
7月7日(月)~7月13日(日)の特集はハイム
FUJI ROCK FESTIVAL '25での来日公演も予定している3姉妹バンド=ハイムの最新作『アイ・クイット』をピックアップ。三女アラナのコメント「これまでで一番、自分たちが望んでいたサウンドに近づけることができた」と語られる本作のテーマは、それぞれが恋愛・失恋から学んだ経験と、自身で選んだ自由を謳歌する事。次女ダニエルと過去3作のプロデューサーを務めたアリエル・レヒトシェイドとの破局でバンドとのパートナーシップも終止符が打たれ、新たにタッグを組むのは気心の知れた元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリ。今週は本作『アイ・クイット』を中心にキャリアを振り返ります。
「A56 アーティスト特集 WEEKLY 洋楽」担当ディレクター
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7月14日(月)~7月20日(日)の特集はベンソン・ブーン
COMING SOON!
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7月21日(月)~7月27日(日)の特集はロード
■TOPICS
グラミー賞受賞アーティストのロードが、4年ぶりとなる最新作『ヴァージン』を2025年6月27日(金)にリリースする。今作には、4月24日(金)にリリースした先行シングル「ホワット・ワズ・ザット」を含む計11曲が収録されている。前作『ソーラー・パワー』からさらに進化したサウンドと歌詞を楽しむことができる。
先行シングル「ホワット・ワズ・ザット」は、リリース後間もなくSpotifyの米チャート1位、グローバル・チャート5位を獲得した。本楽曲では、感情を掻き立てるようなロードの歌声と中毒性のあるシンセが特徴的なポップ・サウンドに仕上がっている。オリヴィア・ロドリゴやチャペル・ローンのアルバムを手掛け、2025年のグラミー賞で最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシック)を受賞したダニエル・ナイグロと、チャーリーxcxやドミニク・ファイクの楽曲を多数プロデュースしたJim-E Stackを共作者に迎えている。
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7月28日(月)~8月3日(日)の特集はフランキー・コスモス
■TOPICS
「ニューヨークDIYのローリエット(桂冠詩人)」としてシーンに強い影響を与えたパイオニア、グレタ・クラインによるインディー・ポップ・バンド、フランキー・コスモスの6thアルバム『ディファレント・トーキング』が完成。片や記憶、記憶に残る場所、そして再解釈された感情の集積が、透明感あふれる響きへと昇華している。これは、歳を重ね、時の流れを描いた、力強くも世俗的なインディー・ロックでありながら、現代社会に鮮やかに響く作品だ。フランキー・コスモスのリードシンガー、ギタリスト、そしてソングライターであるグレタ・クラインは、長年にわたり、現在のインディー・シーンで最も巧みで、最も必要とされるソングライターの一人として称賛されてきたが、『ディファレント・トーキング』では、彼女の歌詞は幾分和らいでいる。近年の作品を特徴づけていた皮肉めいたシニシズムは、人間の脳と心の驚くべき、そして避けられない過ちへの共感に変化している。彼女は10代後半からアメリカのインディー/アンダーグラウンドシーンの常連であり、Bandcampでの多くのリリースや2014年のデビュー作『Zentropy』で、「ニューヨークDIYのローリエット(桂冠詩人)」の異名をとった。若い世代にとって、このような肩書きは重すぎるかもしれないが、彼女が現代のポップミュージックに与えた比類なき影響は否定できない。若い女性が寝室でシンセサイザーを手に取り、数曲をインターネットに公開するだけで瞬く間にスーパースターになるというイメージは今や当たり前になった。それは、大手レーベルのマーケティング部門でムードボードに飾られるずっと前から、彼女と仲間たちが、女性アーティストによるDIYの天才を、当たり前の存在として位置づけ、称賛してきたからだ。
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フランキー・コスモス『ディファレント・トーキング』DISC INFO
2025年6月27日(金)発売
SP1675CDJ/2,750円(税込)
ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
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