エリーも時に客席後方からふたりのライブと絵をじっと見つめるかと思うとまた前へ来てキャンバスへ色を放つ。「次が最後の曲です。2017年スタートの大河ドラマの撮影がはじまるので、今年はツアーやオリジナルアルバムの制作は難しいなと思ったんですが、その前にもう一枚今年中にリリースしたいなと思って、カバーアルバムを作りました」「うたは聴いてくれるその人に寄り添うものだと思っていますが、今日はアートが生まれる瞬間だし、その責任感が強くなり、伝えようとの思いが強くなったかもしれません。このような素敵な場に参加させていただきありがとうございました」
最後の曲は、レミオロメンの名曲のカバーで「3月9日」。会場に響き渡り鳴り止まない拍手の中、完成した2枚の絵の前にこの絵を描くために参加した3名の記念撮影で幕を閉じた。
<セットリスト>
M1「Petal」Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M2「白いカイト」Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M3「永遠」Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M4「Surface」Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M5「テルーの唄」Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M6「Blue Bird」Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M7「サヨナラ」Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M8「3月9日」Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
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